恋愛に興味を持ち出したのが遅すぎたんやろうか。
最近そんな気がして仕方がない。
学生の頃はスポーツにひたすら励んで、二十歳から働き出して6年一人前になろうと必死に頑張ってきた。
好きな女性ができたが何を喋ればいいのか何をしてあげればいいのか全くわからない。
結局何もできずに終ってしまう。
このまま恋愛も出来ずに一人で一生を終わらせてしまうのだろうか。
そんな気がしてしまう。
夜の顔を鏡で映せばなんて悲しい顔なの
強がりばかりで素直になれないなんて悲しい顔なの
こんな私のどこが好きなの、何故にそんなに優しいの
私が可哀想に見えるから、それとも懐かしく思えたから
気まぐれだったらやめてちょうだい
本気で好きになりそうだから
あなたの前では綺麗でいたいし、可愛い女でいたいの
厚化粧は嫌いでしょう でも今の私、昔の私じゃないから

「私はいつも嘘をついてきたわ」
お前いつもそう言うけれど
けしてそれは裏切りじゃないんだし、そこまで自分を責めることはないさ
お前の素顔が綺麗だったからこそ、あのとき手鏡贈ったんだ
お前過去を化粧で隠すためじゃなく素直な心を映せばいい
誤解しないで聞いて欲しいんだ。
俺が今までしてきたことは
時の手のひらでお前に示した精一杯の愛だったんだ
さあ、化粧をおとしたら髪をとかして、そのまま静かに眠ろう


ちなみに私はいつもすっぴんです(心は)
コツコツとアスファルトに刻む足音を踏み締めるたびに、俺は俺であり続けたいそう願った。
裏腹な心たちが見えてやりきれない夜を数え、逃れられない闇の中で今日も眠ったふりをする。
死にたいくらいに憧れた華の都大東京薄っぺらのボストンバック北へ北へ向かった。
ざらついた苦い砂を噛むと、ねじ伏せられた正直さが今頃になってやけに骨身に染みる。
ああ、幸せの蜻蛉よどこへ、お前はどこへ飛んで行く。
ああ、幸せの蜻蛉がほら舌を出して笑ってらぁ。


明日からまた冬の風が横っ面を吹き抜けて行く。
それでもおめおめと生き抜く俺を恥じらう。
裸足のまんまじゃ寒くて凍りつきそうな夜を数え、だけど俺はこの街を愛し、この街を憎んだ。
死にたいくらいに憧れた東京の馬鹿野郎が知らん顔して黙ったまま突っ立ってる。
ケツの座りの悪い都会でいきどおりの酒をたらせば半端な俺の骨身に染みる。
ああ、幸せの蜻蛉よどこへお前はどこへ飛んで行く。
ああ、幸せの蜻蛉がほら舌を出して笑ってらぁ。
ああ、幸せの蜻蛉よどこへお前はどこへ飛んで行く。
ああ、幸せの蜻蛉がほら舌を出して笑ってらぁ。