今日トリコット生地が出来るまでの流れについて書いていきたいと思います。
よろしくお願いします!
①整経
整経とは糸をビームに巻く作業です。ビームとは、ミシンのボビンの大きい版のようなものです。
トリコットは1つの生地を作るのに600本程度の糸が必要となり、一気にビームに巻いていきます。ただビームに巻くだけの作業と思われますが、整経工程で品位が8割決まると言われるほど重要な工程です。
②編み
整経できたビームを編機に乗せて、ビームに巻かれた糸を解除させながら編んでいきます。
ビームから編むところまでに髪を解く櫛状のようなものがあり、糸同士がくっ付いて切れないように、1本1本入れていきます。この作業を糸入れと言います。
1つの生地を作るのに、ビーム12個〜32個使用するので、7200本〜19200本程度の糸を糸入れ作業するので想像しただけで相当大変な作業ですよね…
糸入れが終わったら、組織を設定したり、目標とする生地になるように調整して編機を稼働します。
③加工
できた生地を加工場さんへ出荷して、染色、熱セット、仕上げなどをして最終の生地完成となります。
なかなか長いし、大変そうですよね。細かい作業だったり、それぞれの工程でノウハウがあり、都度調整していただいたりするので、作業者を本当にリスペクトですね!!
今日もありがとうございましたー🗽