西岡壱誠さんが書かれた「東大作文」
『伝える力』と『地頭力』がいっきに高まる。
東大作文で身につく「5つの力」
仕事でもプライベートでも!「もう、文章に悩まい」最強のアウトプット術
CHAPTER2.
目次作りで見間違えるほど読みやすい文章になる
東大生は「つながり」と「順番」を意識する。
文章の読みやすさは「論理」で決まる
「目次作り」は、論理的で相手に伝わりやすい文章を書くために、どんな形で文章を書けばいいのかを理解できるスキルです。
「まあ、わかってくれるだろう」
「多少飛躍していたり難しくても、読者はわかってくれる」
「読者は自分と同じぐらい頭がいいから」
そう思い込んで、言いたいことをが何なのかわからないまま文章を作ってしまう病気です。
・ 読者は頭がいい病を克服する
「相手に伝わる論理的な文章」を書く
「論理とは何か」
一言で言うと「つながり」です
「論や文章・話のつながり」が論理であり、「物事のつなげ方」が論理的思考です。
相手に伝わる論理的な文章を書きたかったら「つながり」を意識する必要がある。
・ 読者の位置をつかもう
「読者は頭がいい病」を克服し論理的な文章を書くには?
「読者の位置」を理解する。
読者のことをきちんと理解しているなら、自然と「これは伝わらないな」「ここ、論理が飛躍しているな」を理解できるようになっていきます。
読者の位置を理解して、「ゴールまでのルート作り」をしなければならない。
ルート選びで論理的な「正しい順番」の型がわかる
文章の型さえ理解しておけば、誰でも簡単に、相手に伝わる文章を作ることができる。
・同格型(サンドイッチフォーマット)
主張を何度も言い換えながら繰り返し語ることで相手にわかってもらう。
・因果型
原因になる事実を並べていき、最後に「ということで、こうなんです」と結果である自分の主張を持ってくる。
みんなが知っている事実や質問から入ることで読者が受け入れやすい文章を作れる。
・対比型
2つ以上の対立する概念、2つ以上ある選択肢を述べます。
双方の具体的な説明と具体的な例が述べられ、比較した後で主張が出現します。
2つを比較しながら自分の主張に帰結させるのが対比型です。
3つの型は、「読者との距離」によって使い分ける。
ルート作りのやり方
1. 「あとがき作り」の主張と目的を見て、その言葉を誰に伝えたいのか、具体的に想起してみる。
2. その読者が、主張と目的に対して、以下のどの関係なのかを考えて、1つを選び、それがどのルートだったのかを付箋に書き留めておく。
主張とそこまで距離がない相手
→同格型
主張と距離がある相手
→因果型
主張を疑っている相手
→対比型
【まとめ】
主張と読者のとの「距離」がわかれば、文章の構成は1つに決まる。