[機動戦士Ζガンダム] 第20話 灼熱の脱出 | ガンダム語りたい ガンダム視聴記録

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前回まで

 

フォウの事が気になって仕方がないカミーユはアウドムラを出る

 

香港の街で再会した二人は敵対関係にある組織の枠を越えて交流を深める

 

それはカミーユにとって生涯忘れがたい時間となった

 

だがベン・ウッダーがサイコガンダムに乗り香港を襲う

 

それを見たフォウは取り乱しカミーユと離別

 

ベン・ウッダーからサイコガンダムを取り返したフォウはカミーユの乗るガンダムMk-Ⅱと交戦する

 

交戦中2人はお互いの存在に気付き、殺し合いをしている事を知る

 

フォウはムラサメ研究所により強化人間として改造され、更に記憶を奪われていた

 

記憶を返す事を条件に戦闘を脅迫されているフォウが、カミーユの説得の言葉など届く訳もなく戦いは続く

 

アムロの介入もあり、2人は哀しみのまま撤退していった


 

あらずじ長い・・

 

 

第20話 前半

 

アムロがカミーユの自室を訪れるもカミーユは居留守

 

かつて感じ合った男女の行く末が悲劇になってしまった経験のあるアムロにとって、今のカミーユを見る事は辛いのか、気に掛けずにはいられないアムロ

 

そんなアムロをベルトーチカは理解できず苦しむのであった

 

 

アウドムラを追うスードリ

 

ベン・ウッダーはアウドムラ奪取を諦めておらず最後の戦いを仕掛けようとする

 

彼にとってこのまま失敗続きであればアウドムラ奪取の手柄はティターンズに奪われる懸念があるようだ

 

部隊同士の効果的な連携が取れずにみすみす獲物を取り逃がす、よくある

 

その為ベン・ウッダーはフォウを煽り、記憶の返還を餌に使い戦いに送り込むのであった

 

彼の言葉からやはり彼はティターンズではなく、連邦軍の士官であるっぽい

 

制服はティターンズなのでややこしいのだが

 

 

ルオ商会からの情報でアーガマが24時間衛星軌道上にコースを固定すると連絡が入る

 

アウドムラ一行にとってカミーユを宇宙に帰す事が目的の一つでもある

 

アムロにしてみれば「宇宙はカミーユの無限の可能性を引き出してくれる場所」なのだ

 

なんとかして送り出したいのだ

 

スードリに捕捉されモビルスーツ隊の接近を聞き奮起するアムロ、リックディアスで出撃する

 

 

 

 

段々リックディアスも欲しくなってきている自分が恐ろしい

 

影響されやす過ぎ

 

多分私、リックディアス作った事ないような気がする

 

もちろん旧キットだけども

 

サイコガンダムはそんなに好きではなかったり

 

どちらかと言うとサイコガンダムMk-Ⅱの如何にも悪役っぽい感じのが好きである

 

 

アウドムラからもネモ隊が出撃、久しぶりに集団戦を展開する

 

「ハイザック隊雑魚は任せる! 元さえ叩いてしまえば!」

 

フォウの駆るサイコガンダムが突出しアウドムラに拡散メガ粒子砲を浴びせようとするが、発射時にアムロのリックディアスがサイコガンダムに一撃を加え射線が逸れる

 

その攻撃でサイコガンダムを引き付ける事に成功するも推進力の差かサイコガンダムに捕縛されてしまうリックディアス

 

「邪魔するヤツは許さないと言ったはずだ!」

 

だが突如頭痛に見舞われるフォウ

 

乱れた感応波を感じたのか不審がるアムロ

 

「頭が割れそうだ!」とフォウ

 

「急にどうしたというのだ」

 

サイコガンダムは水中に没し、逃れるアムロ

 

到来したハイザックを一掃しアムロはカミーユのMk-Ⅱと合流しアウドムラに戻る

 

 

 

頭痛が激しくサイコガンダムを無断でスードリに帰還させたフォウ

 

頭痛が激しく、戦闘どころではないと訴えるフォウ

 

だがムラサメ研究所の職員であるナミカ女史に記憶を餌に戦場に戻される

 

ナミカって言うんだねこの人

 

強化人間といえどサイコミュの操作にメンタルをガリガリ削られている

 

脳への負担が相当なモノになっているのだろう

 

サイコガンダムの操作に使っているサイコミュシステムというヤツは莫大な情報を処理する事もあり脳へのフィードバックが大きく、危険なものであるとされる


その影響なのだろう

 

本来であればサイコミュを使うにあたっては戦闘ごとの入念なメンタルケアや休息が必要なんだろうと思う・・・

 

後の世代では脳に負担の少ないシステム、というかサイコフレームが開発されているがΖの時代はまだまだ未熟なのである

 

 

再び出撃していったサイコガンダムを見送るベン・ウッダーが艦内放送を行う

 

サイコガンダム以外の戦力を失ったスードリに残された手段は特攻だと言い放つベン・ウッダー

 

自分以外のクルーを退避させる

 

が、何人かのクルーが戻ってきて「我々がお共させてください」と願い出る

 

「貴様ら・・よし各員砲座につけ!敵モビルスーツを寄せ付けるな!」

 

・・・正直、そこまでして攻撃を仕掛ける必要性を感じないのだが・・・

 

確かに今後連邦軍内で敗残兵として相応の扱いを受けると予想するが、命を賭す説得力を感じなかったりする

 

勝つためなら香港も焼こうと思っていたベン・ウッダーがここまで部下に慕われていたのも、何か不思議でもある

 

普段は部下想いの良い上司だったのだろう

 

 

ベルトーチカは帰還したカミーユにお願いをする

 

「お願いがあるの」

 

「僕に?」と驚くカミーユ

 

「あなたアムロの事好きよね?」とベルトーチカ

 

「回りくどいな、どういう事です?」

 

「アムロをあなたの傍に置いておきたくないのよ。あなたの傍にいるとアムロは無理をするわ、そうすれば・・アムロは早死にをする」

 

「僕に力が無いって言うのか」と反感なカミーユ

 

「違うわ!」

 

「違わないよ、今言ったじゃないか」

 

「カミーユだとアムロが頑張り過ぎるって事を言っているのよ!」

 

「なら!益々僕の問題じゃありません、アムロさんに気を付けてもらうよう言うしかないでしょう」

 

益々反感を募らせるカミーユ

 

「あの人が聞く人?」

 

「真面目ですからね、あの人」

 

ベルトーチカがカミーユに食って掛かる程、アムロの身を案じているのが分かる

 

言い方というものがあるとは思うのだが・・・不器用というか直情的というか・・

 

 

第20話 後半

 

続き

 

「だから、どうしたらいいか考えて欲しいのよ」

 

「僕になんか出来る訳ないじゃありませんか」

 

艦内放送で出撃命令が下り、走るカミーユ

 

「約束して!アムロを返すって!」

 

「それは女の我儘ですよ!そんな事で男を殺すって事もあるって、覚えておいてください!」

 

「・・・女の我儘が男を殺すと言うの・・・カミーユ」

 

動揺するベルトーチカさん

 

とても16、17歳の言葉じゃないですなカミーユ

 

(たまーに何か(監督)に乗り移られるのはガンダム「あるある」だったり)

 

 

サイコガンダムとガンダムMk-Ⅱが交戦に入る

 

拡散メガ粒子砲を躱すカミーユ

 

「カミーユ下がれ!」とアムロ

 

サイコガンダムにフォウが乗っている以上、カミーユが攻撃できないのは自明の理だ

 

「僕がやります!その時は解っていますから」

 

と何か覚悟めいた事をいうカミーユ

 

「カミーユ・・いいのか」

 

 

アムロはスードリがアウドムラに接近を試みている事を発見する

 

「スードリが直進する? 何をするつもりだ」

 

機体をスードリに向けるアムロ

 

ガンダムMk-Ⅱとサイコガンダムは空中戦を繰り広げる

 

サイコガンダムの巨体と機動性を武器にMk-Ⅱを捕縛するフォウ

 

「フォウ!!」とカミーユは叫ぶのであった

 

 

ガンダムMk-Ⅱを捕縛するサイコガンダム

 

「フォウ聞いているのか!?」

 

「出て来たのなら、さっさと撃破してくれればいいものを!」とフォウ

 

極めて複雑な台詞を放つフォウ

 

もはや戦闘の意思はない


撃破されて楽になりたいとでも言うのか

 

「今からそっちに行く、ハッチを開けろ!」

 

この高高度で無茶な事を言い出しコックピットから外に乗り出すカミーユ

 

「やめて!」

 

「フォウ!」

 

 

やめてと言いながらガンダムMk-Ⅱを引き寄せ、対面する二人

 

カミーユはフォウに己の心情を告白する

 

サイコガンダムのコックピットに乗り込むカミーユ

 

「フォウ・・・」

 

「無茶な・・」

 

「フォウ、僕は君に言い残している事がある」

 

「何?私に?」

 

「僕の両親の事だ、僕の両親はエゥーゴとティターンズの戦いに巻き込まれて死んだんだ、僕の目の前で」

 

更に接近するカミーユ

 

「僕はサイド7のグリーン1に住んでいた。そこのハイスクールに通っていたんだ。父はモビルスーツの設計者だった。Mk-Ⅱだって父が設計をした。母だって材料工学の専門家でMk-Ⅱの開発に協力をしていた」

「父には愛人がいた、母はそれを知っていたけど何も言わなかった、何故だと思う?」

 

「何故?」

 

真剣にカミーユの言葉に耳を傾けるフォウ

 

「仕事が面白かったのさ・・幼馴染の子が母親代わりに僕に言うんだよね、爪を噛む癖をやめなさいカミーユって、いつもだ、カミーユやめなさいって、僕にはそれが嫌だった」

 

フォウの膝元に蹲るようにし、言葉を続ける

 

「だってさ、カミーユってのは女の子の名前だ、大っ嫌いだったよ・・ずっと」

 

「それで?」とフォウ

 

優し気な瞳でカミーユを見つめる

 

「そう、だから、僕は空手をやった、ホモアビスもやったしモビルスーツを作ったりもした・・・男の証明を手に入れたかったんだ・・・」

 

「カミーユ・・」

 

「俺は・・・何を喋っているんだ・・」

 

身を震わし涙を流すカミーユ・・・

 

「フォウ、俺、何でこんな事を・・・」

 

フォウは優しくカミーユ頭に両手を添える

 

「カミーユ・・カミーユ、もう一度だけ聞いていい? 今でもカミーユって名前嫌い?」

 

「好きさ、自分の名前だもの・・」

 

「そう・・・」

 

フォウは銃を抜きカミーユに向ける

 

「!!?」

 

「お、お互いの居場所に戻りましょ、ここはあなたには相応しくないわ」

 

「本気なのかフォウ?」

 

やおら発砲するフォウ

 

「出て行って!もういい!」

 

「フォウ!でも!」

 

「今度近づいたら、今度近づいたら本当に撃つわ!いいわね!」

 

カミーユをコックピットから追い出しハッチを閉めるフォウ

 

「・・カ、カミーユ、これでもう忘れないで済むと言う事・・」

 

悲痛な台詞を吐き、Mk-Ⅱも放し、サイコガンダムが離脱する

 

 

ベン・ウッダーはスードリを特攻させる為にアウドムラに進路を向ける、そしてそれを阻止しようと攻撃を仕掛けるアムロ

 

フォウはサイコガンダムをスードリの格納庫に突撃

 

その行動に不信を募らせるアムロとカミーユ

 

「大尉!フォウが脱出用のシャトルを移動させています!」とスードリの士官

 

「シャトルを捨てて、スードリを軽くするつもりか・・」

 

とベン・ウッダーは思った

 

論理的に考えればそうかもしれない

 

ベン・ウッダーはシャトルを操作しているフォウを認める

 

「少尉!何をしている!」

 

「邪魔をするな!」とフォウがベン・ウッダーに向けて発砲し牽制

 

脱出用シャトルの準備を完了させ、コントロールパネルを破壊する

 

サイコガンダムに乗り込もうとするがベン・ウッダーに銃を向けられ止まるフォウ

 

「説明してもらおう」

 

「最初に言ったはずだ、好きにやらせてもらうと」

 

「子娘が!」

 

ベン・ウッダーの怒りの一撃がフォウを撃つ

 

倒れるフォウ

 

「カミーユ・・・」

 

フォウはカミーユに対し、感応波に思いを乗せ飛ばす

 

 

フォウの想いを受け、カミーユは宇宙に戻る事を決意する

 

「なんだ?カミーユ聞いたか!?」

 

「アムロさん!?」

 

「スードリのブースターで宇宙(そら)に帰れ・・、そう言っている」

 

「フォウが!?」

 

「カミーユ、スードリのブースターを利用して宇宙(そら)へ脱出しろ、援護する!」

 

「しかし!」

 

「今の声がカミーユの言っていた敵の声ならば、彼女は命を懸けてカミーユを脱出させようとしている」

 

「彼女・・わかるのか」

 

「人の善意を無視するヤツは一生苦しむぞ!カミーユ!」

 

名言か!

 

リックディアスのビームライフをMk-Ⅱに向ける

 

「アムロさん・・・分かりました!行きます!」

 

アムロの真剣な言葉に決意を固めたカミーユ

 

Mk-Ⅱをシャトルにしがみ付かせ、機体とシャトルを連動させ発射準備に入る

 

「フォウどうした、怪我をしているのか!?」

 

「カミーユ・・」

 

膝を付くフォウ

 

ベン・ウッダーは機銃をMk-Ⅱに向けて発砲する

 

シャトルが爆発すればスードリも爆発するのみも関わらずだ

 

リックディアスが牽制するために機銃に近づく

 

ベン・ウッダーの機銃がリックディアスを捉えダメージを与える

 

状況が状況とはいえアムロに一撃を加えるとは・・・

 

恐るべし執念か

 

だがアムロはリックディアスのライフルを銃座に突き刺しベン・ウッダーは逝く

 

リックディアスの乗り捨てたドダイがスードリの格納庫に飛び込み予備のシャトルに激突、爆発が始まる

 

「カミーユ!発進できるな!? アーガマが拾ってくれると信じるんだ!」

 

「進路修正は出来るが・・・アーガマは大丈夫なのか?」

 

サイコガンダムに乗り込んでいたフォウは宇宙に向けて脱出しようとしているMk-Ⅱを認める

 

「カミーユ・・・宇宙(そら)へ・・さようなら・・」

 

「こんなんでいけるのか!?」

 

Mk-Ⅱを乗せたシャトルがスードリを離れ宇宙に向かう

 

間一髪誘爆で爆散するスードリ

 

「フォウ・・これで良かったのか?フォウ!!」

 

 

打ち上げられたシャトルから離脱しMk-Ⅱと共に無事アーガマに帰還したカミーユ

 

アーガマのクルーに暖かく迎えられたのであった

 

 

<まとめ>

 

とうとうカミーユは宇宙(そら)に戻った

 

挿入歌である「銀色ドレス」を纏って・・・

 

銀色っていうのはもしかしたらMk-Ⅱの事なのかもしれない

 

なんか今回やらた配色が銀色ぽかった気もするし

 

銀色ドレスって森口博子大先生が歌われる挿入歌でして

 

昔は曲調に違和感バリバリだったんですが今回改めて見直してみて、別段違和感もないなと

 

それは私の感性が変わったのか、そういうのもあるのだなと認めたからなのか分からないが・・・

 

歌詞もいずれ読み込んでみるのもいいのかもしれない

 

 

認めると言えば今回のカミーユは「認めた」と言っていいでしょう

 

彼は己の名前から来るコンプレックスをさらけ出し、フォウに対し素直な自分になる事が出来た

 

カミーユにとってそのコンプレックスは相当に重い存在だったに違いない

 

ファにも告げていないだろうし、ずっと重荷だったのだろう

 

コンプレックスを認め、更には自分の名前を好きだとも言い切るまでに克服した

 

それはフォウを何とかして説得したい一心だったに違いない

 

彼女を真に説得するには自分をさらけ出すしかないと無意識に悟ったのであろう

 

そのひたむきで素直な想いはフォウをとうとう動かした

 

彼女はカミーユと一緒にいる、ではなく、カミーユを本来の居場所に戻す事を選択した

 

それはカミーユの感性と、その能力は宇宙にこそ力を発揮すべきと考えたのだろう、と思ったのだろう

 

くしくもそれはアムロと同じ考えでもある

 

一瞬でそこまで悟ったフォウの思考までは細かく追えないけども・・・

 

もしかしたら宇宙に戻りティターンズを打倒し、強化人間なんかを生み出す源を断ってほしいと思ったのかもしれない

 

彼女にとって空っぽだった自分に思い出を与えてくれたカミーユに、精神的に満たされたからなのかもしれない

 

思えばカミーユとフォウは対照的な存在でもある

 

彼は過去とコンプレックスを引きずり、それを払拭したいと願い、彼女は過去を失い、それを求める

 

そして今回両者は克服できたのである

 

 

特筆すべきはカミーユとフォウは「言葉」によって理解を深める事が出来たと言う事だ

 

アムロとララァは、刹那の間に交わした感応波の繋がりでしかなかったが、カミーユとフォウはニュータイプ的な能力を介せずに心を通わす事が出来た

 

ニュータイプ能力はあくまで色付けに過ぎない

 

視聴者の視点で行われたロマンスである

 

 

会話を書き写しながらカミーユの成長に薄っすら涙しそうになりました

 

最近は涙脆くていけねぇや(ノ_-。)

 

 

最後、観てて思ったんですが

 

フォウがニュータイプ能力を使ってカミーユにシャトルを使って宇宙に帰れと伝えたシーン

 

カミーユはその言葉を受け止めていたのかちょっと疑問である

 

通知が来たのは感じたとは思うが

 

アムロはハッキリ受信し読み取っていた

 

経験値の差かもしれないが

 

カミーユは潜在的な能力は高いが、まだまだ未熟

 

もしかしたらカミーユだけだったらフォウの頑張りは無駄になっていた可能性がある

 

大先輩であるアムロのアシストがあって宇宙に戻れた、という見方ができた

 

新しい発見が嬉しい

 

 

そんな感じ

 

来週はいよいよ「Ζガンダム」が登場!

 

もはやちょっと懐かしい感じさえある面子が返ってくる!ジェリドとか!いろいろ!