(8日終値)

ドル・円相場(9日3時時点):8日15時時点比37銭高の1ドル=95.71円

ユーロ・円相場:同48銭安の1ユーロ=124.31円

ユーロ・ドル相場:同0.0103ドル安の1ユーロ=1.2987ドル

FTSE100種総合株価指数:前日比44.42ポイント高の6483.58

ドイツ株式指数(DAX):同46.70ポイント高の7986.47

10年物英国債利回り(9日3時時点):同0.050%高い(価格は安い)2.061%

10年物独国債利回り(9日3時時点):同0.033%高い(価格は安い)1.525%


(主な欧州経済指標)          <発表値>    <前回発表値>

1月仏財政収支            128億ユーロの赤字 872億ユーロの赤字

2月スイス消費者物価指数(CPI、前月比) 0.3%         ▲0.3%

1月独鉱工業生産(前月比)         0.0%       0.6%・改


※改は改定値、▲はマイナスを表す。


(各市場の動き)

・ドル円は頭が重かった。米景気の回復期待が高まるなか、日米金融政策の方向性の違いなどから円売り・ドル買いが先行。米労働省が発表した2月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比23万6000人増、失業率が7.7%といずれも予想より強い内容だったことが分かると、米景気が勢いを増しているとの見方が浮上。円売り・ドル買いが加速した。節目の96.00円を上抜けて断続的にストップロスを巻き込むと、一時2009年8月12日以来の高値となる96.60円まで上値を伸ばした。

 ただ、そのあとは上値の重さが目立った。米雇用統計への期待から事前にドル高が進んでいたこともあって、「上値が重い」と見た市場参加者が利益確定に動いたほか、市場では「96.75円、97.00円にはバリアオプションが観測されている」との指摘があり一時95.50-53円まで下押しした。格付け会社フィッチがイタリアを格下げし、ユーロ円が売られた影響も受けた。


・ユーロドルは下落。スペインやイタリアの国債利回りが低下し欧州株相場が上昇したため、投資家心理が改善。ユーロ買い・ドル売りが先行した。前日の高値1.3119ドルを上抜けて、一時1.3135ドルまで上値を伸ばした。ただ、市場では「1.31ドル台半ばにかけては売り注文が並んでいる」との指摘があったほか、2月28日の高値1.3163ドルがレジスタンスとして意識されたため失速した。

 ニューヨークの取引時間帯に入り、2月米雇用統計が大幅に改善したことが分かると教科書的なドル買いが強まった。昨日の安値1.29655ドルを下抜けて、一時2012年12月11日以来の安値となる1.2955ドルまで下げた。急ピッチで下落した反動で1.30ドル台前半まで下げ渋る場面もあったが、フィッチがイタリアの格付けを「A-」から「BBB+」に引き下げたことが相場の重しとなり戻りは鈍かった。


・ユーロ円はさえない。日欧株価の上昇を手掛かりに投資家のリスク選好度が強まり、円売り・ユーロ買いが先行。米雇用統計発表直後に一時125.95円と2月14日以来の高値を付けた。ただ、そのあとはユーロドルの失速につれて円買い・ユーロ売りが優勢となった。イタリアの格下げを受けて一時123.825円と日通し安値を更新している。


・ロンドン株式相場は続伸。2007年12月27日以来の高値水準。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、2月米雇用統計が大幅に改善したことをきっかけに買いが優勢となった。HSBCやバークレイズ、RBSなど金融株中心に買いが入り、指数を押し上げた。BPやBGグループなどエネルギー株の一角にも買いが入った。


・フランクフルト株式相場は4日続伸。2007年12月28日以来の高値。日本株相場の上昇などを手掛かりに買いが先行。2月米雇用統計が大幅に改善したことが分かると、独市場でも買いが活発化した。個別では、ティッセン・クルップ(6.40%高)やインフィニオン(5.63%高)、コメルツ銀行(2.11%高)などの上昇が目立った。半面、ランクセス(2.51%安)やバイエルスドルフ(1.58%安)などが売られた。


・欧州債券相場は下落。株高や米債安を受けた。


(GI 中村知博)


GI24より抜粋


米雇用統計はかなり強いものとなりました。


こうなるとFRBの金融緩和策の継続の必要性も


なくなるわけでダウ平均が失速しております。