バスを降りて直ぐの所にあるが、複雑な道路の為に、きっと普通では目に付かない。
喫茶店のお客さんも常連の人か近所の方々が殆ど。
私は店構えや雰囲気から、気になって所は、何処でも構わず１人で入店し、
穴場やミッケモノのお店を開拓するのを得意とする。
特に知らない土地では威力を発揮する。
ここの喫茶店も初めて行った時は、常連客とは異色の客だったのか、
店員の方が終始不思議そうに見ておられた。
私も勝手が分からず、戸惑いながら雰囲気を読み取っていたが、
出されたランチは絶品！
これは他にそう無い味だ。
それから、かれこれ9ヶ月程なるが、私も毎週通いつめる常連となった。
店はカウンターとテーブル２つの広くは無いスペース。カウンター内にはご夫婦で調理され、配膳は機転の効く女性が１人。
ランチでビックリしたのは、小鉢の多さ。一見「少ないかな？」と思う量だが、メインの箸休めには調度良い量と種類。
味も家庭の味なのだが、全て素材の美味しさが感じられる薄味と、
何より具材に合わせた切り方。
日本には様々な切り方があり、その切り方は見た目だけでなく、材料の火の通り方や、食べる時の口当たりが変わり、最終的には美味しさに繋がる。
いや～、毎日でも食べられる美味しさだぁ。
更には、全ての決め手となる清潔感も完璧。
いくら美味しくても、キャベツの千切りが、雑巾臭かったり、飲料水やお手拭きやテーブルが臭かったら、全て台無し。
結構最近、臭い飲食店に遭遇する事があって、辟易するが、
ここの喫茶店は皆無。何度通っても隅に埃１つ無い。
とんねるずの番組でも「きたなトラン」と言って、汚いけれども美味しいレストランを皮肉を込めて紹介しているが、ビックリする事に、どのオーナーさんも「光栄です」と賞を喜んでいる。これは問題。。意図的には。「美味しいんだから清潔にしてくれたら…」という思いで番組構成されているのだが…
やっぱり家ではなく、わざわざ高い値段の外食をするのだから、清潔で満足できる空間をどこの飲食店でも味わいたいなぁ。
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