ある男の肖像
 

 

洋行帰りのその洒落者しやれものは、
としをとつても髪に緑の油をつけてた。

夜毎喫茶店にあらはれて、
其処そこの主人と話してゐるさまはあはれげであつた。

死んだと聞いてはいつそうあはれであつた。

 

 

      ――幻滅ははがねのいろ。
髪毛のつやと、ラムプの金との夕まぐれ
庭に向つて、開け放たれた戸口から、
彼は戸外に出て行つた。

剃りたての、頚条うなじ手頸てくび
どこもかしこもそはそはと、
寒かつた。

開け放たれた戸口から
悔恨は、風と一緒に容赦なく
吹込んでゐた。

読書も、しむみりした恋も、
あたたかいお茶も黄昏たそがれの空とともに
風とともにもう其処にはなかつた。

 

 

彼女は
壁の中へ這入はひつてしまつた。
それで彼は独り、
部屋で卓子テーブルを拭いてゐた。

 

 

          青空文庫

 

 

 

 あれ今までと違うぜ

 どうしたんだろう

 まっ

 いいや

 

この詩

事実を?

淡々と?

比較的分かり易くて(でもないな)

1つ1つのシーンが目に浮かぶ

 

そして失われた恋

 

彼女 亡くなったんだろうな

 

読むうちに寒々としんみりなっていきます

 

次の曲を思い出しました↓

 

 

今日は久しぶりの大雨

やっと梅雨に入ったのかな

 

それにしても「梅が手に入らない」と

妻が嘆いている

 

「食糧難になった時 ご飯と梅干し ゴマ 海苔(又はわかめ)があれば良いよ」

と思っているんだけどね

 

あとタンパク質はイリコをかじる

あっ味噌を忘れていた これも身体に良い。

 

 

あれ 雨 止んでいるよ

散歩しょうかな

いや リハビリだよ

 

今日は日曜日

なのに 我が家の近辺寂しい

子供の声が聞こえない

静かだね

ゴーストタウン?

だね 

 

歩く人は 年寄りばかり

多くは犬を連れている

んー

ウオーキングしている人もたまにいる

 

 

 

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海月