ポルシェショップガレージロードマンのブログ

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ポルシェショップオーナーの日々

エンジンが回らない。


だからといって慌てて結論を出すほど、964は単純じゃない。


プラグを外す。


すると気筒から大量のオイル。


原因はハイドロロックだった。


オイルは約15リットル。


964を知っている人間なら違和感しかない数字だ。


エアクリーナーボックスもオイルまみれ。


吸気系もオイルまみれ。


どこかで始動を試みた形跡も見える。


そして下を覗けばこの状態。


オイル漏れというレベルではない。


オイルまみれだ。


古いポルシェだから漏れる?


そんな話ではない。


どこから漏れているのか。


どこまで壊れているのか。


見えなくなるほどオイルで汚れている。


こうなると勘で部品を交換する店もある。


だが、それでは直らない。


洗浄。


確認。


測定。


また確認。


遠回りに見えても、それが一番近道だ。


古いポルシェは部品を替えるだけでは直らない。


原因を探す仕事だ。


続く。



洗車完了。

いよいよ中身を見ていく。

10年以上放置された964。

エンジンはロック。

エアクリーナーにはオイル。

下回りもオイルまみれ。

なかなか派手にやってくれてる。

まずはオイルを抜いて現状確認。

固着なのか。

ハイドロロックなのか。

それとももっと厄介なのか。

やってみなきゃ分からない。

ネット見てるだけじゃ車は直らねぇ。

工具持って触って初めて見えてくる。

さて。

この964、どこまで抵抗してくるかな。

受けて立つよ。


もう少し強めなら、


エンジンロック。

オイル漏れ。

エアクリーナーにもオイル。

正直、まともな状態じゃない。

でもこういう車ほど面白い。

簡単な修理なら誰でもできる。

問題はここからだ。

さて、バラしていこうか。



10年以上眠り続けていた964カブリオレ。

点検を進める中で、今度は電源系の問題が見えてきました。

搭載されていたバッテリーは規格違いのものが装着されており、端子周辺には激しい腐食の跡。

長期間の放置による自然放電だけではなく、電源系そのものにもダメージが及んでいる可能性があります。

空冷911は機械部分だけでなく、電装系のコンディションも重要です。

エンジンを始動させる前に、まずは安全に電源を確保し、配線や接続部の状態を一つひとつ確認していきます。

10年以上の眠りから目覚めさせるには、焦りは禁物。

レストアは派手な作業よりも、こうした地道な確認作業の積み重ねから始まります。

まだまだ課題は山積みですが、この964カブリオレの再生物語は始まったばかりです。


シリーズとしては

その1 入庫

その2 オイル漏れ発覚

その3 バッテリー・電源系トラブル発覚

という流れで自然につながります。