最近、天気がいいですね
今日はこのK先生シリーズの最終回にする予定です。
(だから、ちょっと長いかも)
前回までの復習。
さてさて、今週の治療方針を決める会議で・・
ある上司がK先生が患者さんの診断に必要な検査をし忘れていることを指摘したんです。
結果・・・
キレるK先生
「お前はいつも診断の根拠が無いんだよ」
上司
「君はいつも文句ばかり言う
僕らはチームで医療をしているんだ。
協力する気がないなら、研究もやめてしまえ」
その後も怒号が飛び交う会議室
場を収めようと、
「いろんな考えがあるからね」
と、あたふたしながら発言するうちの教授たん。
視線を落として、うつむく研修医
ポカーンとする同僚たち
頭を抱えてしまった私ナルオ
その後も言い合いは続き・・・
もはや言い合いじゃなくて、罵り合いになり
・・・
・・・
・・・
教授が
「今日は医局員全員が参加しなければならない安全講習会があるから、早くこの会議は終わらせないと・・・・」
と発言したチャンスに
「では、次の患者さんをプレゼンさせてもらいます」
と、立ち上がった医師こそ
僕ですよ
何とか、罵り合いを止めることに成功した今週の僕。
我ながら良い仕事をしたと思います
ははは。
同僚にブログを見られたらバレるね・・・
いや、そんな事より・・・
うちの医局はどうなってしまうんだろう
最近、雰囲気が最悪ですよ
何よりもあんな現場を見せられた研修医のN君がかわいそうじゃないか
N先生は将来俺らと同じ神経内科医になりたいと言ってくれてるんだぞ
上級医なら、大人なら、後輩の前でみっともない姿を見せるな
上司も罵り合いになったら「小さな事」をグチグチ言ってて、かっこ悪かったけど・・・・
それでも8:2くらいで悪いK(先生)のやつ
(もうあいつは医者じゃないと思う)
自分のミスを指摘されて逆ギレするようなら・・・
そんな人の命を預かってる自覚がない奴は・・・
研究じゃなくて、医者を辞めてしまえ
と、心の中で思った僕でした。
しか~し、よい話が・・・
会議の後に研修医N君に
「今日は見苦しい姿を見せてごめんね
神経内科を嫌いにならないでね」
と言ったところ・・・
「なんか人間関係が複雑過ぎて、もう嫌です。
もういいから、ただ黙々と医者として勉強していたいですよ。
後、『次の患者に行きましょう』って、露骨に切り上げようとしてるナルオ先生に笑ってしまいました」
と言われました。
素晴らしい
そうですよね
下らない人間関係で悩んでる暇があったら、
日々、医者として精進するのみ
若者の言葉に心が洗われるようでした
というわけで、私ナルオは勉強にいそしんでおりますよ
そんな中の後日談
医局でK先生が、研修医N君に罵り合った上司の悪口をまた話しています
N君がすがるような目で話題を変えようと、
「ナルオ先生、今週のワンピース見ましたか」
言ってきました。
僕が「見てないよ」って答えると、またN君に上司の悪口を言い続けるK先生
またN君が
「ナルオ先生、そういえばバレンタインデーが近いですよ」
と言ってくる。
僕が「そうだね~」と答えると、またN君に上司の悪口を言い続けるK先生
そして図書館で勉強するため医局を去った私ナルオでした。
その後、N君に
「もう悪口を聞きたくなくて、話題を変えようと助けを求めたのに・・・
助けてくれないなんて、ヒドいです」
言われたので
「だってこの前みんなのために助けに入った僕で、N君は笑ったって言ったじゃないかぁ~」
と、僕は言いましたとさ
あはは。
N君には後でご飯でも奢ってあげましょう
バレンタインデーくらいに二人で飲みに行くかぁ~
その前に、教授にもご飯に行こうって誘われてるんだよなぁ~
教授はみんなの関係を修復したいんだろうなぁ~
自分のやった事、やってきた事は、いつか自分の身に返るでしょう。
彼の患者さんのためにもK先生が成長できる日がくるといいと思う今日この頃
そして願わくば、僕より先に後輩のN君に幸せが訪れますように
いや、やっぱり俺が先かなぁ~
次回は、ナルオ先生に「おやすみメール」を送ってくる女性。
その正体はいかに
前回のK先生についてをアメンバー限定にしたら、いっぱいアメンバー申請が来ました。
アメンバー解除したので、申請してくれた方は削除させて頂きました。
読者登録してくれていた方は残してあるので、メッセージを頂ければ。
申請時にコメントできるような機能がなくなったようなので・・・
申請される方は、メッセージを送ってから申請していただければ幸いです。
アメンバー限定記事は僕が特定されそうな事を書く場合もあるのです。
申し訳ありません。