大切な情報はネットにも本にも記載されない。 | クラブゴーストタウン【カフェ、音楽事務所、モータース、私立探偵、撮影部】

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はまってはいけない世界、

今年はじめたカメラの話で、今日は書きます。

 

これに限らず、車の世界、音楽の世界も同じだなと思っています。

 

仕事柄車の写真撮影もかなりやってきました。

ただ、雰囲気のみで撮影をしており、

基本的な絞り、シャッタースピード、ISOなどは気にしてませんでした。

 

やるからには、基礎から。

当たり前のように登場する専門用語の意味、その使い方。

そこからのスタートとなりました。

 

とはいえ、構図みたいなものは昔から自分なりにどうすればかっこよく見えるか

どうすれば迫力出るか、どうすればドラマチックになるか、などとやってはきたので

我ながらといえばおかしいかもしれないが、、アングルや構図は結構、意識してきたのである。

こんな感じで、基礎もわからずともフィーリング程度のこだわりは有りました。

 

でもカメラの仕組みや構造、操作方法などは知らずにデジカメ、スマホ任せでしたので、

これからはより、表現力を付けれたらいいなといった感じで趣き深い楽しみでもあります。

 

 
 
きっかけはカメラを安く譲りうけたこと、頂いて数か月放置していたのだが、
なんとなしに使ってみようかと持ち出し、近所の公園で夕方撮影してみた。
  
なんかね、全然 自分で撮ったという感触がない。
使い方のわからないカメラのシャッターを押しただけという感覚で
欲しい絵にできない。とても嫌な感触でした。
夕方ということもあり、明るさや色も思いとはなにか違う。
 
その晩、さっそく基礎的な情報をYouTubeで漁る。
どうやら、シャッタースピードを自分で決めるモードから
初心者は練習というところに行きついたので、ではやってみようと
このB500をみてもそのようなモードはない。
 
 

 

ちょっと待て!
ん?レンズの脱着はどうやるんだ?
あれ?外れないやつだ、一眼レフかと思っていたのだ、、、
 
何かと勘違いが重なっていた。
使い方云々よりもっと前の段階、カメラの種類を見過ごしていた。
 
手にしているB500をざっと調べると
コンパクトデジタルカメラ、略してコンデジといわれるカメラだった。
コンデジでも上位モデルというか、こだわり向けの機種だと
絞り、シャッタースピード、ISOなど自由に操作できるものがあるが、
このB500はシーンを選んでそれっぽく素晴らしい撮影をしてくれる、
高級お任せカメラ的な感じで、自分の好きに設定をいじれないのである。
 
一気に冷めた。
 
これでは練習にならない。
 
どうせならフィルムがカッコいい!くらいのノリで
Leicaのフィルムの中古をそろえる。
 
なかなかのいい味の写真が撮れるわけではあるが、練習するとなると
フィルムの無駄打ちやフィルム代、現像代のコスパが非常に悪く、
これは腕を磨いてからフィルムに帰ってきたほうがいいと痛感しました。
 
 
では、プロが使ってるカメラなら、いいだろうと覚悟して、いろいろ調べに調べ、
現役でも使用されているという一眼レフ機のこちらの中古を買いました。
 
ブランド キヤノン
モデル名 EOS 5D Mark IV
最大画像解像度  30.4 MP
フォトセンサーサイズ  フルフレーム(35mm)
最大シャッター速度 30 seconds
最小シャッター速度 1/8000秒
   

デジタルカメラはどうもセンサーサイズというのが

そのカメラの性能を図るには大きな要因の一つのようで

フルサイズセンサーと呼ばれるカメラなくしては簡単に言うと

カメラマン語るな!って話になっている。

乱暴な書き方にはなっているかもしれないが、そうこうしているうちにも

正月からカメラを初めて2か月あまりで4000枚以上も撮影し、

初心者として、ニュートラルな精神で基礎を中心にネットで学び、

ネットにない情報は本から仕入れ、情報を乱読しつつシャッターを切っている。

 

で、このEOS 5D Mark IVを使い、何気に取った目の前のビール。

素人ながらその性能の違いに圧巻された。

 

ただシャッターを切っただけでこんなに撮れてしまうカメラを

自分の思い通りに操れたら、もうカメラのせいにはできないから

これで腕を磨いていけば間違いないだろうと思った。

 

専門分野 実は初心者を歓迎しない事について。

 

今回、新しいことをはじめ、新しい世界へ足を踏み入れたのであるが、

やはり 存在するあれ。 違和感。

 

過激なことを言うと プロは新参者を望んではいないのである。

社会通念上、夢は大事、楽しいからおいで!、初心者でもOK!みたいな歓迎モードでは

一見あるが、本当に内心そうなのだろうか?

 

さかのぼること30年前、15歳の頃、ギターをはじめたのであるが、

当然、楽器も触ったことのない状態からの超初心者である。

意気込みだけはかなりあって、猛練習して絶対うまくなってやる!と思っていた。

当時、先陣切って始めたのが自分であり、教えてくれるような先輩はいなかった。

じゃ、どうやって覚えていくかだが、当時はネットもなく本、雑誌の初心者向けコーナー

みたいなものを読んでは実践するくらいしかなかったのだ。

 

それは、意気込みを打ち砕くには充分な内容だった。

弦の張り方、チューニングのやり方、

コードの押さえ方、コードチェンジのやりかた、スケール練習、ストローク


一見、親切そうには書いてはあるが、

ルート、主音、ドミナント、サブドミナント、ペンタトニックスケール

ダイアトニックだのへんてこりんな用語ばかり、平気で専門用語も

説明なく書かれており、15歳の少年にはとても難しいものであった。

 

今思えば、いわゆるどの記事を読んでも嘘は書いてはいないが、

親切に難しくしている節が多々あり、

 

こっちの世界はとても難しくレベルが高いから、

こっちの世界には、入ってこないであきらめてね

 

このような意図があるのである。

 

夢は売るが、本当の意味での成功は与えない。

 

この構造である。

 

それは商業的な本質と、職人敵、商売敵となる脅威はできるだけ

芽を摘み、それを乗り越えたものだけの世界。

彼らはハイレベルな人材が量産されては困るからである。

楽しいことは教えてくれず、プロ志向の苦行である。

 

本当の意味でのコツみたいなことや、核心にある単純な何かは

どれも教えてくれない。

 

これは自分でたどり着くか、信頼関係あっての人からの伝承でしか

知ることはできない。

 

小出しにされた 楽しそうな 目からうろこ情報は、中の下レベルまでは

こんなもんで出来るよ!というもので、大事な本当の部分は絶対に教えないものである。

 

そんな中2年が経ち、少し、ギターも触れるようになって、高校卒業して

ギターのプロともいえる大先輩に出会った。

たった一言、教えてもらったことが、すごい大事なことで

あれなしには先に進めない技術であり、

自分一人ではなかなかたどり着けないだろうなといったことであった。

 

さて、少し話を変えて、

ピアノや鍵盤楽器が出来ない人に問いたい。

 

ピアノ両手で弾くことって、すごい難しく思ってないでしょうか?

自分も鍵盤弾けたらどんなにいいだろうと思いチャレンジしたことがあります。

で、本屋さんで大人から始めるピアノみたいな初心者本を買い2ページ目で挫折。

 

やっぱり鍵盤なんて幼少期からやってないと無理だわ。

 

そうなるわけです。

 

あんな本で本当に弾けるようになる人いるのだろうか。

 

こっちの世界はとても難しくレベルが高いから、

こっちの世界には、入ってこないであきらめてね

 

また言われてしまったわけです。

 

 

それからまた出会いがあったわけで、

音楽家の先生と出会いました。

 

自分は鍵盤ってあこがれるけど とても今更、無理でしたよ。

 

先生は、超一流になるなら無理だ。

それなりにはできるというのである。

 

それから週一日、先生のもとで音楽全般の理論的なことや

ピアノの弾き方を習い、ここでようやくわかった。

 

ネット、雑誌、本、さらにプロアーティストまでも

プロ〇〇といった初心者向けユーチューバーもそうで、

発信している内容は

 

こっちの世界はとても難しくレベルが高いから、

こっちの世界には、入ってこないであきらめてね

 

これなんですよね。

 

中には親切にわかりやすく評判も良いものも確かにあるし、

確かに勉強になるものがある。

 

でもそれは、核心を抜いたレベルまでで、

とっておきのコツみたいなものは絶対に教えない。

 

これはそのそれらを批判する意図ではなく、この構造が分かって

学ばないと、天才でもなく素質のない我々は、

夢だけ売られて騙されちゃうよって警鐘のようなものである。