別れてから2ヶ月が経ったが、1日たりとも忘れたことは無い。隠さず言うとそれくらい未練がある。
鍋を囲んだり、ゲームをしたり、花火をしたり、アルコールを身体で感じた時も、電気が止まった時も。どんな時でもずっと静かに、ただそばに居て受け止めてくれていた。3年もの間、放ったらかしにした時も、常にただ何も言わずに包み込んでくれていた。
日々、現象と感情が同時に、降り積もる雪のように重なって"壁"のように高くなっていった。まさしく、雪のようにゆっくりと気付かない位の速さで。
ノックもせず手を握り、遠慮もなく"ノブ"を捻って"扉"を開く。その"部屋"に入った瞬間に君が吸収していた空気や体温、思い出に触れ、それを取り込んでいた。そのことにも失って始めて気づいた。
部屋の"床板"が軋む音が、心の中に響く。今どうしてるのだろうか。新しい出会いや生活が生まれ、僕との間にあった隙間も新しい何かに埋められているのだろうか。
もう関係がないことは理解していて、この想いが届かない事も分かっている。ただ、少しでも僕たちの痕跡を覚えていて欲しい、いつか帰れる位の隙間を残して置いて欲しい、というような未練がましさが無くなる気配がない。
隅々まで、隈なく見てみたら君の中に少しくらいは"家具の跡"のように思い出が残ってたりしないかな、と。
だっちです。完全に引っ越してから2ヶ月が過ぎました。今でも前のアパートに戻りたい、帰りたいと思ってしまいます。そんな気持ちをつぶやきしてみました。
いまのアパートも少し狭くなったけど配置もあんまり変わってなくて、けど何か足りない感じがしています。
大きく変わったところは、同居人の存在くらいでしょうか。
もしかしてあいつが自摸牌で、テンパイして待っている状況なのかな。いつかアガれるかなー。

