怪しい・・・ | ぴぎのOptimistic Life

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アメリカ移住直前で妊娠。
異国の地で初めての出産・子育てに臨むと同時に応用行動分析士を目指しています。学生ママとしてキャリアと子育ての両立や応用行動分析学について綴っていきます。

教員・スタッフ総勢200人の学校で働いていると、どのスタッフから聞きつけたのか一緒に活動しませんか?というお誘いが時々やってくる。


1回目は、同僚の通っている教会の人だった。

その方は日本人で、東北の大震災の時も数十名の日本人を福島から一時避難先として受け入れていたらしく、活動は本当に慈善事業のようだったし、
紹介してくれた同僚も信頼できる先生だったので良かったのだけど、どうも宗教がらみの活動に参加するのが躊躇われた。(結局参加しなかった)

教会の活動ってとこも引っかかったけど、初めて会った瞬間に
「ずっと心配してたのよ~なれない海外生活に戸惑ってないかとか、友達できたかな、ホストファミリーと上手くやってるかなって~」
と言われたのも正直理由としては大きい。

なぜこの人は会ったこともない、それまで名前も知らない私のことを”私が面倒みてあげなきゃ”と勝手に責任感じているんだろう・・・
失礼ながら、余計なお世話だし、会っていきなり ”私があなたの一番の味方だから” という態度に”ほっといてくれ” と思った。

日曜日、迎えに来たら一緒に日本語とか教えたり色々な活動手伝ってもらえるかしら? と聞かれ、
”ときどき顔出すくらいはいいですけど、毎週はイヤです。他にも色々ハワイでやってみたいので”
とここはハッキリと断った。今までの私なら言葉を濁してハッキリ言えないところだけど、海外2回目となると結構NOが言えるようになってくる。 ましてや宗教が絡むものほど次第に面倒くさくなってくるものはない・・・

そして今回2回目のお誘いが来た。

それはある州立大学と誠実(仮名)という団体が行っているプログラムをこれから一緒にやらないかというものだった。

(※誠実は仮名だけど、本当に同じような団体名)

まず団体の名前から怪しいわ!!!と思ってインターネットで調べたらやっぱり宗教系で、about usのページには仏教とは・・が書かれているだけ。
いやいや、組織の説明せぇや、と思ったけど、まぁ州立大学のプログラムなら大丈夫なんだろうと呑気に思い込んでいた。
それに大学とコネクションを作るチャンス~~とも勝手に思っていた。

それで今日学校終わりで、そのプログラムの関係者と会うことになっていたんだけど、学校で何気にうちのsupervisorにこの話をしたら、ちょっと何かある顔をして”後でゆっくり話そう”と言われた。
そして、しばらくしてsupervisorが授業中にも関わらず教室から消えた。(後で分かったが校長と話をしに行っていたっぽい)

授業後、どうやら、うちのsupervisorも校長もそのプログラムを運営している組織自体信用していないらしく、校長は参加しないでほしい、supervisorは学校外の活動は自由だからダメだとは言わないけど、おすすめしない、と。

受け入れ先として面倒を見てもらっている以上、この2人が好ましく思わないことに首を突っ込むわけにはいかないので、この時点で参加は諦めたが、でも理由が気になる。

そこで聞いた信用していない理由。
以前から、校長やうちのsupervisorにも誘いが来ていたらしいが、2人がそれぞれにプログラムの詳細を聞いても答えが返ってこない。正確には「ですから、アロハスピリットでソーシャルワーカーになりたい日本人学生の研修を行います。」の一辺倒で、具体的な研修内容は教えてもらえないらしい。
でも、学校としては生徒を巻き込む場合はやっぱりその研修で何が行われるか事前に把握したい、しなければいけないわけで、でも何度聞きかえしても”アロハスピリット”を繰り返すだけらしい。

で、結局詳細が分からなければ、うちの学校を研修場所として提供はできないし、生徒も巻き込むわけにはいかないと断ったらしい。

そんな経緯もあり、私に詳細を聞いてみたら?というsupervisor。

そこで、今日は相手のオフィスに行くのを辞めて、メールで詳細をもらうことにした。

”今日やっぱり行けません”と電話しようと思った矢先に向こうから電話があったので、今日は行けそうにないからプログラムの詳細をメールでもらえないか頼んだ。

すると、 「それは出来ない。私はまず、あなたに会いたいの。だってメールや電話では2人の信頼関係は築けないでしょ。人というものは、まず会って話すところから始まるのよ。だから顔を見るまではメールはできないわ。」 「私は忙しいのよ。」 を繰り返す。
で、私英語に自信がないので。でもリーディングだったら大丈夫なのでメールの方が話をきちんと理解できると思うんです、というと。

「あなたハワイに何をしにきてるの? 英語の勉強もしなきゃ。人に会うことを避けていたらダメ!これも練習よ!」
と一括され・・・

じゃぁ・・・いつ伺えるか分からないので、と伝えた上で、
詳細じゃなくても簡単な概要でいいので。前回作られた資料の一部などをただ添付してもらっても構いませんし、とお願いしたら・・・

「そんなことできない。資料なんて作ってないわ。だって大切なのは人が顔を向き合わせてコミュニケーションをとることなの。資料なんて大切じゃないわ。」
「もしオフィスの場所が分からなければ、私があなたの学校まで行くから後ろから車で着いてくればいいわ」
忙しいんじゃないんかーーーーい!!!
資料一つないんかーーーーい!!!
うちの学校に来るなら、学校で話せばいいやーーーーーん!!!
(このオフィスに直接来い、オフィスでしか話さないってのが若干怖い)

そして、彼女は昔の日本はね~と日本について語りだした。そして今の若者のデジタルディバイス依存を嘆いた。
「あなたみたいに、すぐにメールしろって言うのよ。」
・・・ ははは(^_^;)私もデジタル世代なので・・・と言うと、追い打ち。

「昨日電話で話したけど、タンザニア出身の女性がいるじゃない?彼女の村はパソコンもないの。だからメールなんて出来ないし♯$%$」 (途中から聞く気が失せた)

ここタンザニアじゃないし。 途中まで言いかけて、面倒くさくなりそうで辞めた。

で、予想通り詳細は分からず20分もの間、日本人の心とアロハスピリットについて語られ、それを失いつつある若者への嘆きを聞かされ、だからメールじゃなくてまず会いましょうと散々言われて終わった。


あやしいーーーーーーーギロッ

でもちょっとだけ
どんなオフィスなんだろーー?
どうやって洗脳しようとするんだろー?
オフィスで断ったら怖いお兄さん出てきて脅されるかなー?
実際、そのプログラムは何やってるんだろー?
と好奇心?冒険心?がくすぐられてしまう。