せっかく士業の資格を持っているのに、数年後に独立しようと思って準備をしている方がいます。


ハッキリ言います。


準備に時間をかけ過ぎです。


あなたが準備している間に、ライバルは先にスタートしてどんどん差を付けていきます。


マラソンをイメージしてください。


あなたは資格を持っているので、マラソンをスタートすることができます。


でも、あなたはスタート地点でずっと準備運動を続けています。


そうこうしている間に、同時期に資格を取った人はとっくにスタートしていて、数キロ先を走っています。


もう後から追いかけても追いつけません。


こうなると、あなたが余程足が速いか、先を走っている相手にアクシデントでもない限り勝てないでしょう。


それくらい、「早く始める」ということは競争を有利にします。


たとえば、今年開業したばかりの事務所と二代、三代と続いている老舗事務所とでは、費やしてきた時間に絶対的な差があります。


まさに「時は金なり」で資金力も違います。


後発は先駆者に対して、時間というハンディキャップを背負って戦うことになるのです。


開業する気があるのに先送りすることは、自分をどんどんと不利な状況に追い込んでいることに他なりません。


数年後には独立したいと明確な時期を決めないのは、自分の気持ちの大半を迷いが占めているからではないでしょうか?


覚悟が決まっていない状態です。


試験もそうですが、何年後かに合格できれば良いと言っている人で合格した人を僕は見たことがありません。


途中で諦めます。


準備運動で燃え尽きてしまうのです。


逆に、今年必ず合格する!


と言い切っている人は合格します。


覚悟が違います。


あなたが開業を諦めたくないのなら、考え方ややり方を変えてください。


準備が万全に整ったら始める


のではなく


準備しすぎない


始めることを決める=決断(決めて退路を断つ)する


走りながら整えていく


士業に限らず、僕の周りで開業して続いている方は、そういう人達が多いです。