今回は術後最大の痛み、医療用のホチキスを取った時のお話です。
ホチキス?と思う方もいるかもしれませんので軽く説明を。
私は皮膚をメッシュ状にしてそれを植皮していました。
植皮した皮膚を肌に留めるために必要だったのが医療用のホチキスです。
事務用のホチキスと何ら変わらない形をしていて、
それを皮膚にバチバチと留めていくんです。
術後皮膚の定着を確認してからそれを全部取るんです。
数百個近くを麻酔無しで一気に引き抜いていきます。
皮膚は定着したとはいえ、まだ瘡蓋やら肉がそのまま出ている所から容赦なく引っこ抜きます。
もう一度言いますが 麻 酔 無 し です。
どうやってホチキスを見つけるのかと言いますと、まさかの目視(笑)
ホチキスが見える所は良いのですが、瘡蓋を剥がしたりして探していき、肉の中とかをほじくりながら取っていくんです。
1時間を超えた辺りから、もう残っててもいいから止めません?
と先生に訴えるも、笑顔で「ダメ♡」の一言。
この「残ってていいから~」のセリフが後になって悲劇を生み出すとは、その当時は思いもよりませんでした。
こちらです。
冷静に思い返すと抜ホチキスが最大の痛みは言い過ぎですね(笑)
抜ホチキスを終え、腕の添え木を取った後に事件は起きました。
多分その事件の際に起きた痛みが術後最大にして最後の痛み。
この事件について次回書いてみます。
更新が1年後にならないように頑張ります。
冬も近づいてきましたので、皆様お風邪などを引かぬよう、
ご自愛ください。