2024年6月9日日曜日。
山形県南陽市の「東北の伊勢 熊野大社」をお詣りしました。
しかし、熊野大社詣りは当初の目的ではありませんでした。
今回山形県(米沢市)を訪れた目的は、大阪の娘夫婦にさくらんぼを送るため。
産地直送、真っ赤な宝石「佐藤錦」が、明日大阪に着くはず。
楽しみ楽しみ
で、ついでにどこか寄っていきましょうか?と検索したところ、そう遠くないところに山形県のパワースポットを発見。
それが、熊野大社だったのです。
ナビの案内ですと、上の写真の左側の道路から左折して鳥居の先もっと奥(神社の方角)の第一駐車場に向かうようになりますが、この大鳥居をくぐらずしてはもったいない、と急遽鳥居脇の第二駐車場に車を停め、そこから歩くことにしました。
とても立派で威厳を感じる鳥居です。
昔(大正?昭和初期?)は、下のような感じだったのでしょうか?
門前町を歩き、熊野大社を目指します。
熊野大社側から歩ってきた道を振り返ったところです。
そして。
いよいよ熊野大社境内に入ります。
大きな神社やお寺に入る際、すっと空気感が変わることがありますが、こちらの熊野大社も同様で、すっと空気感が変わりました。
とても爽やかで清涼感のある空気に包まれながら本殿に進みます。
境内入ってすぐ右側にある「大銀杏」の木。
とても大きくて、ものすごい生命力を感じます。
寛治元年(1087年)鎌倉権五郎景政という方がお手植されたと伝えられています。
937年前。
県指定天然記念物。
手水舎
初夏の花が浮かべられていてとても素敵です。
おみ坂を進みます。
拝殿の手前にあるのは、音色に願いをこめる縁結び祈願祭「かなで」
境内では、たくさんの風鈴が涼やかな音色を奏で、短冊に込められた想いが境内に満ちあふれます。
びっくりするくらいの風鈴の数とその音色に圧倒されます。
風が吹くと一斉に音を奏で始めます。
時間の許す限り、ずっと聴いていたい音色です。
現実世界からふと異空間に引き込まれるような感覚さえ覚えます。
拝殿
日本三熊野のうちの一つ、熊野大社。
大同元年(806年)、平城天皇の勅命により再建されたと伝えられています。
その後も時の天皇、法皇の恩恵をうけ、のちに天台宗・真言宗・羽黒修験・新道の四派も加わり熊野修験の霊場として栄えたそうです。
この荘厳な拝殿は山形県内最古の茅葺き屋根建築で、文化財に指定されています。
拝殿にてお詣りした後、三羽のうさぎのいる本殿に向かいます。
本殿に向かう途中(拝殿の裏)にも「かなで」がありました。
こちらは足元にミストが出ていて、素晴らしく幻想的な雰囲気になっています。
本殿に向かう途中のお稲荷様。
この先を右に曲がると、いよいよ本殿です。
本殿・二宮・三宮が祀られています。
この先は撮影禁止、発語禁止です。
とても神聖な区域に立ち入らせていただきますので、こちらも気を引き締めて進みます。
入り口で拝礼料(300円)を納め、大麻(おおぬさ)で身を清め、お守りと玉串をいただき、中に入ります。
玉串を両手で持ち、無言で本殿「熊野夫須美大神」二宮「熊野速玉大神」三宮「熊野家津御子大神」をお詣りします。
玉串は本殿「熊野夫須美大神」で捧げます。
拝礼後三羽の兎を探しましたが、手引書にある二羽しか見つけることができませんでした。
残りの一羽は、次回参拝時への持ち越しとさせていただきます。
御朱印を二種類授かりました。
三羽のうさぎちゃんのモチーフがとても可愛いです。
おみ坂を下り、大銀杏の脇には素敵なカフェ「icho cafe」
もし、平日来る機会があったらぜひ食べてみたい結うさぎ
ここで三羽のうさぎを探すのもアリですな
爽やかで凛とした空気に包まれ、とても清々しい気持ちでお詣りできました。
わりと近くにありながら、今まで一度もお詣りしたことがなかった熊野大社。
今回ご縁があり、お詣りさせていただくことができました。
お導きに感謝します。
ぜひまた伺わせていただきます。
・・残りのうさぎも見つけなくては・・