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現在、東京芸術劇場 シアターウエストにて上演中の舞台『1995117546』に出演している小林唯にちょこっとインタビュー♪

舞台『1995117546』開幕しました、お気持ちをお聞かせください
初めてのストレートプレイ、歌わない自分がどう受け入れてもらえるのかと初日の一回目は不安と緊張で心が破裂しそうでした。
カーテンコールでは役の心情が残っているし、無事終えた安堵と皆さまの拍手を浴びたことで感情がぐちゃぐちゃでした。
ですがこの公演に参加したことで、1人の「役者」として自信がついたというか、誇らしい気持ちでいます。歌わなくても本番が最高に楽しいので、自分はやっぱり演じることが好きなんだなと再確認することができました。
役どころも含めて、見どころを教えてください
今回の役は基本的におじさんです。人間の弱い部分が全面に出ていたり、嫌な奴だったり、こういう人いるいる!と思ってもらえると思います。今までは「王子」だったり「純真無垢」だったりが多かったですが、今回は転げ回って、頭を掻きむしって、むしゃむしゃパンを食べながら喋るようなおじさんたちです。
こんな以前までとの振れ幅を味わえるのは、役者として思わずニヤニヤするぐらい楽しいです。
今後はまたそういう役柄はなかなかないと思いますので、今のうちに味わって、イメージを壊せるだけ壊せたらと思います。笑
作品としても、抽象的な演出手法が多く、これぞ演劇!という感じで、まるで下北沢にいるような感覚になると思います。
ウォーリーさんを中心に役者も積極的に意見を出し合い作ってきました。
普段ミュージカルを観劇されているお客さまにもにも新鮮で楽しんでもらえると思います!
出演が決まったときのお気持ちを教えてください
記憶はありませんが地元で実際に起きた災害がテーマですし、兵庫、大阪出身の人にやっていただきたいことでしたので、身が引き締まる思いでした。
同時に演劇としてとても意義のあるものになるだろうと思ったのでぜひやってみたいと思いました。
今回の稽古で印象に残っていることを教えてください
全てが印象的ですね。最初は演劇的なワークショップからスタートし、このシーンをどう表現するかチームごとに分かれて発表し合ったり、高校の演劇科のころを思い出して懐かしくなったりしました。あとは毎日、変更や追加演出の連続でついていくのが大変でしたが、休み前には毎回みんなでご飯に行って色々話したりとてもクリエイティブな現場だったのが印象的です。
これから観劇する方へ一言お願いします
テーマは重いものですが、ポップな部分やファンタジー要素もあり、震災をいろいろな角度から捉えた超演劇的意欲作でもあります。
なので、そこまで気負わず一つの演劇作品として楽しめるものにもなっておりますので、ぜひ劇場で体感していただきたいです。
あと僕のお客さまにとっては観たことない小林唯が待ってますので、特に新鮮で刺激的な演劇体験になると思います。笑
お待ちしております!
東京公演:東京芸術劇場 シアターウエスト
12月27日(土)まで
公式HP


