五月の貴公子
 
若草の上をあるいてゐるとき、 
わたしの靴は白い足あとをのこしてゆく、       
ほそいすてつきの銀が草でみがかれ、 
まるめてぬいだ手ぶくろが宙でおどつて居る、 
ああすつぱりといつさいの憂愁をなげだして、 
わたしは柔和の羊になりたい、              
しつとりとした貴女のくびに手をかけて、 
あたらしいあやめおしろいのにほひをかいで居たい、 
若くさの上をあるいてゐるとき、 
わたしは五月の貴公子である。

                   萩原朔太郎   

 

 

 

今日から5月

森の木々が緑色に爆発しています

 

良い天気が続いて

ああ どっかに行きたい

 

普通ならそんな気も起らないのに

出るな!と言われると

どこかに行きたくなる

 

コロナ騒ぎ早くなくなれ!!

 

 

まぁこさんのコロナ対策【NAC編】をリブログしました

 

 

海月