部下の家で面談中、突然体に違和感(左半身に痺れ)が発生し倒れる。
幸いにも部下が救急車を読んでくれて、近くにある県下一有名な脳外科に救急搬送された。その際、終始意識はあった。自分の体が見る見る壊れていくのが意識して分かるので、とても恐怖感があった。その際の気持ちとして、これからの生活への不安とこれからどうなっていくのかの不安。 色々気持ちに押し潰されそうになっていた。
MRIなどの検査を経て、【軽度の脳梗塞※若年性脳梗塞】と診断される。
原因は今のところ不明との事。一週間ほど入院して、検査をしていくとのことだ。
症状としては左半身に強い痺れと左目の視野のほんの一部(表現が難しいが、そこだけ太陽の光を直視してしばらく見えなくなる症状に似ている)
全ての検査を終えて、妻と子供と妻のお母さんと私の両親が病院にきていた。
その日、現実を受け入れるのが出来ず、悔しくて全員の前で泣き崩れた。
妻も辛いはずなのに一切泣かず、私の前で気丈に振る舞ってくれた。
「大丈夫、何とかなるよ!生きているだけでそれで良い。岳が働けなくなったら、私が働くから。今はゆっくり休んで」この言葉を聞いて、勇気をもらえた。子供達の顔をみて、こんなところで挫けているわけにはいかない!絶対に病気に勝つと決めた!
幸い麻痺ではなく痺れになるので、手足は動く。さらに利き手とは反対の側が痺れている。一生付き合っていく必要がある病気なので、現実を受け入れこの身体と一緒に残りの人生を歩んで行こうと思う。
気持ちは前向きになったが、流石にその日は眠ることが出来なかった。