君を背中からぎゅっと抱きしめてみる。





うまく言葉に出来ないから。





どんな顔して、どんな目をして伝えれば良いのか分からないから。





背中をぎゅっと抱きしめてみる。





「甘えたくなったの?」と君は笑う。





違うよ、違うんだ。





君の髪に顔を埋める事しか出来ない僕。





まるで片想いしてるみたいな切なさ。





無い頭をフル回転させてみるけど、この想いに比例する言葉が見付からない。





この背中を通り抜けて君の心を両手で温めてあげたいんだよ。