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日本時間19日夜の外国為替市場では某米系証券のネタが出た割には今ひとつ気迷っています。

英ポンドは例の金融機関話ですったもんだしていますが、

これ自体は米国の熊さんがあれこれやった後の「第二の」探しの延長線上にありますから、疑心暗鬼のすごさを示すものではあっても、あまり筋のいい材料ではありません。
 といってMPCの結果が出たからポンド売りというのもねぇ。

もちろんギーブ副総裁が利下げを主張
したというのはちょっとしたものですけれど。
 それはさておき、日本では日銀総裁の空席が確定し、
白川方明次期副総裁の代行が決まりました。
西村氏は代行代理という複雑な肩書。

これは嘆かわしいことです(白川氏らが悪いわけではありませんが)。
今週の見通し米経済のリセッションが確実視されているように、先週末の米雇用統計の悪化が如実に表わしている。


今後の焦点は3月18日にFOMC 政策金利を控えているため、米金利動向に再び関心が向けられるが、
金利先物市場では利下げ幅は少なくとも05%を織り込んでいるが、米政府当局としては、
サブプライム問題が泥沼化にならないためには追加利下げを最大1%までを覚悟しなければならない事態とも言えるだろう。

今週の為替相場は相変わらずリスク回避が主役であり、ドル安傾向は否めないが、ドル円100円、そしてユーロドルが1.55を窺う段階に急接近中であるため、米経済指標の悪化には強く反応する相場展開が考えられる。戦略的にはドルショートとポジション縮小を基準としたトレードに専念する事が望まれる。

一方、米国の金融機関の破綻が表面化したことで、米当局は矢継ぎ早にモノラインの救済策やFRBによる積極的な金融緩和策等を実施しようとしているが、米経済の景気減速は避けられない情勢であり、市場はドル離れとリスク回避をテーマにした相場展開を余儀無くされているのが現状である。

今週の米経済指標では2月の米小売上高や消費社物価指数に関心が寄せられるが、一連の米経済指標と同様に悪化が見込まれているため指標自体では為替相場は反応は鈍いが、株式市場への影響を考えると株安円高の傾向は否めないだろう。

要人発言に関しては、トリシェECB総裁とバーナンキFRB議長の発言に集約されるが、米経済の後退観測と共に悲観論がどうしても付きまとう見解が予想されるため、ドル安、ユーロドル高の構図が容易には変わりそうもない。但し、ユーロが史上最高値を超え、相場が高値掴みにはかなり敏感になっているため、ユーロ圏の指標ドイツZEW景況感などにも注意して臨みたい。いずれにしても、為替相場主導の相場展開ではなく、信用収縮不安の中で、金利動向から、株式市場、原油価格市場の動向まで読みきれないと、為替相場を語れないほど難易度が増していることを認識して臨むことが肝要であろう。
ドルの全面安が継続中。先週のドル円は99円を割り込み12年半ぶりの安値を付けた。ドルの信認が問われる中で、FRBの管理下で証券ベアスターンズへの緊急資金支援が米銀JPモルガン・チェースとニューヨーク連銀を通して発表されたことで、対ユーロでも最安値を更新しており、リスク回避の動きが更に加速している。反面、今回の支援策は公的資金投入とも受け取られるが、現段階では米政府当局は財政難に面しており、資金面での選択肢は限られている状況であり、米政府としては間接的にも支援策を講じなければならないほど米経済のリセッション入りが余儀なくされている。いずれにしても、未だに、底知れないサブプライム問題の損失額を把握出来ておらず、米当局が全面的にバックアップするほどの力量がないのが現実なのかも知れない。ましてや、今後も新たな金融破綻が続出する恐れもある最中で、今週は火曜日に注目のFOMC政策金利発表を控えており、0.5%の利下げ幅では付け焼刃的な状況であり、 0.75%か1%の利下げが有力視されているが、0.75%ではインパクトはなく、その後の声明文に追加利下げを示唆する文言が必要になるであろう。即効性を求めるならば、株式市場優先の1%の利下げが必要であろうが、現状では株高ドル高の構図を描きにくく、ズルズルとドル売りが加速する可能性が強いと言えるだろう。但し、市場は本邦の休日(20日春分の日)と復活祭(21日~)を控えているため、ポジション調整主体の相場展開が繰り広げられるため、薄商いの中で投機筋の思惑が生じやすい相場展開が予想される。乱高下必至の情勢であり、それに備えた緻密な戦略性が求められる。ドルの反発力は乏しいが、米政府当局が危機感をつのらせているため、従来どおりに米ドルの戻り売りに焦点を絞って臨むことがベストな選択であろう。ちなみに、NY市場は債券市場の営業が20日には短縮され、来週月曜日は休場。尚、20日には日銀新総裁就任が予定されている。金融不安が頻発する中で、株式市場、債券市場、原油市場を中心にした商品市況、そして金利動向を含めて、あらゆる為替変動要因に目配りが必要であり、難易度が凝縮されている市場である。**************************************************●今週のペットでも判る簡単チャート(事前予測実施中)作成年月日 2008年3月16日(日)週末の終値ベースドル円が100割れの急展開を見せたことで、円が漸く他の通貨に追従した円高局面を迎えている。チャート上では円高が対ドルに限らず、クロス円にまで波及しており、今後もクロス円の急落を伴なうだけに、乖離幅の相関性に偏重が生じている。サブプライム問題の発生によってドル安基調が鮮明になってはいるが、ドラスティックにリスク回避のドル売りが先行しているだけに、各通貨の進捗度合いに偏重が生じている相場展開である。総じて、短期トレードには向かない相場展開になっており、日足より長めの週足チャートを重視した戦略性が求められるだろう。通貨別チャートではスイスフランの強さが抜きん出てはいるが、高値警戒レベルに接近しており、波乱含みは避けられない状況である。その中でオセアニア通貨の裁定取り引きにのみ安全性が確認されている状況である。一時は安定していた欧州3大通貨間の売買にはリスク回避通貨の選別化が始まっているため、もっと不安定な動きを見せている。スイスフランの高値警戒にピーク感が生じており、高値掴みに注意を要する状況である。新外為の森 US$チャート(ユーロドル⇔ドル円)通貨別チャートを参照各通貨ペアをクリックしてご覧下さい。▲ドル円 ユーロから見るドル円相場 (ユーロドルVSユーロ円)平均乖離幅0.1000 現状乖離幅 0.0172→0.00551÷ユーロドル1.5668=0.6382(A)100÷ユーロ円155.35=0.6337(B)A-B=0.0055⇒ドル円99.15円日足チャートではドル円の底値警戒を意味しているが、週足ではもう一段の下げ余地が生じている。サブプライム問題に揺れている相場であるが、円買い圧力が総体的に増していることから、通貨別ではユーロドルの上昇は1.57とユーロ円の下値153円前後が一応の目安であり、当面のドル円の下限は97円台半ばが予想される。先週の買いシグナル102.70から、今週は強い買いシグナル99.15円が点灯している。(売りターゲット111.00~112.00) ▲ユーロドル(ユーロ円-ドル円)平均乖離幅40円 現状乖離幅 55.00→56.20円ユーロドルは売りゾーンに達しているが、一向に衰えを見せていない。それ以上にドルの下げが強調されている相場展開であり、1.5500を超えてからは日足チャートよりも週足チャートで大局的な見地から判断することになるが、上限1.57台では反転する可能性が高い。先週の売りシグナル1.5355から、今週も引き続き強い売りシグナル1.5668が点灯している。(買いターゲット1.4250~1.4350)
▲豪ドル(ドル円-豪ドル円) 平均乖離幅15円 現状乖離幅 7.40→6.15円0.94前後に接近しているが、ドル安に乗じた上昇であり、高値掴みに注意を払うレベルである。先週の売りシグナル0.9279に引き続き、今週は再び強い売りシグナル0.9380が点灯している。(買いターゲット0.8750~0.8800)
▲NZドル(ドル円-NZ円)平均乖離幅27円 現状乖離幅 21.15→18.50円豪ドルと同様に0.8台まで上昇したことで高値警戒が生じるレベルに達している。先週の売りシグナル0.7941に引き続いて、今週は強い売りシグナル0.8134が点灯している。(買いターゲット0.7500~0.7600)
▲カナダドル(ドル円-カナダ円)平均乖離幅0円 現状乖離幅 -1.10→-1.50円円高が加速したことにより、対米ドルとのパリティが限りなく1.000に近くなっている。円とカナダドルが同一視されたことを意味している。その点では円はドルに対して上昇余地が残っている。先週の買いシグナル0.9894に続き、今週は弱めの買いシグナル0.9851が点灯している。(売りターゲット1.0000~1.0050)

▲ポンド(ポンド円-ドル円) 平均乖離幅110円 現状乖離幅 104.40→101.35円 ポンド円の値動きは荒っぽい展開を見せているが、ドル円との兼ね合いでは比較的バランスが取れている。それ故にチャート上では強い売買シグナルが生じていない。先週の弱い売りシグナル2.0166から、今週は弱冠と強めの売りシグナル2.0222が点灯している。(買いターゲット 1.9850~1.9900)


▲スイスフラン(ドル円-スイス円)平均乖離幅15円 現状乖離幅 0.50→-0.20円スイスフランがカナダドルに続き対ドルでパリティを見せている。現状では対ドルでは最強通貨であり、リスク回避通貨として買い進まれている状況であるがが、米金利の格差もなくなることから、まだ上昇の余地を残している。チャート上では先週の強い買いシグナル1.0250に続き、今週もかなり強い買いシグナル 0.9980が点灯している。(売りターゲット1.14000~1.1500) 

▲オセアニア通貨裁定取引 平均乖離幅12.00円 現状乖離幅 13.75→12.35円二週続いていた乖離幅13.75円は再び12.35に戻しており、今週は様子見状態に突入している。再度12円の乖離幅を中心とした相場展開であるが、目安としては11円前後と14円前後に焦点を当てて臨見たい状況である。(過去5年間の乖離幅レンジは4.00~18.15円 11月4日に18.15更新)*注(クロス円の売買には円相当額を一致させること。またはAUD/NZD売りの直接取引)


▲単純加算方式 ユーロ円+ドル円(260円以下は円高⇔270円以上は円安)過去の四半期ごとの平均は2006年度上半期253円、下半期267円 2007年度は第1四半期276円、第2四半期284円、第3四半期279円、第4 半期277円と着実に円安方向へ。今年度は1月平均は266.31円。2月平均は264.68円。3月第一週261.45円、先週は260.40、そして今週は155.35+99.15=254.50まで一気に円高へ突入。2006円度上半期253円レベルまで接近しており、ターニングポイントになる可能性がある。少な目からのナンピン買いに妙味が生じている。★ 欧州3大通貨ペア 

▲ユーロポンド 平均乖離70円 現状乖離幅 49.40→45.15円ポンド自体も上昇しているが、ユーロドルとスイスフランが勢いが勝っており、欧州3大通貨の構図が大きく歪んでいる。リスク回避思考が強い相場展開であるため、ポンドの弱さが際立っている状況である。先週の強い売りシグナル0.7615に続いて、今週は更に強い売りシグナル0.7748が点灯している。(買いターゲット0.7200~0.7300)


▲ユーロスイス 平均乖離62円 現状乖離幅 57.50→56.00円1.60 割れの展開をみせてから、更に信用不安が拡大傾向にあり、スイスフランの上昇が続いている。ユーロドルの強さを圧倒している状況であり、チャート上では警戒レベルに達している。先週のかなり強い買いシグナル1.5739から、今週は更に強い買いシグナル1.5637が点灯している。(売りターゲット 1.6250~1.6300)

▲ポンドスイス 平均乖離132円 現状乖離幅 106.90→101.80円ポンドスイスの推移が今の欧州3大通貨の歪みが更に強調している。リスク回避としてスイスフラン買いが優先されており、ついに対米ドルでも1.000割れを見せており、サブプライム問題の2極化が生じている。先週の強い買いシグナル2.0669に引き続き、今週は警戒レベルの買いシグナル2.0181が点灯している。(売りターゲット2.2300~2.2400)**************************************