[機動戦士ガンダムUC RE:0096] 第20話 ラプラスの箱 | ガンダム語りたい ガンダム視聴記録

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ラプラスの箱の正体が明かされる

 

視聴者の皆さまは正体をどう思ったでしょうか

 

小説で知った時、私は「ふぅん」みたいな感じでした(笑

 

 

第20話 前半

 

ラプラスの箱があるとされる「メガラニカ」というのはアナハイムが所有するコロニー建設用の超巨大な施設

 

施設といっても人も住めるし、一種の船みたいなもの

 

そこにはビスト邸もあるのは第2話(だったかな)参照である


「メガラニカ」にコロニー建設用ユニットの「ロクロ」を取り付け、メガラニカから資材を投入していくロクロを回すようにコロニーの外壁を構築していく

 

ロクロというか螺旋状に外壁を構築していくイメージらしい

 

インダストリアル7は未だ建築中のコロニーで、ロクロとメガラニカが取り付けられている状態

 

第2話でバナージ達がホットドック食べながら見上げた空の先にあったのが建設ユニットである

 

直径6㎞もあり、デカいのだ

 

バナージ達は第2話ぶりにメガラニカに入り込んだって訳ですな

 

ネオジオング

 

「袖付き」の旗艦であるレウルーラに牽引されている赤くデカいマシン

 

前前回あたりでフルフロンタルとジンネマンが組み立てを見ていたモノの正体がこれである

 

そのマシンに乗っているフルフロンタルが動き出したメガラニカを観察いていく

 

ノーマルスーツを着用しているのを見るのは初だろうか

 

なんか派手

 

「封印が解けるか」

 

 

ラプラスの箱の正体

 

ビスト邸の隠し通路から地下に侵入したバナージとミネバ様

 

メカメカしい通路を、おそらくメガラニカの中央部分に向けて進む二人

 

途中ヒトの進化をイメージとした映像を見せられる

 

そしてそこにサイアムこと永井一郎先生のヴォイスが流れ始める

 

「海から発した生命が陸に上がるまで億万年、幾度かの攻防を経て人の形を得るまでに更に億万年の時間が必要とされた」

「進化とはそういうものだ」

「個体に与えられた寿命で体感できるものではない・・が、ニュータイプとはン認識力の拡大、個体の意識に変革が促されるという」

 

そして地球軌道上に建てられた首相官邸「ラプラス」の映像

 

「西暦最後の夜、宇宙世紀が始まるその瞬間にそれは紡ぎだされた」

 

宇宙世紀元年に宇宙世紀憲章を刻んだ石碑が制作される映像

 

それを前に偉い人とがっつり握手を交わす初代大統領リカルド・マーセナス

 

その宇宙世紀憲章の映像を見てミネバ様が何かに気付いた

 

「私たちが知っているのと違う!条文が一つ多い!」

 

な、なんだってーーー

 

多分バナージは宇宙世紀憲章とか知らないと思います

 

そして一つの石碑がリアルに現れる

 

てか何すかこのビスト家ご提供のアトラクションは・・・

 

石碑の前に立つ二人

 

これはさっき見た宇宙世紀憲章の石碑だ

 

最後の条文を読むミネバ様

 

「将来、宇宙に適応した新人類の発生が認められた場合、その者たちを優先的に政府運営に参加させる」

 

「新人類・・」

「ニュータイプ・・」

 

驚く二人

 

「それがラプラスの箱」

 

と背後から声が掛かる

 

ビスト家ラプラスの箱アトラクションが終わり、とうとうサイアム本人のご登場

 

そこに居たのか、すぅっと現れたのか分からんですが

 

「我々を100年の長きに渡って縛りつけてきた呪いの正体だ・・・そして祈りでもある」

 

とうとう明かされたラプラスの箱

 

リディ・マーセナスの苦悩

 

リディはマリーダさんが引き起こした奇跡に打ちのめされ宇宙を漂う

 

理由はあれど目覚めるのが遅すぎたのだよ・・・君は・・

 

そんな彼にこちらも覚醒したオットー艦長から通信を受ける

 

「リディ少尉、聞こえているか?オットーだ、帰ってこい、君はまだネェル・アーガマのクルーだ」

「リディ少尉、ミヒロです、聞こえていたら応答して」

 

その言葉に反応するリディ

 

「どうにもならなかった、いや違う、道はほかにもいくつかあった・・」

「艦長、連邦は、ジオンをあそこまで恐れて否定してきたのでしょうね」

「コロニー落としをやった悪魔の集団、それは結果であって始まりじゃない、問題はニュータイプなんですよ」

「将来、宇宙に適応した新人類の発生が認められた場合、その者たちを優先的に政府運営に参画させる事にする」

「100年前に紡がれた祈りはジオンダイクンがニュータイプ論を唱えた時から呪いに変わってしまった」

「増えすぎた人口を宇宙に捨てた事への贖罪のように」

「未来という名の一節を、初代首相リカルド・マーセナス書き加えた」

「だが彼は連邦の支配体制の人柱にされた」

「宇宙世紀憲章は書き換えられ、それが全て終わったはずだった」

「暗殺を実行したテロリストの1人サイアム・ビストが本物の石碑を手に入れさえしなければ」

「それで・・」

 

そういう事なんですよね結局

 

宇宙世紀元年に行われた首相暗殺テロは連邦内部の犯行である

 

連邦政府はテロ犯を探し出す口実に反連邦団体を粛清していった

 

それにより連邦政府の体制が盤石となった訳

 

人柱というのはそういう事

 

だがオリジナルの宇宙世紀憲章がサイアムの手に渡ってしまった

 

サイアムは反連邦政府の一員で首相官邸を爆破した後、口封じに船ごと消されたはずだったのだ生き残り、宇宙を流れていたオリジナルの宇宙世紀憲章を偶然に手にする事になった

 

そのオリジナルの宇宙世紀憲章は連邦政府にとってあってはならないモノであり、サイアムが連邦政府相手に「脅し」をする為に利用してきたのだろう

 

その結果、世界最強の後ろ盾が出来た訳だ


何かあったら初代首相官邸暗殺の事バラすぞゴラァ!!みたいな

 

恐らく当時からその憲章を巡り幾多の血が流されたのだろうと予想する

 

連邦政府にとっては呪いであるな

 

最後の条文を書き換えさえしなければ・・・

 

 

ミネバ様はサイアムに、なぜ今になってその出来事を公開する事にしたのだろうか問う

 

「四年後の宇宙世紀100年をもってジオン共和国の自治権は返還される、ジオンの名はその思想ごと忘却の淵に沈めれるだろう・・いづれはニュータイプという言葉も忘れられ箱の呪いも無へと還る、祈りも・・」

「絶望する事なく閉塞する事なく、もう一度可能性と言う名の神と向き合う為の祈り、今と言う時を逃せば・・」

 

だがミネバ様が疑念を持つ

 

「でもそれではまた戦争が起きます、各国代表のサインもなされているならこの石碑は法として機能します、ジオン残党のような反政府勢力がこれを手にすれば連邦を倒すまたとない武器になる・・そうなれば1年戦争の再現、善意も真実の代償としてはあまりにも・・」

 

「だからあなた方ニュータイプにこれを託したい」

 

・・・人任せか!!!(笑

 

真のニュータイプを見分けるよう設計されたのがラプラスプログラムであり、ユニコーンガンダムであったという訳だ

 

強化人間と違いナチュラルなニュータイプの感応波は予想を遥かに超える力を持っているらしい

 

そういうもんなのか

 

それを計画したのはバナージの父であるカーディアス・ビスト

 

まあ、であれば木星からジュドーなり、多分どっかにいるカミーユなりを連れてこいって感じもするが

 

 

「たったそれだけの事・・・」

 

リディから真相を聞き、驚愕するオットー艦長

 

最初に正体を聞いた私と同じ反応である

 

「彼は利口な男でした、石碑の存在を盾に政府は脅しはしても無茶な要求はしない」

「当時新進の企業だったアナハイムエレクトロニクスの発展に貢献しビスト財団を作りあげた」

 

「連邦との共生関係が始まった・・オリジナルの石碑、ラプラスの箱を隠し奉る事で維持されるシステム、もはや中身がなんであれ関係ない、世界の秩序を象徴する箱が」

 

「始めはせいぜい政権を脅かすスキャンダルでしかなかった、でもジオン公国の勃興が全てを変えた、ニュータイプが実在するかは問題じゃない、連邦がその条文を消し去ったそのものがジオンを信奉するものにとっては最大の武器になる、黙っているしかなかった、この世を地獄に変えないために・・」

「でも結果的に地獄はきた・・1年戦争・・その犠牲の大きさと戦争によって実証されたニュータイプの存在が箱の呪いを更に重くした・・、だからオヤジ達は秘密を守っていかなければならなかった、もう一度全滅戦争が起こるより歪んだ体制の中で人々が飼いならされて行く道を選んだ」

 

1年戦争の最初の1週間でで人口の半分が失われた

 

核兵器やコロニーレーザー

 

最悪コロニーの数だけコロニー落としが可能なのだ

 

「でもそうして守ってきた秩序とはなんだ、俺は彼女のマリーダ・クルスの声を確かに聴いた!」

「それまで名前も知らなかった、彼女の声を・・解り合えるんだ・・そういう可能性を人にはあるんだ・・守るといいながら守ると相手を信じていなかった、みんなを失望させて、何もかも無くしてしまった・・」

 

リディの沈痛な独白が流れるなか、メガラニカに異変が

 

 

第20話 後半

 

完全会話回の前半を経て、とうとうフルフロンタルが動き出す

 

サイアムには箱の守り人として一つの望みがあった

 

もし本当にニュータイプが存在するのなら彼らにこそ箱を託したい

 

彼らなら箱をより良く使えるだろうと・・・

 

人の精神に反応するメカやマシンを作れるようになった今なら

 

だがそれはサイアムの個人の望みである

 

ユニコーンによって選抜されたニュータイプであるバナージの望みはなんだと問う

 

「お前は何を望む、その心に何を願う」

 

「・・ニュータイプが新たな人のカタチであるなら、それを見分ける力は今の人間にはないと思います・・だから俺や彼女はあなたが求める資質を持っているかなんかわからないし、何が最善なのかもわかりません・・でもそれでも、その先にあるものを1人の人間として・・人の、人の持つ可能性を俺は信じたい」

 

今まで教わってきた人達の顔を思い浮かべるバナージ

 

ジンネマン、ダグザ、マリーダさん、そしてカーディアス

 

そのな人達に触れて人間というものの可能性を信じたい

 

要は箱の中身を世界に公表し、その反応を見ようという訳だ

 

バナージが信じるような世界なら争いなんか起こらないだろうと・・・

 

そに応える様にサイアムはメガラニカに全地球圏に向けて発信する用意があると告げる

 

凄いなそれは

 

色々無理があるだろうとは思うが(笑

 

「やめた方がいい」

 

しかし、その行為にストップを掛ける男の姿が

 

「むしろ可能性を閉ざす行為だ、箱の秘密は秘密のまま連邦と取引する材料に使えばいい」

 

フルフロンタル登場である

 

「それでこそスペースノイドに真の繁栄がもたらされる」

 

「下がりなさい、フルフロンタル、お前はシャアに似せて作り上げられ、その役割を果たそうとしているだけの男、お前のいうサイド共栄圏の実現もあたえられたプログラムに過ぎないのではないか?」

 

とミネバ様

 

「もとより人の未来を信じていない男に・・」

 

「始まりはそうであったかもしれない、だが今の私はシャアではない、ここに踏み入りこの目で箱の正体を確かめたいと願ったのは私ではない、実は私にもわからないのです、作り物の器に注がれた思いが一体誰のものなのか・・」

 

ヘルメットとバイザーを取り、素顔で対するフロンタル

 

「ビスト家創始サイアムビスト、ネオジオン総帥としてスペースノイドを代表とする者としてラプラスの箱をお預かりしたい」

「これは代理人同士の交渉ではありません、鍵の受け渡しのようなジャマは無用に願いたい」

 

「お前の言う事も間違ってはいない、人が目の前の現実を生きる為に箱は開かれるべきではないのかもしれぬ」

 

「ならば」

 

「なればこそじゃ、箱の開放の是非はそれを取引の材料にしか考えられない人間の手には委ねるべきではない、お前や私のように人間には、シャアの亡霊よ、じきに宇宙世紀は100年の区切りを迎える、もう我々の時代ではない、子供達に託すべきが来たと考えられんか」

 

「彼らこそ真のニュータイプであると?」

 

「それは重要ではない、箱への道のりを経て彼らは決断をした、私はそれを受け入れたく思う」

 

「・・・了解した、これ以上の戦争行為は本意ではない、が受け入れられないなら宇宙世紀憲章は実力を行使して貰い受ける」

 

サイアムとフロンタルの交渉は決裂

 

ヘルメットとバイザーを被り、バイザーが赤く発光する

 

銃を抜くがサイアムが防衛装置を発動させフロンタルを部屋から退場させる

 

「まこと、亡霊か・・」

 

ガエルに通信モジュールの死守を指示

 

通路を開け、バナージを促す

 

バナージはフルフロンタルとの決着をつけに行く

 

「バナージ!!」

 

「戻ってくるよ!必ず!」

 

 

 

≪まとめ≫

 

まとめも何もリディがネタバレしたので何を書けばいいのか・・・(笑

 

何故アナハイムがあそこまで大きくなったのか理由が明かされる

 

色々宇宙世紀100年に渡る歴史を統括する感じなっていてアイディアは面白いなとは思う

 

最初は全体から見ればスキャンダルであったが、ニュータイプというものが現れ始めた事が拗れる問題になった

 

オットーが言うように中身はなんでもいいのだ、悪しき慣習なって残りさえすれば

 

100年の間に連邦首脳に口伝のように受け継がれていたのだろうか

 

よくあるじゃないですか、入社した会社に入ったら何か触れちゃいけない人や噂があったり・・

 

それをバカでかくしたって感じですかね(?

 

そしてその人や噂がライバル会社にとっては物凄く重要な存在であるって訳だ

 

 

宇宙世紀憲章の最後の条文が消されず現在でも残っていたらどうなっていたのだろうか

 

ジオンダイクンが存在する以上戦争、闘争は避けられなかったような気はする

 

結局連邦政府がニュータイプの存在を認めるはずがない

 

条文を支持して活動する団体が何か増えるだろうとは思うが

 

どの道、宇宙移民と地球に住む者との確執は存在するだろう

 

宇宙移民自体、増えすぎた人口を地球から減らすための政策なのだから

 

 

ちょっと思うのは、もし仮にラプラスの箱が逆襲のシャアの時代にシャアの手元にオリジナルの憲章石碑があったらどうなっていたのか・・・と色々妄想は捗る

 

個人的には使う事なんかなかったとは思うのだが、どうでしょうかね

 

結局アクシズは落としてたと思うシャアは

 

 

面白いのはラプラスの箱が公表されてもされなくても、結局何年か先にハサウェイがマフティーの乱を起こすし、約30年後にはクロスボーンバンガードが勃興するって事

 

そしてその頃にはジオンやニュータイプという言葉は廃れてしまっている

 

ニュータイプというのが人類不変の論ではないって事なのがリアルな感じがして面白いのだ

 

結局、享楽と厭世が繰り返され、何も変わりはしないのだ人類は!(`Δ´)

 

宇宙世紀の遥か先の歴史であるGのレコンギスタ、ターンAの世界を見ても分かる

 

 

さて色々書いたが疲れたので、はい(弱

 

次回バナージとフルフロンタルの最後の戦いが始まる

 

フルフロンタルはネオジオンというサイコマシンを駆り、ユニコーンガンダムに襲い掛かる

 

今回も謎の兵器を用いたり、バイザーで遠隔操作したり、かなり謎が多いマシンのようだ

 

ラプラスの箱は誰の手に残るのであろうか!!

 

まて次週!