西岡壱誠さんが書かれた「東大読書」

 

『読む力』と『地頭力』がいっきに高まる。

 

 

 

 

「地頭力」とは、「素の頭の良さ」「自分で考える力」のことです。

 

「地頭」がいい人は、さっと本質をとらえたり、論理展開がクリアだったり、物事を多角的にとらえたり、知識を使いこなせたり、複雑なことを一言で説明できたりするわけですが、これって自分の努力で鍛えられるものなのでしょうか?

 

「地頭」は元から決まっている、強化できないものなのでしょうか?

 

実は「地頭」は、本の読み方を変えるだけで鍛えられるものなのです。

 

 

 

受け身の読書から「能動的な読書」へ

 

東大生の読書は「へぇ、なるほど、そうなのか」では終わらず「えっ、それはなんでなんだろう?」「それって本当なの?」「こういう意見に対してどういう反論をするのだろう?」と能動的に読書をします。

 

 

読み終わった後も、感想を友達と語り合ったり自分の意見をぶつけたりします。

 

そこから議論や考察を深めたりと、とことん本と「議論」する読み方をしているのです。

 

受動的な読み方では本の内容が頭に入りにくい。

 

きちんと能動的に、次にどういう展開がくるのか、なんで著者がその話をしているのかを考えながら読んだほうが、本の内容を理解しやすいのです。

 

 

そうすることで「本を読み込む力」は鍛えられます。

 

 

また受動的な読み方では、自分の考えることにはつながりません。

 

きちんと能動的に「この意見はどのような反論があるのだろうか?」「自分だったらどういう結論をだすだろう?」と自分で考えていくとこで「地頭力」が鍛えられるのです。

 

 

東大生は、

受動的に本を読むのではなく、本と対話・議論しながら、能動的に本を読みます。

 

 

だからこそ、「知識を自分のものにして、同時に地頭力も身につける」ことができるのです。

 

 

メモ:能動的とは、自らが考えて物事に取り組むという意味。受動的とは、他からのはたらきかけを受けること

 

 

 

「東大読書」で鍛えられる5つの力

能動的に本を読むテクニックで5つの力を身につけて、東大生が持っている「地頭力」と「読み込む力」の両方を身につけることができるようになる。

 

 

 東大読書で鍛えられる5つの力

 

 

 「読解力」(ステップ 1)

素早く、かつ正しく文章の内容を理解し、文章を読み込んで理解する力

 

「論理的思考力」(ステップ 2)

より深くその文章を理解し、論理の流れがクリアに追えるようになる力

 

「要約力」(ステップ 3)

他人に説明しやすい形に嚙み砕く力

 

「客観的思考力」(ステップ 4)

さまざまな視点からの意見、多角的なモノの見方を持つための力


「応用力」(ステップ 5)

得た知識を他のところにも活かせるように自分のものにする力です。

 

 

 

つぎのブログから、この5つの力を鍛える方法 ステップ1~ステップ5を詳しく書こうと思う。

 

ステップ .1

「読み込む力」を劇的にあげる.....仮説作り

 

ステップ .2

「論理の流れ」がクリアに見える.....取材読み

 

ステップ .3

「一言で説明する力」を鍛える.....整理読み

 

ステップ .4

「多面的なモノの見方」を身につける.....検証読み

 

ステップ .5

「ずっと覚えている」ことができる.....議論読み