2024年1月28日

 

なんとなく、現状の諸々の潮目を変えたいという思いがあり、日光東照宮に参拝に出かけました。

 

日光東照宮は、我が家にとって不思議なご縁がある・・と勝手に思わせてもらっている場所です。

 

なかなか決定打の出なかった家・土地の購入でいい場所が見つかったことや、しばらく二人目不妊で悩んでいたところ、ポコッと妊娠できたこととか。

 

日光東照宮をお参りすると、事態はいい方向に進み始めるような。

 

 

早朝の那須高原サービスエリア。

 

まずは、ここで朝ごはんです。

 

 

朝ラーです。

 

冷え冷えの早朝にいただく熱々ラーメンはとても美味しい。

 

 

無事に日光に到着。

 

駐車場から日光街道の坂を登り、東照宮に向かいます。

 

凛とした空気感が清々しく、とても気持ちがいい。

 

 

途中の水路の水の流れが一部凍っていました。

 

朝日を浴びて、キラキラと水晶のようです。

 

 

 

 

この先に日光東照宮があります。

 

 

いつもはこのまま真っ直ぐ東照宮に向かいますが、ふと右側に見える「世界遺産 日光山輪王寺」が気になり、吸い込まれるように境内に入りました。

 

 

 

そこで目にしたのがこちら。

 

ちょうど、徳川家康公坐像初公開中とのお知らせ。

 

不思議なお導きを感じ、輪王寺内に入ります。

 

 

日光山は、約1250年前の奈良時代末(766年)に開山されました。

 

平安時代には、弘法大師「空海」や慈覚大師「円仁」の来山伝承があり、日光山は天台宗大本山としての歩みを始めます。

 

鎌倉幕府から崇敬を受けた日光山は、将軍の護持僧となる僧侶を輩出。

 

「男体山・女峰山・太郎山」の三山を『神』とし、同時に「千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音」の『仏』として崇める「日光三所権現」の信仰が整い、日光山信仰が盛んになります。

 

1590年の豊臣秀吉の小田原攻めの際、北条側に加担したため寺領を没収され一時衰退しますが、徳川初代将軍「徳川家康」二代「秀忠」三代「家光」らから絶大な崇敬を受けた高僧「天海」により復興を遂げました。

 

家康公は1616年、人生の指南役であった天海大僧正らを駿府城(静岡)枕辺に招き「自分の死後、遺体を久能山(静岡)に納め、葬儀は増上寺(東京)で行い、位牌を大樹寺(愛知)に立て、一周忌を過ぎたら日光山に小さき堂を建てて勧請せよ。我、関八洲の鎮守とならん」という遺言を託しました。

 

天海大僧正は遺言を受け、「山王一実神道」により家康公の御霊を「東照大権現」(現在の東照宮)として祀りました。

 

三代将軍「家光」は、祖父「家康」への尊崇の念深く、家康公の死後20年となる1636年に東照宮を現在の豪華絢爛な社殿へと大きく建て替えました。

 

1651年4月の臨終に際して、敬愛する天海大僧正と祖父家康公の眠る日光山への埋葬を遺言し、1年2ヶ月という短期間で、山内西端の地に「大猷院(たいゆういん)が造営されました。

 

明治維新の戊辰戦争では多くの人々の努力で戦禍に巻き込まれることなく済みましたが、1871年に「神仏分離令」が発布され、それまでの神仏習合の霊山として一つものであった日光山も「輪王寺・二荒山神社・東照宮」に分離され「日光二社一寺」と呼ばれるようになります。

 

第二次世界大戦(1939〜1945年)でも空襲に遭うことなく、全ての文化財は無傷に継承されました。

 

1999年12月、日光二社一寺の輪王寺38棟、東照宮40棟、二荒山神社23棟、その他2棟、合計103棟と50.8ヘクタールの境内が、ユネスコの世界遺産に「日光の社寺」として登録され、現在に至っています。

 

 

 

輪王寺本堂(三仏堂)です。

 

寺内は撮影禁止のため、残念ながら画像はありませんが、圧倒的な空気感。

 

 

千手観音・阿弥陀如来・馬頭観音の三仏の仏像の迫力といいましょうか・・存在感に圧倒されます。

 

少し息苦しくなるくらいの感覚。

 

そして、徳川家康公坐像と対面。

 

想像よりはるか小さな坐像でしたが、異様な存在感を放っていらっしゃいました。

 

 

家康公坐像初公開を狙って来たわけではなかったので、この偶然のお導きに感謝しながらありがたく拝礼させていただきました。

 

 

参拝後、御朱印を授かりました。

 

 

 

そして、いざ!東照宮へ。

 

 

 

 

 

相変わらず、ものすごい数の参拝者です。

 

コロナ禍も過ぎましたので、ワールドワイドな雰囲気満載です。

 

 

陽明門

 

 

 

唐門

 

 

坂下門にほっこりいる眠猫。

 

 

猫ちゃんが眠っているので、背面にいる雀ちゃんたちものびのび〜。

 

平和な世の中の象徴です。

 

 

比較的段差の大きな石の階段が207段。

 

えっちらおっちら登ります。

 

 

奥宮

 

 

徳川家康公の墓所。

 

野外なのですが、どことなく息苦しいような感覚になります。

 

ものすごい気を感じます。

 

そして、最後に本地堂で鳴龍の鳴き声を聞き、東照宮をあとにしました。

 

 

ちなみに、奥宮のところでおみくじをひかせてもらいました。

 

手詰まり的な現状の潮目を変えてくれ〜と願いながら。

 

 

末吉

 

 

・・・。

 

承知いたしました。

 

自分の足元をもう一回見つめ直してみます。

 

 

奥宮で眠猫のお守りも授かりました。

 

玄関などに飾るといい、とあったので、立春の日に玄関に飾りました。

 

 

平和な風が吹き込みますように。