皆さんこんにちは
パパナースのヒロですグラサン

今日はフィジカルアセスメント第2段

【B:呼吸】
についてです。

呼吸を規定する要素は様々あります。

酸素を体に供給し、二酸化炭素たっぷりの血液が
体循環から心臓に帰ってきます

すると
今度は体の中の二酸化炭素を体の外に出すため
右心室から肺動脈を通り
肺に血液が流れます

さあ、
ここからが呼吸です

先ずは肺自体

肺に空気が入るか入った空気が出るかどうかの問題
(換気量が少ないとそれだけ酸素に交換できる
量は減ります)



肺に空気が入ったとして
肺胞末端の毛細血管でガス交換ができるかという問題
(二酸化炭素を100交換してほしいけど
30しか交換されなければ70は
二酸化炭素のまままた身体中に送られます)

もちろん体で酸素を大量に消耗するような状態なら
肺でたくさん酸素を持っていっても足らなくなるかもしれませんね
(発熱、運動、敗血症)


呼吸は本当に複雑
ちゃんと勉強したいかたは呼吸療法認定士
資格取得を目指しつつ勉強されてはいかがでしょうか?


さて、
呼吸は急変の徴候として
注目されるようになってますが、

呼吸というとSPO2ばかり
見てしまう人も少なくありません。

もちろん酸素飽和度も大切ですが、
ガス交換ができているかの評価は血液ガスを取って
血液内の二酸化炭素の濃度も重要になります。


それにも増して大事なのが
呼吸回数や呼吸様式です👍

呼吸は代償が聞きにくく、
具合が悪くなると呼吸様式が変わり
呼吸回数が増えたりします


ですから
呼吸を見るときは言葉の通り

呼吸が普通か見ましょう!!
努力様の呼吸かどうか
呼吸補助筋の使用はどうか
呼吸回数は正常か。

これは道具がなくても評価できます。

道具があればそれに加えて
聴診したり
SPO2を図ったり
してもいいと思いますが、
先ずは
「ヤバそう」な呼吸をしていないかどうか
胸郭は両側しっかり上がっているか
呼吸するときに変な音が混じっていないか

道具がなくても
五感を使った観察に勝るものはありませんウインク

呼吸を見極められる看護師は
ある意味エキスパートかもしれませんね🎵

もちろん呼吸はそれだけではありません。
血液に乗って酸素が運ばれるので、
貧血ならば体の中の酸素はしっかり運ばれません。

呼吸を評価するのに
呼吸だけ勉強したらわかるわけではない

これが呼吸の難しいところですね

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