この小児
コボルト空に往交へば、
野に
蒼白の
この小児。
黒雲空にすぢ引けば、
この小児
搾る涙は
銀の液……
地球が二つに割れゝばいい、
そして片方は洋行すればいい、
すれば私はもう片方に腰掛けて
青空をばかり――
花崗の巌や
浜の空
み寺の屋根や
海の果て……
青空文庫
この詩好きです
分かり易い
特に
地球が二つに割れゝばいい、
そして片方は洋行すればいい、
すれば私はもう片方に腰掛けて
青空をばかり――
なんて イメージできる
おお悲しみが一杯だ
そして 最後の4行の終わり方
良いですねえ
好きです
花崗の巌や
浜の空
み寺の屋根や
海の果て……
花崗岩について
日本には北海道から沖縄県まで広く分布し,分布域は国土の約12%の面積を占め,特に中国地方には広い露出が見られる。
中也は湯田の生まれだから 花崗岩の海岸が多かったのだろう
考え過ぎかな?
角島周辺の海岸は特に砂が白いよ(花崗岩が風化した砂は白い)
角島は何回も行きました。
特牛という駅だったと思いますが
そこから船に乗っていきました。
お魚も一杯釣れたことがあります。
もう40年前のことです
話は変わりますが この人の考えは好きです↓
海月