先日、CDプレーヤーを買った。この価格でこの性能?と驚いた。良い意味で。同じメーカーのアンプと連動させて、リモコン操作も楽々。
何を当たり前のことを、と思われるかもしれないが、何しろ、LPレコード再生のターンテーブル(プレーヤーなどとは言わないのだ)とカートリッジに拘った世代。昔日の観がある。
高校から大学まで、資金を注ぎ込んで組み上げたシステムは、100万円を超えた。大人のオーディオ通から見れば、笑われること間違いなしの低額システムだったが、カートリッジ1つで4万円弱(これ、買ったばかりのCDプレーヤーの価格を超えてる…)という代物ではあった。
構成は、マランツのプリメインアンプ、JBLのブックシェルフスピーカー、DENON(デンオン)のターンテーブルとカートリッジ、ナカミチのカセットデッキ、テクニクスのチューナーで、聴いたのはクラシック。(おい、この組み合わせは、どう見てもJazzだろう?) システムの目標は、オーケストラの楽器、特に、ビオラとチェロをしっかり分離すること。
自慢のシステムだったが、大学時代、CDなるものが出始めて、あっさりオーケストラの楽器が分離できるのに驚嘆し、かつ、システムアップの努力をやめた。オーディオ熱、ここに冷める…。
そして、今。総額20万円(購入価格)以下で、大編成のオーケストラから室内楽まで、存分に楽しめるシステムを組み上げようとしている。チューナーは要らないので、あとはスピーカーを選ぶだけ。かつて組み上げたシステムを、あっさり上回る性能のものを、余裕で組める。
スピーカーは、目当てのものを視聴してきた。小音量で。なぜなら、大音量での試聴は、スピーカーの能力を試すには良いが、それ以外に意味がないからだ。主として環境要因のために、自宅ではあんな音量は出せない。
かつての指向とは違い、低価格のコンポーネントでいかに良い音を得るかが、オーディオの醍醐味だと感じるこのごろである。