人を羨んでいた少年がいた。


彼は自分に自信がなくって、でもそんな自分から目を背けて日々をすごしていた。


自分はどんな大人になるんだろう、と未来を考えてもビジョンは見えず一日一日が過ぎていく。

そんな自分が嫌になって自分を見つめ直したら、ちょっとだけ未来が開けた。


人と同じ事をするのでも、手探りで人と違う“自分なり”のやり方を見つけたら未来に繋がる気がした。


他の人が出来る事があったり出来ない事があったり、それは自分にも言えることで、ただみんな口に出さないだけで、もがいてるのかもしれない。

そういう事を受け入れて一つ一つ乗り越えて成長してきた。


その積み重ねが今になってる。


今ではそれほど人と自分を比べなくなった。


それでも人を羨んだりする事がまだある。


ちょっと変わったことは“自分は『まだまだ』だな”って笑いながら未来を見ることが出来てる


朝日が出て今日が始まる。いつもと変わらず右足から未来が始まる。。