TBSのnews23とNスタが
去年1月放送した
JA共済の〝自爆営業〟に関して内部告発した3人の現職職員インタビューにより
JA組織内で身元を特定された事による
放送倫理違反事案で
BPO放送倫理検証委員会は
「取材源の秘匿を貫く事が出来なかった」とし
厳しく糾弾した。


内部告発による「取材源の秘匿」は
社会問題調査報道における最も重要な要素だ。

諜報機関による〝アセット〟現地工作員秘匿や
警察が抱えている情報提供者秘匿と並び
報道機関による内部告発者秘匿は
細心の注意を払い絶対に守らなくてはならない
〝基本の基〟であるはずだ。

そんな重要な要素を
「外部委託」制作会社の
「調査報道と内部告発者扱いに不慣れな」
危機管理が低い経験不足なディレクターに
任せた事そのものが問題なのだ。

これは〝事件〟とも呼ぶべき事案である。



TBSには
社会問題告発サイト
「TBSインサイダーズ」が存在する。

視聴者からの内部告発などを通じ
様々な社会問題を取り上げ問題提起する
【素晴らしい試みのサイト】であり
当該JA現職職員もこれを利用したのだろう。



俺はNHKや民放各局の報道番組を録画し
日々欠かさず見続けているという
ニュース大好き人間である。

毎日 録画ニュース番組が余りに多過ぎるため
各録画報道番組を早送りにしながら
要所要所は通常再生でチェックしている。

そのため報道各局の微妙なスタンスの違いや
時事ネタに関する街角インタビューにおける
民間人を装う明らかなヤラセも把握している。
当該ブログでいちいち記事にしないが。


そんな俺が民放各局報道番組の中で
【最も素晴らしいと高く評価しているのが
土曜夕方放送のTBS「報道特集」である】

「報道特集」は政治・社会問題に関して
抜きに出て素晴らしい報道をしているだけに
今回の取材源秘匿事案は極めて残念であった。

















謝罪報道の最後に深々と頭を下げる
小川彩佳子と藤森祥平。



とある民放みたいに
自らの報道番組で自社社員の不祥事を
全く報道しなかった事例に比べ
番組内で「長い時間を使い」謝罪報道した事と
この「真摯に謝罪した姿」は高く評価出来る。




                    今後もTBS報道番組の

        政治社会問題提起報道に
              強く期待したい



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