■釣行当日

午前便の場合は、早起きして船宿に向かいましょう。
時間に余裕を持っていくと、船宿の観察もできますし、
私のような小心者(笑)は、他のお客さんの動きをみながら
学習することもできます。

朝食は軽くでも構いませんので、必ず何か摂っておいてください。
船酔いが気になる人は、朝食後に酔い止め薬を飲んでおいてください。

※船酔いについて

例えば、普通に車に乗れる人ならば、あまり船酔いには
かかりません。あくまでも、保険のための酔い止め薬です。

・・・

と、思い込むことが重要なんです。これマジで。
思うに、船酔いはほぼ100%精神的なものです。
「酔いそうだな~」「大丈夫かな~」と思っていると酔います。
「オレはゼッタイに船酔いしないんだ!」
と自分に言い聞かせることが大事です。
(子供はこの限りではない)

■船宿に到着

ここからは、船宿によって作法が違いますので、
分からなければ船宿の人に聞いてください。
親切に教えてくれますよ。

船を数隻持っている船宿は、店舗のような場所で受付をします。

・釣りものを伝える。
・(必要に応じて)餌や仕掛け、氷を購入する。
・レンタルタックルを借りる。
・お金を払う。
・乗船名簿に氏名や連絡先を記入する。

ここまでは大体どこの船宿も同じだと思いますが、
船のどこに座るか(釣り座)はいろいろなパターンがあります。

・先着順A
 船や桟橋に荷物を置いて自分の場所を確保する。

・先着順B
 船宿などに席札があって、これを取る。

・予約順
 船宿に予約をいれた順番に、好きな席を選ぶ。

・抽選
 乗客全員でくじを引いて順番を決める。

■準備~出船まで

釣り座が決まったら、出船まで自分の席に座って準備をしてください。
とは言え、初めての場合はどうすればいいのか分かりませんよね。
そんな時は、船長がいれば船長に聞くのが一番早いです。
もしいなければ、周りのお客さんの中で親切そうな人(笑)に
「初めてなんですけど、どうすればいいですか?」と
聞いてみてください。

その人がイヤそうな顔をした場合、大した釣り人ではありません(笑)
これホントです。初心者をバカにするような釣り人は、
翻って自分もバカにされるんです。どんな世界でも、
自分より上手な人はいますからね。だから私は「聞かれれば」
どんなことにも答えるようにしています。
聞かれなければ積極的に教えることもしません。
なぜなら、他人に迷惑がかからなければ、
どんな釣り方をするのもその人の自由だから。

ちょっと脇道にそれましたが、
準備が完了したら心静かに出船まで待ちましょう。
大体、あとから船長が来て、餌やバケツ、ライフジャケットなどを
配ったりします。ライフジャケットは必ず着てください。
最近は軽くて涼しい膨張式のライフジャケットを、無料で
貸してくれます。

また、釣り方のレクチャーをする場合もありますので、
出船時間ギリギリではなく、余裕を持って釣り座についてください。

また、船長に「初めてなんでよろしくおねがいします」と
言っておけば、あなたの釣り座が釣れるように操船してくれます(笑)
別にペコペコする必要はありませんが、一言言っておけば、
途中でアドバイスしてくれることもあるでしょう。

風で飛ぶような軽い荷物はまとめて置くか、
船室に置いてください。ビニール袋、ウェア類は当然、
ある程度重さのあるものも簡単に飛んでいきますので、

油断禁物です。

■出船からポイント到着

出船後は、ゆっくりと走りだしますが、港や湾から出ると
スピードを上げていきます。この時に船内をうろうろすると
落水しますので、天気が良ければ釣り座に座って待ってもいいですし、
荒れているようなら船室に逃げ込みましょう。

しばらくするとスローダウンしますので、船室にいる場合は
安全を確認して外に出ます。

釣りものによって異なりますが、船長が潮の流れや風向きを考慮して
魚のいる場所に船を回していきます。

ポイントについたら開始のアナウンスがありますので、
いよいよ、あなたにとって記念すべき釣り人生の1投目が始まります!

感慨深げにしているよりも、さっさと仕掛けを投入しましょう(笑)
落とした先には魚が「餌、まだかなー?」と口を開けて待ってますよ!

釣り方については釣りものによって全然!違うのでここでは割愛します。

海や船は常に流れています。そのため、隣の人と仕掛けが絡まる場合も
あります。これを「お祭り」と呼ぶのですが、お祭りはお互い様です。
(お祭りしないような仕掛けの流し方はありますが)
お互いに気持ち良く釣りをしたいものです。

あと、絶対ダメなことは、ゴミを海に捨てること。
たばこの吸い殻をポイポイする人もたまーにいますが、
見てて気分が悪くなります。そういう人は船に乗らないでください。
私も喫煙者ですが、携帯灰皿も持ってますし、灰皿を用意している
船もあります。

ゴミのポイ捨ては絶対ダメ!です。

■納竿(のうかん)~帰港

時間になったら船長が終了のアナウンスを行いますので、
道具を片づけてください。釣った魚の数を聞いてきますので、
キチンと数えておいてください。

釣果を聞かない船宿は要注意。
釣果報告が水増しされている可能性があります。

魚はジップロックの袋に入れてクーラーボックスへ。
釣りの本などには、氷に海水を混ぜて魚を直接入れるように
書いてありますが、クーラーに直接魚を入れると
確実に魚臭くなります。どちらかお好みの方法で。

片づけが終わったら、また船室に逃げ込みましょう。
帰港まで寝るもよし、釣り方の反省をするもよし、
周りの人にどうだったか聞いてみるもよし。

帰港後は、レンタルタックルやライフジャケットを返却して、
朝受付をした船宿に向かいます。手洗いを済ませてすぐに帰っても
よいのですが、お茶が出てくる宿もありますので、
一息ついてから帰るのが良いでしょう。

■帰宅後

家に帰ったら、クーラーから魚を出します。
また、道具も水洗いしておいた方が良いです。
朝早くから釣りに出かけた場合、疲れてホントに辛いのですが、
このタイミングでやっておけば、翌日が楽です。

魚はその日に食べてもいいのですが、1日~数日寝かした方が
アミノ酸やイノシン酸などの旨み成分が多くなるそうです。
この辺りは魚種によって異なりますので・・・。

うろこや内臓の処理だけして、冷蔵庫に入れておきましょう。
魚は冷やしすぎてはダメです。冷蔵はOKですがチルドはダメです。
翌日に美味しくいただきましょう。
■釣りものを決める

船宿と同時に決めることは、どんな魚を釣りに行くか。
これはハッキリ言って自由。

初心者には難しい釣りものってのは確かにあると思うけど、
結局初めてなんだから難しさという点では、
どれもあまり変わらないように思う。(初心者にとっては)

ただ、1匹も釣れませんでしたーという状況は避けたいので、
ある程度数が釣れる魚の方が楽しめると思う。
トップの人でも一人数匹しか釣れない魚は、ゼロになる可能性大。
まぐれでもなんでもいいので、とにかく魚に触れるチャンスが
多いものが良いでしょう。

私の守備範囲の中(東京湾)で言えば

◎シロギス
◎メバル、カサゴ
◎イシモチ
○アナゴ
△アジ(仕掛けの全長が長い)
△ルアーシーバス(投げる・巻くという動作に習熟が必要)

この辺りかなぁ・・・。

もちろん、それぞれの釣りもので玄人的な難しさはあるんだけど、
それを言い出すと切りが無いので・・・。

あとは、仕掛けの全長が長いと扱い辛いので、
そう言った釣りものは避けた方がいいかも。

■船宿に電話する

船宿と釣りものを決めたら、船宿に電話して予約します。

電話するときのコツは、最初に
「初めてお電話するのですが・・・」
と伝えることです。

私は今でもそうですが、初めて行く船宿には必ずこうやって
切り出します。そうすると、その船宿の独特のルールも
教えてくれます。

その他に、

・釣行日
・釣りもの
・人数
・初心者であること
・道具が無いこと
・車 or 電車で行く

をまずは伝えてください。
電車で行く場合は、最寄駅まで送迎してくれる船宿も多いです。

・出船時間と何時くらいに行けばよいか。
・料金

の2点を確認することを忘れずに。

大体こちらから言わなくても、向こうが聞いてくることが
殆どです。逆の言い方をすれば、当たり前のことを言わない・
聞かない船宿は要注意です。

突然、都合が悪くなって行けなくなる場合もあると思いますが、
キャンセル料金は掛からないのが殆どです。
ただし当然のことながら、都合が悪くなった場合は
なるべく早めに伝えるようにしてください。
少人数で出船の場合、あなたが来られなくなることで、
出船取りやめになる場合もあるからです。

大体3人以上でないと出船しない宿が多いと思います。
3人でも完全に赤字だと思いますが、そこは見込み客の
獲得の意味も込めて出船しているようです。

■釣り道具と餌

これまで一切触れていなかった釣り道具について。

大体どこの船宿でもレンタルタックルがあります。
竿とリールに関しては、無料~数百円で借りられます。
(電動リールの場合はもう少し高いです)

仕掛けやオモリも売っていますので、まずは船宿お薦めの
仕掛けを購入する方が良いでしょう。
へたに釣具量販店で買っても、その船宿のスタイルと
異なる場合がありますので、まずは船宿で買うようにしてください。

餌は料金に含んでいる場合と、別の場合の2パターンあります。
別の場合でも持参する必要は無くて、船宿で売っていますので
受付時に確認してください。

氷も売っていますので、クーラーは空っぽでもOKです。

■釣行前日

Part.1で書いた荷物を準備します。
翌日の食べ物・飲み物も事前に買っておけば、
当日の時間を短縮できます。
電車で行く場合は時間の確認も忘れずに。

午前から出船する場合は出船時間が早いので、
まずはとにかく早く寝ることです。
(ワクワクして寝られないかもしれませんが・・・)

これには二つ理由があって、
一つ目は早起きが必要だから。
二つ目は船酔いしにくくなります。

しっかりと睡眠していれば、船酔いすることも殆どありません。
眠れないようであれば、ほどほどに酒でも飲んでください(笑)

Part.3に続く。
自分の周りで「釣りを始めたい」って人が何人かいるんだけど、
何をどうすればいいのかさっぱりわからん・・・という人が多い。
そういう人のために、アドバイスを書いておきます。
あくまでも、ひとつの例なのでそのつもりで。

自分のオススメは海の船釣りです。

堤防や釣り公園などがお手軽で、お金もあまり掛からないのですが、
そういう場所はあんまり釣れない・・・。
やっぱり釣りの面白さは、魚とのやりとり。
魚の居る場所に連れて行ってくれる船釣りなら、
気象条件や対象魚などにもよりますが、そう外すことは無いと思います。

■用意するもの 【必需品】

・カッパ上下と長靴
 波しぶきが掛かったり、船中のバケツに海水を供給するため、
 床が濡れています。釣り専用じゃなくても構いませんが、
 カッパに関しては上下セパレートの方が、脱いだりできるので
 いいと思います。

・クーラーボックス
 魚を持って帰るためにも必要でしょう。とりあえず始めたいって
 ことであれば、発泡スチロールの安いヤツでもいいです。
 自分は安物の20リットルを使ってます。小物釣りであればこれで十分。

・帽子
 釣り針が頭に掛かることを防いでくれますし、熱中症の予防にもなります。

・その他小物
 タオル、ハサミ、飲み物、食べ物など。
 カバンは水にぬれても大丈夫なものをチョイスしてください。

■用意するもの 【あると便利】

・サングラス
 色の薄いもので構いませんし、メガネ使用者なら不要です。
 紫外線から目を守ってくれますし、万が一釣り針が襲ってきても安心です。

・日焼け止め
 陸上であまり日焼けしない季節でも、海では照り返しもあって
 けっこう日焼けします。

・手袋
 ひれがとがっている魚もいますので、あると便利です。
 手に魚のにおいも移りにくいですし。
 軍手などの布製は針が引っ掛かりやすいのでオススメできません。

・ペンチ
 先の細いタイプ。針ががっちり掛かるとなかなか取れませんので、
 これを使って外します。

■用意ができたら・・・

船宿(釣り船を出しているお店)を探しましょう。
今はインターネットで検索ができますので、
自分の家から近いところでもいいですし、
釣りたい魚で選んでも構いません。

選ぶときのポイント

(1)釣果情報がマメに更新されている。
ホームページがあっても全然更新されていない船宿よりも
毎日の釣果が載っている船宿なら安心です。
釣果だけでなく、その日の出来事などが書いてあれば
船長の人がらや初心者への対応も分かると思います。

(2)船宿の場所や出船時間、料金がキチンと書いてある。
常連相手だけしているような船宿は、これが書いてない場合が
時々あります。初めて行くような人は、何をどうすればいいのか
分かりませんので、こういうことがキチンと書いてある
船宿を選びましょう。

(3)たくさん人が乗っている。
やっぱりお客さんが多い船宿は安心できますし、
単に釣らせるだけじゃなくて、気持ちよく利用できる船宿に
お客さんは集まってきます。
ただ、最近は不況の影響か、船釣りをする人が減ってますので、
一概には言えないところです・・・。

■船宿のポータルサイト

いくつかあり、サイトによって掲載されている船宿が異なります。
サイトによっては、割引券などもあります。

・@niftyつり
http://fishing.nifty.com/

・gyo 関東沖釣り情報
http://www.gyo.ne.jp/top.htm

・船釣り.jp
http://funaduri.jp/

・釣り情報(雑誌媒体)
http://www.tsurijohosya.co.jp/

・つり丸(雑誌媒体)
http://www.tsurimaru.com/

Part.2に続く・・・。