ディズニー・プラスで見始めた「Christobal Balenciaga」



スペインのラグジュアリー・ブランドってロエベくらいだと思ってましたが、バレンシアガも実はスペイン人。名前は知ってるしバッグは見たことあるけど、あんまり良く知りませんでした。


サン・セバスチャンで始めたブランドがココ・シャネルの押しでパリに移り、色々ありながらも成功を収めるストーリー。予想外に中盤から面白かったです。


クリスチャン・ディオールなどと競合しながらエレガントで時に華やかなラインのドレスを次々と発表した彼。


リタイアして、ブランドは解散。記者に「誰かに引き継ごうと思わなかったの?」と聞かれ、彼は「ピカソが、誰かにピカソと言う名前を使い絵を描けと言わないだろう。」と。こだわりがある彼なりに誰かに託すということを考えなかったよう。


ただ、バレンシアガは今でもブランドが存在しますよね。解散して十年以上経ってから80年代に復活したそう。改めてバレンシアガをネットでチェックしてみると…




ポテトチップスのバッグ!しかも1,500ユーロ(24万4千円)。


大手スーパーLidlかAldiのエコバッグのようなトート。2,700ユーロ!

そして…


スポーティー路線??

現在のブランド・アンバサダーはキム・カーダシアンだそう…

バレンシアガ本人のエレガントなデザインからかけ離れすぎていて、正直ショックでした。

遺産相続人(甥と姪、或いは私的秘書)が死後ブランドを売り、現在はグッチやサンローランを抱える大企業の一部。いくらファッションは次々と変わり、トップブランドであり続けるには時代の先駆けでないといけないといっても、あまりのギャップにびっくり!本人の希望も尊重されなかったことにがっかりしました。遺書をもうちょっときちんと書いていれば…

バレンシアガもピカソの話をしていましたが、ミロ美術館の後に行ったピカソ美術館でのピカソ没後50周年記念ピカソとミロ展の特別展についてはこちら。こちらも見どころたくさんで楽しかったです。