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もしかしたら、以前の記事でも書かせて頂いたかも?知れないが、
私は毎年必ず、京都の伏見稲荷大社にお詣りをさせて頂いている。
祖父の代から始まった家系の恒例行事で、私で3代目となる。
去年末は、なかなか時間が取れなかったので、
今年、旧正月を過ぎてから、お詣りに行かせて頂いた。
私の家系が代々、伏見稲荷大社にお詣りするようになった経緯は、
詳しく話し出すと、とてつもなく長くなってしまうが、
時系列で要約すると、次のような経緯である。
・私の祖父方、祖母方、双方に霊能者がいた。
・祖父は先の大戦時、いわゆる赤紙によって招集され、
当時のオランダ領( 現在インドネシア) のハルマヘラ島に
出兵する事となった。
・恐らくは、生きては帰れないだろうと、
祖父も祖母も悲観に暮れ、絶望した。
・祖父の姉の霊能者に「無事に生きて帰れるから心配はいらん。」
と、神のお告げがあった。
・実際に、ハルマヘラ島での生活は
想像を絶する過酷なもので、
祖父の目の前の戦友が頭を撃ち抜かれたり、
地雷で吹き飛ばされたり、はたまた、
オオトカゲや蛇を食して飢えを凌いだり、
マラリアや飢えでも多くの兵が亡くなり、
ほぼ全滅状態に近い悲惨な惨状となった。
・終戦となり、結果的に祖父は霊能者の姉に
神様からのお告げがあった通り、
奇跡的にも、全くの無傷で生還した。
・祖父の姉に憑依した神様は、
伏見稲荷大社に鎮座する神様であった。
そして、その神様達は我々の家系を守ってくれている、
との事であった。
・祖父は生還して以来、感謝の意を込めて、
伏見稲荷大社に毎年必ずお詣りするようになった。
・祖父亡き後は父が、父亡き後は私が引き継いだ。
とまぁ、簡潔にまとめれば、大体このような経緯であるが、
結果的に、私が引き継ぐ事にはなったものの、
そこに至った経緯も、導かれたとしか思えないような、
これまた非常に不思議なものであった。
実は、私が今の双眼鏡の修理、
オーバーホールの仕事を始めた事に関しても、
この神様からの、ありがたくも厳しい啓示があり、
その啓示を胸に納め、仕事をさせて頂いているのだが、
それもまた、非常に摩訶不思議な体験であった。
そして、その体験は、
私にとって、双眼鏡の仕事は天命であると、
確信を得るに至った出来事の一つでもあった。
そんな訳で、私ももうかれこれ10年以上、
毎年、伏見稲荷大社にお詣りをさせて頂いているのだが、
お詣りに行く際は、必ず双眼鏡を持参している。
ここ数年は、Oberkochen 8×30B を持参する事が多かったのだが、
今年は誰をお供に連れて行こうか!?あれこれと考えた結果、
6年振りに、王者こと Dialyt 7×42BGA T* を持参する事にした。
7×42BGA T* の広視界で覗く、頂上からの景色が楽しみである。
伏見稲荷大社の名物でもある千本鳥居を抜けて、頂上に向かう。
10年前は、休憩せずに一気に上まで登れたが、
流石に今は、途中で何度か休憩しながら登っている。
頂上付近からの景色は素晴らしい。
京都の街並みが一望出来る。
左端の方には、龍谷大学が見える。
頂上からの景色。
この景色を双眼鏡で覗くのが、いつも楽しみなのである。
また、この辺りは色んな種類の鳥も観察する事が出来る。
双眼鏡で覗くと、こんなイメージとなる。
今回、久し振りに王者を持参したが、
やはり、Dialyt 7×42BGA T* で覗く景色は本当に気持ちが良い。
視界も広々としており、非常に開放的である。
目の前の森を観察しても、像の抜け感の素晴らしさも申し分無く、
こちらから像を見に行くのではなく、
像の方から目に飛び込んで来るような見え方である。
私は、こう言う見え方がする双眼鏡が好きである。
木々や葉っぱも、生き生きと輝いて見える。
妙なコントラストの誇張感や、
デジタル画像のような不自然さも無く、
程良いクッキリハッキリ感、鮮明度、鮮烈さが抜群で、
非常に気持ち良く観察する事が出来る。
まるで心まで、浄化されるかのようである。
Dialyt 7×42BGA T* が見せてくれる像の世界は、
覗いていて本当に気持ちが良く、
「足るを知る」では無いが、
もう、これで十分、否、十分過ぎると言う気がして、
これ以上、求める気にもならなくなってしまう。
本当に素晴らしい双眼鏡だと、改めて感じ入った次第である。
周辺像がどうだとか、色収差がどうだとか、
双眼鏡で、そう言った見方をしている時、
実は、双眼鏡の世界観、像の味わいを、
全く楽しめてはいないのでは無いだろうか。
正に双眼鏡ではなく、躁癌狂 とでも言うべき姿に、
陥ってはいないだろうか。
細かい事にばかりに過剰に意識が向かい、
肝心の本来の双眼鏡で見る景色を心から楽しむ、と言った、
最も大切で重要な事を忘れてはいないだろうか?
Dialyt 7×42BGA T* を覗きながら、
そのあまりの気持ち良さに、ついそんな事が頭によぎった。
双眼鏡の楽しみ方や使い方は人それぞれで、
人それぞれにお気に入りの双眼鏡がある事と思うが、
Oberkochen 8×30B や、今回の Dialyt 7×42BGA T* は、
私にとっては、何の過不足もなく、
覗いていて、心から楽しめる双眼鏡の一つなのである。
また、覗いていて気持ち良いだけでなく、
非常に使いやすく、手にも馴染み、
操作しているだけでも楽しい双眼鏡である。
また「モノ」としての魅力も抜群で、
双眼鏡自体を眺めているだけでも気持ちが高揚する。
目の前に存在しているだけで、気分が良いのである。
性能以前に、使う事の喜び、手にする事の喜びを味わえる、
「情緒的価値」と言った点でも、最高の1台なのである。
このような素晴らしい双眼鏡と出会えた事を、
まずは素直に感謝したいと思う。
最後に蛇足ながら、伏見稲荷大社の行き帰りの道中は、
日本人は一人も会う事がなく、100%が外国人であった。
これは数年前から、そう言った状態であった。
10年前は、日本人と外国人が、6:4くらいであった。
外国人が日本の名所に訪れてくれる事は喜ばしい事ではあるが、
昨今の行き過ぎたオーバーツーリズムは如何なものかと、
ましてや、行き過ぎた移民政策は、今すぐにでも止めてもらいたい。
日本の美しい文化や、世界に誇れる治安の良さを
蝕まれる事は耐え難い。
双眼鏡で景色を楽しませてもらった一方で、
この国の行き先を憂いずにはいられない思いを覚えた、
伏見稲荷大社詣りであった。
〜 お陰様で、7周年 〜
皆様方には、心より感謝申し上げます。
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