心理カウンセラーの大嶋信頼さんが書かれた
この本に出会ったのはSNSで誰かが投稿していたのを読んで、あとタイトルが気になったから買ってみた。
仕事や友人関係、恋愛、子育て....ちょっとしたことで不安になることはありませんか?
✔ 読んでもらいたい人
・将来が心配で寝れない
・人と比べて自信がなくなる
・プレッシャーで体調を崩す
・人の顔色が気になってしかたない
✔ ちょっとしたことで不安になっていあませんか?
・気のない返事....もしかして嫌われてる?
・誰かがほめられると自信がなくなる
・次の会議が気になって眠れない
・不安と緊張でお腹が痛くなる
・人のちょっとした表情を見て、変なことを言ってしまったのかなと思う
・自分の子どもを他人の子どもと比べてしまい、成長が遅いのではとものすごく不安にかられる
簡単なコツで「不安モード」を解除できる!
ちょっとしたことで不安になるので、いつも自身がない状態になったり、人の顔色を伺ってしまい、人間関係でも悩むことが多くなりがちです。
不安になる根本的な理由がわかると、不安に対して敏感に反応しなくなります。
自分にもダメ出しをしにくくなるので、安定した心を取り戻すことができます。
もくじ
1. ちょっとしたことで不安が押し寄せる
2. すぐ不安になる人はいつも緊張している
3. どう思われてる?人がいちいち気になる!
4. ブレない自分を手に入れるために
5. 悪い妄想を断ち切り、リミットレスに人生謳歌!
この本「すぐに不安になってしまう」が一瞬で消える方法 を読んでいいなって思ったところをブログに残しておこうと思います。
【第二章】 すぐ不安になる人はいつも緊張している
(第二章 「すぐ不安になる人はいつも緊張している」は読み応えがあるので二部に分けて書こうと思います。)
「きっと誰かが助けてくれる」と思えない
すぐ不安になる人とならない人、どういう違いがあるのでしょうか。
すぐ不安になる人に共通する行動は、不安になるたびに「自分にダメ出し」をすることです。
ダメ出しをしてしまう人としない人の違いを観察してみました。
すると「人間に対する信頼感が違う」ということに気が付きました。
自分へのダメ出しが止まらない人は”四面楚歌”の状態です。
誰も助けがこないと思っているので、「緊張が止まらず、いつも馬鹿にされてるとか嫌われている、とかこのままもっと悪くなる」と考えてしまうのです。
他人への「信頼感が強いのか弱いのかを確かめる簡単な方法が、「頭の中で”人間”をイメージする」というものです。
他人への信頼感が強い人の場合は、現実にいるような「リアルな人間」がしっかり頭の中に浮かんできます。一方、信頼感の弱い人の場合はリアルな人間の姿ではなく”別のもの”が浮かんできます。
意識的にはしっかり人間として見えていたとしても、感覚的に周りの人たちが自分と同じ感情をもった三次元の人間に見えていなければ、当然、人を見たらこわくなります。
同じ人間という感覚がないので”安心感”はありません。
安心感がないので、いつも得体のしれない相手から攻撃を想定して、不安になっていまいます。
相手の攻撃に備えて自分にダメ出しを入れ続けてしまうので、ちょっとしたことで不安になって苦しくなってしまうのです。
緊張して悪い考えが浮かぶのは緊張ホルモンのせい
不安にならないタイプの人は、普段の生活の中では緊張が低く、いつもと違う出来事があったとしても、その瞬間に緊張感を自動的に高めて集中力を発揮し、的確にその状況に対処します。
瞬時に緊張を高めて脳を活発に働かせれるので、その場で適切な判断ができるのです。
ところが、すぐに不安になってしまう人は、ずっと緊張しているので、びくびくしなが歩いています。
普通の人だったら集中力が高まるはずの場面で頭の中が真っ白になって集中できなくなるのです。
その場で適切な判断ができずに、あとになって「なんであのときにああしなかったんだろう?」とか「なんであのときあんなことをしちゃったんだろう?」と後悔してグルグル考えて不安になります。
固まって動けなくなってしまうのは、肝心な場面で緊張が下がってしまうからです。
下がった分の緊張のホルモンが一気に上がり、「あれもこれも、私を嫌ったからやっていたことじゃないのか?」と頭が働きます。
すべて「嫌っている」を証拠にして「嫌われている現実」を作り出していまうのです。
プレッシャーでおなかが痛いのは自己免疫の暴走
不安や緊張でおなかが痛くなった経験はあるのでしょうか?
すぐ不安になる人は不安になるたびに「自分にダメ出し」をしてしまいます。
そのダメ出しで腹痛がおきるのです。
ストレスで胃潰瘍(いかいよう)になる、というのは最近では一般常識的になっています。不安や緊張でおなかが痛くなる、というのもわかる人にはわかるはずです。
自分にダメ出しをすることで、脳の感じたストレスが腸に伝わり、腸にダメージを与え、そして、ダメージを与えたせいで腸の免疫機能が暴走していしまうから、どんどん正常な自分にダメ出しをする、と考えられます。
つまり、「自分のダメ出しが止まらない」と思っていますが、腸のせいでダメ出しをせられているだけ、とも言えます。
そして腸自体が修復されればダメ出しは止まる、ということ。
ダメ出しのせいで、すぐ不安になってしまいますが、「このダメ出しは本来の自分の思考じゃない」「ダメ出ししてまうのは、自分の考え方の問題じゃない」と思うだけでもかなり変わってきます。
自己免疫は本来、自分自身を守るために働いてくれています。
暴走する自己免疫でダメ出しをして不安になってしまうのは、本当は自己免疫が自分を守ろうとしてくれているだけ。
心にダメ出しが湧いたとき、「自己免疫が守ってくれている」と思うと、自然に暴走が止まっていきます。