以前、お題をいただいて書いた記事になります。



『ネット』


ネットの世界はけっして特別なものにあらず。

リアもネットも違いはなく。

どちらも人が集い、場を造りしもの。



ただ。


気持ちや情報の伝達手段が、文字が中心になる、いわゆるSNSなどと、リアルとは言葉の扱いが変わるもの。


ある研究によれば、面と向かって対話した時に伝わる情報が100とするなら、言葉だけで伝わる情報は15にも満たないとか。

言葉だけの世界でいったい、一度にどれほどのもの、伝えられるというのでしょう。



なぜか。


それは一つに、言葉は捉え方によって幾重にも意味が変わることが考えられます。

辞書をご覧になってみてください。

一つの言葉に与えられた意味は2〜3あり。

前後につく言葉、文の位置により、意味もあっちへこっちへ。

基本ですらそうなのに、相手との立場により、さらにあっちへこっちへ。

言葉とはそれほどまでに曖昧なものなのかもしれません。


たとえば。

死や愛という言葉一つ、❤のマーク一つをとっても人によって捉え方は違います。

※誤解多すぎるため、妖精さんは使ってはならぬマークがあるくらいです


親しきお友達と思えば冗談に読める言葉もあれば。

同じ言葉でも非難の言葉に読めたり。

受け取る側の取り方次第。

お互いの関係次第、なのかもしれません。

親しき間ですら、状況により、いくらでも誤って捉えられるものでもあるかもしれません。



これはネットに限らず、リアでも一緒。

ただ、ネットでは、言葉以外の情報がないがゆえに、さらに顕著に誤解は現れる。


「誤解あることを頭の片隅におき、言葉を選び、言葉を交わすように」


そう、私は教えられました(笑)


正直に言えば、出来ていません(- -;)

送られてきたメールに、カチンとくることもあります。

(怒ることが禁じられているにも関わらずです(>_<))

勢いで返事を出してしまうときもあります。

送ったメールを取り戻したくなる時もあります。

記事はUPしたあとも書き直します(笑)

幾度も謝りのメールを送りました。



かの人は言いました。

「誤りがあるは常のこと、それを補えるよう、余をもつことこそが大事」


誤り、誤解があるは仕方なきこと。

人を傷つけてしまうこともあれば。

人の言葉に傷つくこともあり。


出した言葉が相手に誤解を与えないかどうか、見直す余裕。

出された言葉の真意を今一度、見つめ、聞きなおす、余裕。

必要なのかもしれません。

その余があれば、誤解、少しは減るのかもしれません。


自らを友と呼び。

自らが友と呼ぶ。

そんな方々が、お互いを傷つけあおうとする気持ち。

そうそう、持つわけはありませぬ。

そんな考えから見ることも、必要かもしれません。


世は誤解に満ち溢れている、などと言った方もおりました。

書いていて、ネットだけではないな、とも思い。

どんな時でも、心に余裕をもつこと、必要なのかもしれません。




さて。

出された宿題のお答えにはなってはいないかもしれません。

ネットの功の部分、書いてもおりませぬ。

もし。

今一度、続きを書かせていただけるなら。

いつか、ネットの森の中で、お話しませう(^ ^)







余談です。

-当時いただいたメールより-


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妖精さんは 傘をさす

誰かの頬に

ひと粒雨の雫を見つけるやいなや

妖精さんの傘は さしかけられる

誰もが妖精さんの魔法で

もう一度 笑ってみたくなる

自分の笑った顔を

思い出してみたくなる

たまに妖精さんの魔法が欲しくて

泣き真似するのも いいかな (*^-^*)

そうしないと 忙しい妖精さんに

かまってもらえなくなるからね(爆)

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いただいたお言葉に、力足りぬ己が身が恥ずかしいです。

いつかいただいた言葉のような妖精さんとして在ること出来るよう、精進いたしますm(_ _)m
 

午年だけに、この言葉から今年はスタートしたいと思います。
 


 

焚火の火は、冬になると少しだけ音が澄む。
ぱち、と弾けて、煙が細くほどける。
森の入口は白い。息も白い。足音だけが、ちゃんとこちら側に残る。

その淑女は火のそばに腰を下ろし、手をかざして指先を確かめるように動かした。
温かい。ちゃんと熱い。——それなのに、どこか遠い顔をしている。

「私、毎日同じことをしています」

「同じ時間に出勤して、同じように報告して、同じように謝って、同じように笑う。
誰かの指示を待って、誰かの機嫌を読んで、空気に合わせて。
それで一日が終わるんです」

一つひとつは、できている。
むしろ、よくできてしまう。
だからこそ、怖くなる。

「“私じゃなくても回る”って、わかってしまうんです。
代わりはいくらでもいて。
私が今日いなくても、明日には埋まってしまう」

淑女は笑おうとして、笑えなかった。

「スナフさん。
私、なにかを失くしたわけじゃないのに、私が薄くなっていく気がするんです。
大多数の一人になっていくのが、悪いことじゃないってわかってるのに……
溶けてしまいそうで、怖い」

スナフは笑わない。急いで慰めもしない。
ただ、薪を一本、火に渡してから言う。

「あちらをごらんください」

スナフの指さす先に、白い花畑がある。

「花?」
淑女が首を傾げた、そのとき。

……かさかさ、と。
白のかたまりがわずかに動いて、ふと飛び立つものがある。
白い蝶が舞い上がる。

「……きれい」

その白は、さっきまで景色の一部だった。
見えていたはずなのに、見えていなかった。
動いて初めて、そこに“在った”ことがわかる。

風が吹き、森の葉が落ちる。
落ち葉をひと目見て、スナフは語る。

「かの人は言いました。

『白馬入蘆花(はくば ろかに いる)』

白馬が蘆花の中に紛れて一体になっている様を表しながら、馬と花、どちらも存在していることを言い現わした言葉だそうです。

蝶と馬の違いはありますが、——それでも、人でも同じではないでしょうか。
あなたは確かにそこに居て。
あなたは確かにそこに在る。

紛れて見えづらくなっているだけなのかもしれません。
景色の中に溶け込んでいても、無くなったわけではない。
目を凝らしてみれば、必ず、そこに在る。」

淑女は、しばらく蝶の跡を追っていた。
白は白のまま、空にほどけていく。
そして、ふと気づいたように息を吐いた。

「……私も、消えたんじゃないんですね」

スナフは短く頷く。

「大多数の中にいると、紛れてしまうように思える時があるかもしれません。
それでも、無くなるのとは違うのだと思います」

焚火の火が、ぱち、と言った。
熱がある。音がある。匂いがある。
確かにここに在るものは、たいてい静かで、目立たない。

「どうしたらいいんでしょう」
淑女が聞くと、スナフは少しだけ肩をすくめた。

「白い花の中にあるから、紛れてしまうなら。
時々、先ほどの蝶のように飛び立ってみるのもよいかもしれません」

先ほど、飛び立った蝶が戻ってきて、また白い花に紛れる。

「自分を確認できたら、また戻ればよいのですから」

淑女は、もう一度だけ花畑を見た。
白の中に、白がある。
けれど、さっきの蝶は確かに、蝶だった。

「……行ってきます」
その声は小さかったけれど、足音はちゃんと残った。

リアルとも呼ばれるところ。

そこには人の世界があります。

人の内である人間と、人の外にある人外と。

注)人外=人ではないもの。ここでは愛称のように使っています。
時に、もののけ、妖、霊、妖精などと呼ばれることもあります。

そちらの人外スナフのお話。

人外である妖精さん側に伝わるクリスマスのお話。

「サンタさんからの電話」
「サンタさんのプレゼント」
「サンタクロースのひみつ」

に連なるお話になります。

クリスマス前。

各地の妖精さんたちは、サンタさんの家に応援に参ります。

下っ端の下っ端、スナフも例外ではなく。

毎年、雑用に、雑用に、雑用に、奮闘しております。

(頭の使えない妖精さんは体を使います(- -))

たくさんの妖精さんやら、トナカイやら、関係者(?)やら、で溢れるサンタさんの家。

サンタさんや、奥様のムオリさんを筆頭に、皆が来るべき日のために最後の追い込みにかかっております。

今年は内勤のスナフですが、

「ほら、スナフ!動きが悪い、もっとスピードあげんかい!!」

「はいぃぃぃ(> <)」

こういう場所で、急にテンションも気合も入る先輩妖精さん(ベテランに多い)がいまして。

まぁ、人使い、もとい、妖精使いの荒いこと、荒いこと。

世界中のお子様のためでなければ、泣いて逃げ出すところです(意味不)

ちなみに病み上がりなんですが、と言える空気でもありませんw

といいつつも。

ふとした間に、休憩と称して、庭に出た(逃げた)スナフ。

星明りしかないはずの森の奥から、赤い光が近づいてきます。


「ルドルフ…さん?」

「やぁ、スナフ、サボりかい(笑)」

サンタさんのソリを先頭でひく、トナカイのエース、赤鼻のルドルフ。

相も変らぬ、ピカピカの赤鼻。

トナカイの中でももっとも有名。

まっかなおっはなぁの♪ トナカイさんはぁ♪

の、方です。

スナフ「少し、赤鼻の光強くなりました?」

ルドルフ「うん、LED電球に替えたからね、持ちもいいしね!」

スナフ「…」

ルドルフ「冗談だよ」

スナフ「わかってます(- -)」

スナフ「今年もたくさんのプレゼントが用意されましたね」

ルドルフ「宅急便にも頼みたいよね」

スナフ「…」

ルドルフ「冗談だよ」

スナフ「わかってます(- -)」

ルドルフ「冗談は抜きにして。

ちょっと変わったプレゼントを運んだこともあったんだよ」

スナフ「ちょっと変わったプレゼントですか?」

ルドルフ「そう、形のないプレゼントさ」


――ここから少しだけ、静かな話をします。

――これは、荷物にならない贈りものの話。
 



「形のないプレゼント」


今からいくつも前のある年。

サンタさんの元へ届いた手紙に、こう書かれていたそうです。

"サンタさんへ

パパとママをください"

調べてみれば、父と母を亡くした幼き男の子のものだったそうです。

手紙を見つめながら、深いため息をつく、サンタさん。

「サンタにも贈れぬものもあるんじゃな」

落ち込むサンタさんの肩に、ムオリさんの手がそっと置かれました。

※ムオリさんはサンタさんの奥様です。

その年のクリスマスの日。

いつものように出かけていくサンタさんと、トナカイたち。

あちらこちらを回り、プレゼントを配っていきます。

奥様であるムオリさんや、手伝いの妖精さんたちもバックアップに大忙しです。

クリスマスイブの夜も4分の1を過ぎたころでしょうか。

予定にない時刻にサンタさんのソリが戻ってきました。

「ムオリはいるか!」

「えぇここにいますよ!」

「すまんが、一軒付き合っておくれ!」

「えぇ。皆さん、少し出てきますね」

サンタさんの意を察したムオリさんがソリに乗ります。

ムオリさんを乗せたサンタさんのソリは勢いよく出発しました。

訪れたのは、プレゼントに"パパとママ"を希望した男の子の家。

サンタさんとムオリさんは、寝ている男の子の両端に立ち、男の子の手を片方づつ、自らの両の手で包みました。

「とても小さな手」

ムオリさんがつぶやき、男の子を見つめました。

「かわいい子じゃな」

「えぇ」

サンタさんは寝ている男の子に語りかけました。

「君が欲しかったプレゼントを用意できなくてごめんの」

「少々歳のいったワシとムオリで悪いが、夢の中で君がご両親と会える手助けになれるかな」

男の子の手を握りながら、サンタさんとムオリさんは男の子をやさしく見つめていました。

しばらくすると。

少し、男の子の寝顔が和らいだように見えました。

サンタさんとムオリさんは、確認するように顔を見合わせると、男の子に語りかけました。

「素敵な夢を、メリークリスマス」

「素敵な朝を、メリークリスマス」

男の子は、夢の中であれ。

クリスマスをご両親と過ごすこと、できたのでしょうか。

ある時から。

包まれることのなくなった両の手。

少々歳のいった手ではありましたが、子を想う、そのぬくもり。

伝わったことを願います。
 



ルドルフは山の向こう、遠くの空を見つめながら言いました。

「僕たちが運ぶのは、子供を笑顔に出来る"モノ"」

「それは形あるモノであったり、時にはぬくもりであったりもするのさ」

遠くを見つめるトナカイの赤鼻が一層深い光を宿したように見えました。

時に人は、初心を忘れてしまいがちであります。

子供を笑顔にしたい。

恋人の笑顔がみたい。

家族の笑顔がみたい。

大切な人の笑顔がみたい。

それが起点(初心)であるのなら。

願いや想いが込められているのなら。

贈る"モノ"に良し悪しはないのかもしれません。

相手を笑顔に出来る"モノ"であるのなら(^ ^)

笑顔も幸福の一つとするなら。

仮に。

幸福を願うことが愛とするのなら。

クリスマス。

世界中で多くの愛が贈られる日。

なのかもしれません。
 



(……さて、現場に戻りましょうか)

サンタさんの家の方から声が聞こえてきます。

"スナフは作業ほったらかして、どこいったんだ!!"

(- -;)

さて。

クリスマスの準備に戻りましょう。

あまりサボっていると打ち上げに参加させていただけなくなってしまいます。

それに。

こんな話を聞いた後じゃ、サボる気になんてなれませんしね(^ ^)

近々にて。
人外に伝わる、サンタさんのお話を4つ、ご紹介させていただきました。

「サンタさんからの電話」
「サンタさんのプレゼント」
「サンタクロースのひみつ」
「形のないプレゼント」

内勤とはいえ、明日は慌ただしく動いておりますので、少し早めの。

メリークリスマス、善き時を♪