あんさんに言われへん。この想い。

伝えてしもたら、壊れてしまいそうな想い。

ただ心の中で想うてるだけでええんや。

この想いを伝えるには、わては汚れすぎとる。

汚らしいわてが、あんさんの清らかな心に触れたら。

あんさんは壊れてしまう。

あんさんに逢えるだけで、わては幸せや。

こないな闇を抱えた、堕ちるとこまで堕ちたわては。

あんさんに愛されたいなんて、願ったらあかんのや。

そのかいらしい笑顔が見れただけで。

その清らかな御身に触れられただけで。

わては充分幸せどす。

天にも昇る心地に、この身体を包まれただけで。

わては生きていける。

そやからもう、あんさんへの想いは断ち切りまひょ。

あんさんに愛されたい、想われたい。

たとえ叶わぬ想いの炎に、この身を焼き殺されても。

ほんまにそうなったらあんさんへの想いだけでわては死ねる。

どうかあんさんだけは綺麗な身のまま、幸せにおなり。

こないに想うてるあんさんに。

愛してるなんて言えないわては、ほんまに臆病者や。