あひびき
*きつねのてうちん見つけた、
蘇鐵のかげの黒土に、
黄いろなてうちん見つけた、
晝も晝なかおどおどと、
男かへしたそのあとで、
お池のふちの黒土に、
きつねのてうちん見つけた。
*毒茸の一種、方言、色赤く黄し。
どちらだろう?
水門の水は
水門の水は
兒をとろとろと渦をまく。
酒屋男は
半切鳴らそと櫂を取る。
さても、けふ日のわがこころ
りんきせうとてひとり寢る。
りん‐き【×悋気】
[名](スル)男女間のことなどでやきもちをやくこと。
りん‐き【臨機】
六騎
*御正忌參詣らんかん、
情人が髮結ふて待つとるばん。
御正忌參詣らんかん、
寺の夜あけの細道に。
鐘が鳴る、鐘が鳴る。
逢うて泣けとの鐘が鳴る。
*親鸞上人の御正忌なり。
「六騎(ろっきゅ)」の由来
六騎とはこの街(沖ノ端)に住む漁夫の渾名であつて、昔平家没落の砌に打ち洩らされの六騎がここへ落ちて来て初めて漁りに従事したといふ、而してその子孫が世々その業を継襲し、繁殖して今日の部落を為すに至つたのである。
梅雨の晴れ間
せ、
せ、水ぐるま、
けふの午から忠信が隈どり紅いしやつ面に
足どりかろく、手もかろく
狐六法踏みゆかむ花道の下、水ぐるま…………
せ、
せ、水ぐるま、
雨に濡れたる古むしろ、圓天井のその屋根に、
青い空透き、日の光、
七寶のごときらきらと、化粧部屋にも笑ふなり。
せ、
せ、水ぐるま、
梅雨の晴れ間の一日を、せめて樂しく浮かれよと
り舞臺も滑るなり、
水を汲み出せ、そのしたの葱の畑のたまり水。
せ、
せ、水ぐるま、
だんだら幕の黒と赤、すこしかかげてなつかしく
旅の女形もさし覗く、
水を汲み出せ、平土間の、田舍芝居の韮畑。
せ、
せ、水ぐるま、
はやも午から忠信が紅隈とつたしやつ面に
足どりかろく、手もかろく、
狐六法踏みゆかむ花道の下、水ぐるま…………
きつね‐ろっぽう ‥ロクハウ【狐六方】
歌舞伎の演技で、狐の正体を見せた六方。「義経千本桜」で、忠信に化けた狐が、花道を狐の手振り足取りで引込む時などに用いる
今日も良い天気
小春日和
一昨日 泌尿器科に行き
大したこともない
ということで 飲み薬を一か月分
そのとき血圧が200を超えていたので
昨日は内科へ
その時息切れがすることを相談すると
レントゲン
「んー肺気腫 また間質性肺炎の可能性が・・・・」
ショックでした。
今日はなんとか気持ちを持ち直して眼科に行きました
そして
ルンルンで帰った来ました
海月