Pathway | ぴぎのOptimistic Life

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アメリカ移住直前で妊娠。
異国の地で初めての出産・子育てに臨むと同時に応用行動分析士を目指しています。学生ママとしてキャリアと子育ての両立や応用行動分析学について綴っていきます。

私の学校は、普通の公立高校だけど、6つのPathway(ビジネス、保健、教育、エンジニアリング、サイエンス系、社会福祉系)が用意されていて、生徒は入学時に関心のある分野のコースを選択する。

”将来の夢”

に悩むのは世界共通。

もちろん最初の選択時は高校1年生(日本でいう中学3年生)なので、迷いもあるし、何に興味があるのか分からない子もいる。でも取りあえずコースを選んで体験してみよう!というもの。
自分に合う世界、合わない世界を知ることが大切なので、途中で合わないと思えばコースを変更することもできる。
たとえば、保健。看護師や医者、医療関係の仕事に就きたい子たちが入るが、彼らには病院実習などが用意される。
大学や専門学校に入ってから、自分にこの道は合わなかったと思わないでいいように、というのが目的である。


そして私のもつ日本語クラスにも様々なコースの子たちがいるが、今回”保健”のコースをとっている子の課題が興味深かった。

それは

”24時間、3日間新生児の面倒をみなさい”

今回は3日だけど、1週間の時もあったらしい。
もちろん、本物の新生児を預けるわけにもいかないので、そこは人形。

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これが結構リアル・・・

そして、本当に24時間いつでもどこでも泣く
夜中だろうが、授業中だろうが、バスの中だろうが、泣くわ泣くわ・・・
しかも本物の赤ちゃんの泣き声を録音してあるのか、かなりリアルな泣き声・・・

もう他の教科の先生も苦笑い・・・

で、泣いたらどうするかというと、これ。

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ご飯のカード、ゲップのカード、オムツのカード、かまってほしいよ~カード・・・だったかな?
何で泣いてるか分からないので、当たるまで全てのカードを試す。

カードは赤ちゃんの背中に挿すところがあります。


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こんな感じ。

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結構激しく泣くので、母親役の生徒も焦ってカードがきちんと入らないのか、全てのカードを試した後でも泣き止まずパニック。

で、何度も何度もカードを試してようやく泣き止むことの繰り返し。
もちろん夜中も続く。

この課題、面白い。
これは保健だけじゃなくて全ての生徒が体験してもいいんじゃないかと思った。