お前と手を繋いで、町を歩くなんていつぶりかな?

仕事が忙しくて逢いにもこられなかったし、秋斉も逢わせてくれないし。

だから今日は無理やり連れ出しちゃった。
もちろん秋斉には呆れられたけどね。

俺はお前と手を繋いで歩いていられるだけで幸せだよ。
これって俺だけの特権だよね?
俺以外の男が、同じようなことをお前にしていたら、俺はそいつを斬り殺しちゃうかも。
お前の手は俺だけのものなんだから。
手だけじゃないよ。キラキラした瞳も、柔らかい頬も、ぷっくりとした唇も、なにもかもが俺だけのもの。

特に秋斉はいつもお前と一緒にいる、アイツだってお前のことが好きなわけだしね。

秋斉にだって、もちろん譲らないよ?
いくら兄上だって、譲れないものがある。

ねぇ、〇〇。お前は俺だけを見ていて。
お前の瞳には俺しかうつしちゃいけないよ。

俺と繋いだこの手も、絶対に離さないで。
これだけを楽しみに、俺は頑張れるんだからね。

何があっても俺は繋いだこの手を離さないから。
大好きだよ、〇〇。