以前日記に書いた、村を去った生徒
彼が今週から学校に復帰です
あの後、2度村を訪ねました。
1度目は手ぶらで。。。
マーケットのおばちゃんに、写真持ってきなさいと言われ、
あっそうか
と自分の無計画さにうんざり。
自分の村の感覚で、名前と最近引越してきた人、くらいの情報があればすぐ見つかるだろう、と安易に思っていた。。。
その日は途中で彼の知り合いに会えることをあきらめ、偶然を期待しマーケットに2時間居座って通りがかる人を眺めて終わり。
2度目は写真を持って再挑戦。
2つほど情報が入ったけど、結局どちらも彼ではなかった。
その間、同僚や校長もいろいろ彼を学校に戻そうと手を打ってくれていました。
けど、彼らに任せていたら、いつになるか分からないと思っていた私。
そんな矢先に彼のおばさんが学校へやってきました。
そして
交通費が工面出来次第、彼を学校につれてくる
というので、交通費を渡して、彼女に彼の本当のお母さんの家を訪ねに行ってもらいました。
おばさんがまだ村にいるなら、私が彼を探しまわる必要なかったんじゃん
と若干思ったけど、今まで通ったことしかなかった場所でバス下りる理由ができて、いい経験だったかな
まっ結局、彼が村を去ったのは、
単なる家出でした。
あ~心配して損した
彼のお父さんは既に他界し、お母さんは無職。
それでお母さんの妹さんの家で暮らしている彼。
学費を払ってよ、と怒る甥っ子に
家の手伝いをもっとしなさい、と怒るおじさん。
自分の子供じゃないのに、自分だって生活に余裕があるわけじゃないのに、甥っ子の面倒を見て、彼のために涙を浮かべるおじさんの姿に、優しさと家族の暖かさを感じました。
そして何より彼が無事戻ってきてくれて本当に良かったです
勉強の遅れを取り戻すべく、12月の学期休みはもう勉強させなきゃと今から燃えます。