この日はマーサが以前某韓国コスメショップで意気投合したという韓国女子と遊ぶことになっていた。
待ち合わせの時間になっても来ない。
これぞ、韓国時間。
先日友達になった韓国人も、もちのろん遅れてやってきた。
集合時間から30分ほど経過し、マーサは場所が違うのかも?と探しに行き、私は呑気に近くのパリスバケットで
ピンクグレープフルーツの飲むゼリーと味の割りに高いパンを買い、ベンチに座り食べながら待っていた。
遠くのほうからでも分かる、
マーサのえ?あの子、パン食べてる…!信じられない…!という眼差し、しかと受け取った。
とまぁなんとか合流して、弘大へ向かう。
弘大での目的はなんと言ってもニックンとウヨンが深夜にお忍びで訪れたというスノースプーン。
ヨーグルトアイスクリーム屋さんである。
こんなところ、絶対男同士でこないよね?wwというなんとも可愛い外観である。
すべてセルフサービスだったことに驚いた。
カップを渡され、数種類あるアイスクリームの中から自分の好きなのを絞り出しトッピングを好きなだけし、秤に載せ、お金を払うシステム。
ここでも性格が出る。
マーサはフルーツとチョコチップトッピング。
私は好きなチョコチップをこれでもか。
まぁもちろんお決まりの
ヤダ、あんたの何これ…?う◯こ?
お似合いね。(笑)
みたいな視線を注がれつつ食べる私。
そのあとはフラフラ買い物をし、お昼ご飯は今ソウルの若者に人気だというオススメの場所に連れて行ってくれることになった。
どんな韓国料理だろう?とワクワクしながらついて行き、
到着したのはアメリカンな建物。
中に入るとメニューを渡され、ステーキ、とある。
ステーキ…?
韓国へ来て、ステーキ。
ふと横を見ると、目を輝かせ
ステーキ!(素敵!)
みたいなキラキラのオーラを纏ったあのお方がいらっしゃった。
あちゃー。乗り気だ、この人。
マーサ、こういうとこ好き♡
屋台とか大衆食堂とか、受け付けない。
そういえば1日目、屋台で残飯食べさせられたっけな。いい思い出ね。
そして各々違うステーキを頼んだ。
ステーキを食べながら、韓国と日本のコスメや日本のアイドル誰が好きやら、イマドキの若い子みたいな話しで盛り上がった。
ふと皿を見ると、自分の頼んだのとは違う色のソースがかかった肉があった。
ん?見間違いかな?
なんて思い、また話に花を咲かせながら箸を進めるが、
何故か一向に肉が減っていかない。
韓国女子と喋っている合間に
ふと隣を見てみると、喋りながら器用にナイフとフォークで自分の肉を私の皿にスッと乗っけているではないか。
やられた。
新手の残飯処理の方法だ。
途中まで気付かずに食べさせられていた。
マーサの、食べ物は無駄にしたくないという精神は褒められるべきところだ。
だから隣にいる残飯処理機にかけ、還元する。
素晴らしい食物連鎖だ。
連鎖というか、一方通行だ。
さて、それを見た韓国女子も、自分が食べられなくなった肉をマーサの見よう見まねで私の皿に乗せてくる。
「日本式?」
ちょーっ!ちょっちょっちょっちょ!
変な知識植え付けないで!
違う!違うよマーサ式!
ふつうはね、1人にひとり、残飯処理機なんていないからね!
たまたま私の胃袋が受け入れ態勢なだけよ?!
もし、他の日本人と知り合っても素知らぬ顔で食べれなくなった肉を皿にスッと置いちゃダメよ?!
お上品にナイフとフォークを使って置いてもダメ!!
これが日本の常識だと思われると困る。
ひとり肝を冷やして、誤解は解けたー!
ふぅーっ!良かったー!なんて安堵してデザートでも食べるか。と皿を見たらまた見覚えのない肉が乗っていた。
そんな3日目のランチ。
