どこに行ってみようか?走ってみようか?


行きたい場所はどこだろう?どうやっていけばいいんだろう?


道は見えるけど、先に光は見えそうにもなくて、光は見えるけどそこに続く道が見えない。
立ち往生してどれくらいたつだろう?


空をみたら満月が真上にあって僕の足元を照らす。地面は荒れていて一歩一歩しっかり歩かないと怪我をしてしまいそうだ。


この一歩を踏み出したら道はみえるんだろうか?その道はあの光に繋がっているんだろうか?
そんな事を考えたらみんなよりスタートが遅れていた。


“負けるもんか”って半歩足を出したら、さっき立っていた地面より少し歩きやすくて、月が強く光り始めた。


なんて事はなかった。
結局は自分次第で半歩でも一歩でも二段飛ばしでも行けたんだ。
見えないだけで地面はすぐ下にあって道は出来ていた。


ちょっとの勇気と少しの無謀、強い志で世界は違って見えるもんだった。

みんなから遅れたっていい。
今からが僕のスタートだ。