冷たい夜
冬の夜に
私の心が悲しんでゐる
悲しんでゐる、わけもなく……
心は錆びて、紫色をしてゐる。
丈夫な扉の向ふに、
古い日は放心してゐる。
丘の上では
棉の実が罅裂ける。
此処では薪が燻つてゐる、
その煙は、自分自らを
知つてでもゐるやうにのぼる。
誘はれるでもなく
覓めるでもなく、
私の心が燻る……
青空文庫
悲しいさが
じわーとと伝わってきそうです
「心は錆びて紫色している」
斑銅鉱という石を思い出しました↓(ネットより)
この石を持っていたのですが・・・
いつの間にか消えました
銅が?錆びたような色です
「此処では薪が燻つてゐる、
その煙は、自分自らを
知つてでもゐるやうにのぼる。」
この行から
「煙が目にしみる」
という曲を思いだしました。
今から50年前に聞いて感動?しました。
今 聞いても良いですね↓
ゼフィリーヌ・ドルーアン↓
ずっと 元気がありませんが健気に咲いてくれました。
海月