最近は日本全国いろいろな所から来店頂いています。
ありがたい事です。
純正ダッシュボード上に付いている9cmコアキシャルスピーカーの改造からスタート。
はずしてきた9cmミッドレンジ&ツィーターの同軸スピーカーになります。
パイオニア製トヨタ純正CSTドライバーだと思っていましたが・・・
なんとデンソーテン製でした。
残念!!!
パイオニアCSTドライバーのプレゼンから生まれた同軸ユニットと聞いていましたが・・・
HPを見てみるとCSTドライバーとは書いていません、たしかに9cmコアキシャルとしか記載はありませんでした。
デンソーテンはトヨタの子会社的存在なので仕方ないですか・・・
いやいや義理人情であればパイオニア製でしょう!
愚痴を言っても進みません。
私のやるべき仕事に戻ります。
スピーカーの造りはシンプルで、ツィーターにコンデンサが直列に1発入っているだけの6dB/oct回路。
こちらが改造前のスピーカー。
ツィーター用結線をはずしてインピーダンス測定をしてみました。
F0は160Hzぐらいですね。
左右でZ-Maxのバラツキは少しありますが、これぐらいは許容範囲内です。
高額なハイエンドスピーカーであればイヤですが純正品と思えばOkなレベル。
ツィーターも測定してみました。
左右差はありませんが、ツィーターは全然鳴りません。
インピーダンス測定する時に「ピーン」と音が出るのですが、まったく音になっていません。
で、クロスを調べてみました。
2.2μFのコンデンサが入っているのでクロスは・・・
ビックリの20KHzでした。(笑)
調べて見ると「モスキート音」が16~18KHz以上という事なのでレクサスUX250hのツィーターは「モスキート音」レベルでほとんど鳴らないという事が判明。
純正アンプのクロスオーバーなど詳しく解析をしていませんが、9cmミッドレンジのF0が160Hzぐらいという事を考えると・・・
過去のデータではドアスピーカーと9cmスピーカーとのクロスポイントは200Hzから300Hzぐらいでした。
9cmで300Hz~20KHzまで再生できるのであればプロショップは苦労しません。
F0だけを見て再生できると思うのは「机上の空論」ですよ。
最近のトヨタ純正オーディオは音が悪いと相談を受けることが多いですが、いろいろ調べて行くと原因が分かった気がします。
残念。
まぁ音が悪いからショウエイに仕事が来るのですが・・・
良いやら悪いやら。(笑)
で。
完成した9cmミッドレンジがこちら。
ツィーターと16cmミッドベースはBLAMを使います。
BLAM2ウェイ+純正ミッドレンジを使ったフロント3ウェイに仕上げていきます。
弊社販売店がお近くにない一般顧客様用にオンラインショップを開設。
M&M DESIGN製品はすべて掲載していますので、宜しくお願い致します。
ガレージ ショウエイ吉岡でした。
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