今年3月まで県立高等学校の校長先生でした。教育の道一筋ですが、もっと長い一筋は「剣道」!剣道で自ら技を磨きつつ、剣道の心を追求し多くの子供たちを導いて来られました。低迷の高校剣道部をインターハイまで出場させたり、自らも剣道教士7段にまで昇格されています。女性では7段は現段階では最高位だそうです。剣道がなぜオリンピック種目にならないのか、にもかかわらず近年外国人が剣道の精神に魅せられて剣道人口が増加し各国に広がっている事実は何故なのか…剣道の歴史と共に剣道について詳しくお話し下さいました。剣道と関わったことのない人にとっても、お弟子さんを前に立たせて竹刀の実演も含めた内容でとてもわかりやすいお話でした。そして、昨今の教育の現場にこの剣道の精神性がとても必要となっていることも話され、先生は退職後Takasaki総合カレッジ「龍星塾」を立ち上げ活動をされているとのことです。皆、身の引き締まる思いを持ちながら真剣に聞き入っていましたが、先生はピンクのジャケットがとてもよくお似合いの爽やかな女剣士・中曽根径子先生でした。