ゼリーなのにゼラチンが入ってないんです!?
こんにちは。
前回の予告では 『塩について』お届けする予定でしたが
読者の方からのご意見により変更させていただきます。
先日2回にわたってお話しました
『私のコラーゲン 1日たったの36円!!』
『52円で出来る!~ コラーゲンたっぷりのデザート ~』
についてこんなご質問が寄せられました
こちらについてお応えしましたところ
こんなに貴重な情報~良かったら皆さまに発信されて下さい♪
凄く勉強になりました!
というご意見を頂きましたので少し整理して、公開することにしました。
宜しければご覧下さい
ご質問
最初に行ったドラッグストアにゼラチンがなかったので‥市販ゼリーの表記
を見てみたんです。
ゲル化剤?市販のゼリーに記載されているものって‥ゼラチンなん
ですか?
ちょっと長くなりますが・・・・
残念ながらゲル剤はゼラチンではありません
多くの場合、ゲル化剤(アルギン酸Na)、ゲル化剤(ペクチン)、ゲル化剤(増粘多糖類)などと、用途名と物質名を併記する形で、使用したゲル化剤が表示されています。
市販のゼリーの場合、ゲル化剤(増粘多糖類)が一番多いように見受けられます。この”増粘多糖類”というのがまたまた表示上のマジックです。
例えば、
<カラゲナン>と表示されていると、なんだか危険そうないかにも添加物っぽいのですが、カラゲナンとキサンタンガムを合わせて使うと⇒<増粘多糖類>という一括の表示に替えていいと言う決まりがあります。ですので、表示のイメージでカタカナをなくしたいという意図が働き、添加物を組み合わせて使うという業界の裏事情もあるのです。
ゼリーとは、ゲル状に固まった食べ物の総称ですので、寒天を使っていても、またゼラチンを使っていなくても<ゼリー>という商品名を使うことが可能なのです。
ゼリーを作るのには、ゼラチン(寒天)と水が基本であとは具材を使うだけで美味しいものが出来るはずなのに何故このようなゲル剤や添加物が必要になるのか??
それは、本来保存できないものを長期保存可能にしたり、常識的に冷蔵でなければおかしいものを常温での保管を可能にしたり・・・・いわゆる便宜上が優先された結果なのです。なぜか・・・・・それは価格競争の成れの果てといっても過言ではないと思います。添加物を使えば、大量に、安く、そして『美味しそう』な商品の生産が可能になるのです。
本当に長いです。ごめんなさい
話がそれましたが、
商品の裏面表示を見てみると、その他かなり沢山の物質名が出てきます。
添加物は使用した食材の後にまとめて、多い順に表示するという義務がありますので、後半に記載されている○○剤や○○料と付くものは全て添加物です。天然由来のものも多くありますが、由来というだけで科学的に作られているのです。
また、ゼラチンはアレルゲン表示(豚由来のものが多い)が任意で推奨されていますので、各メーカーは責任上その表示には気を使っています。ケーキやさんなどでも最近はゼラチンを使用している場合は小麦や鶏卵等と同様にはっきりと表示しているようです。
私のセミナーでは、<食品の裏面表示の見方>を講義すると共に
市販の商品を購入する場合は、なるべく裏面表示の記載内容が少ないものをお勧めしています。
<ゼリー>と言うだけで、ゼラチンも寒天の入っていないもののなんと多いことか・・・
もし上記で説明したようなことが気になる場合は、なるべく対面販売の日持ちしないものがベターだと思います。
『安心・安全への対価』分がちょっとUPしますが・・・・・。
この回答に対して質問を下さった読者の方はこう仰っていました。
高い化学ビタミンゼリードリンク等を買うよりも
『52円で出来る!~ コラーゲンたっぷりのデザート ~』や
ブログに書かれている『カフェオレ』等が
御財布にも優しいので いいと思っちゃいます。
このような濃い内容でしたが・・・・・少しでもお役に立ちましたでしょうか?
食品添加物は
そのひとつひとつの安全性については<厚生労働省>が認めていますが
それらの『食べあわせ』については、未だ未知の部分です。
しかしながら、今や私達の生活にはなくてはならない大きな存在になっていることも事実です。
むやみに恐がるのではなく
正しい知識を知って『選ぶ』ことが重要な時代になってきているのではないかと思います。
お読みくださりありがとうございました。
お疲れ様でした。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
皆様の身近にある食に関する??があればお気軽にください。
わかる範囲になりますが、応えしていきたいと思います。