[機動戦士ガンダムUC RE:0096] 第13話 戦士、バナージ・リンクス | ガンダム語りたい ガンダム視聴記録

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・・・ガンダムっぽくないタイトルですが

 

前回ロニさんを救えなかったバナージ

 

失意の中、黒いガンダムが舞い降りる

 

 

第13話 前半

 

バンシィ

 

降下してくる黒いユニコーンを見上げるユニコーンとデルタプラス

 

赤い発光が収まって白が強調されているユニコーンがまるで今のバナージのようですな

 

黒いユニコーンの右手から発射されたビームが一帯を凪ぐ

 

シャンブロを切断している事からかなりの攻撃力だと思われる

 

降下完了した黒いユニコーンは無抵抗のユニコーンに体当たり、バナージはブラックアウト

 

次に目覚めたのはラーカイラムの格納庫

 

未だコックピットの中なのはやはりユニコーンのコックピットが開かないためだ

 

朦朧としながら周囲を眺め状況把握に努めるバナージ、ユニコーンの隣に例の黒いユニコーンを見つけ驚く

 

黒いユニコーンのコックピットが開き、降りたパイロットが顔を見せる

 

マリーダさんだ

 

驚くバナージなんだが、左手をビクビクさせてちょっと様子がおかしい

 

ストレスで神経に負担でも掛かっているのだろうか

 

前回ロニさんと交感を行い神経をすり減らしているのだろう

 

そしてふいにモニターが消え、ラプラスプログラムが何らかの情報を提示した

 

 

アルベルトが陣頭指揮をとりユニコーンのコックピットを開けようとする

 

そこにリディが詰め寄り、黒いユニコーンの名称を聞き出す

 

「バンシィ」

 

バンシィは北欧の民話に出てくる女の妖精

 

その鳴き声を聞くとそのうち死者が出るとかなんとか

 

景気の悪い妖精ですな

 

更に詰め寄るリディ、だがマリーダさんに腕を掴まれ放り出される

 

全く喋らない無機質な雰囲気のマリーダ

 

これが再調整の成果なのだろうか・・・

 

どこから入手したのかバナージがカーディアスの子であると知ったアルベルト

 

この件を家庭の問題と形容するが・・

 

やはり血の呪いとでも思うのだろうかリディは

 

 

ミネバ様とマーサ

 

拘束されたバナージだが、尋問にも答えずラプラスプログラムが指す座標が手に入らない模様

 

その頑固さを崩すためマーサはミネバ様に協力を仰ぐ

 

一室で対峙する二人

 

マーサ的にはラプラスの箱を表に出したくない派であり、ミネバ様と目的は同じ

 

なら手を組もうじゃないかと持ち掛ける

 

ならまずマリーダを返せと要求するが、マリーダがバンシィに乗っているのは自分の意思であると言うマーサ

 

マリーダを解き放ち復讐の機会を与えたのだと言う

 

男の論理で作られた世界に復讐なのだと

 

・・・正直この人ちょっと怖い

 

恐らく女上位の社会を目指し、日々邁進しているのだろう

 

なんか無理やり色気とでもいうのかな、そういうの協調してて見苦しいというかなんというか(苦笑

 

この人、劇中では語られないが父をサイアムに謀殺された事に衝撃を受け、それ以降男社会を憎んでいるらしい

 

私は良くわからんのだが、女社会であったら世の中平和になるのかは疑問が残るの所だが・・・

 

それが今の彼女の考え方や行動に現れているが、それは結局「反動」なのかなって思う

 

それ故男社会の中で気高く生きているミネバ様を取り込みたい、味方に付けたいと思っているのだろう

 

 

 

第13話 後半

ブライトの暗躍

 

ラーカイラムをアルベルトに好き勝手に使われムカついてるクルーに対し、軽挙妄動は慎むようブリーフィングで皆に語るブライトさん

 

アルベルトに関してはぶっちゃけ初対面の人間に好印象を与える人物ではないし、それがキーキー煩いのだからクルーのストレスは高まる一方だ

 

ラプラスの箱を巡る騒動に巻き込まれ頭が痛いだろう

 

そんなブライトさんが捕らわれのバナージとご対面

 

沈黙を守るバナージだが、ブライトさんのフランクな物言いに何かを感じたのか喋りだす

 

ラプラスプログラムが指し示す座標を伝えれば、またそこで戦いが起こり人が死ぬ

 

ロニさんの事を想っての事だろう、またあんな悲劇が起こらないとも限らない・・・

 

ならそのまま黙っているの方がよいとブライトさんはあっさり言う

 

そしてガランシェールでどのようにバナージが扱われていたのか興味があったようだ

 

立ち去るブライトさんはバナージに語る

 

「諦めるなよ、君の目には力がある、困難を糧に出来る強い目だ」

「諦めずにいれば必ずチャンスをモノにできる」

 

そんな力はない、すべて偶然だと言うバナージ

 

ガンダムが目の前に現れた事は偶然かもしれない、しかしガンダムに乗るかどうかを決めたのはやはり偶然なんかではなく本人の意思だと

 

「その時、ガンダムに乗る決意を与えたものは何だ?」

 

ハッとするバナージ

 

彼は思い出したのだ、何故自分がガンダムに乗ったのか

 

「助けたい人がいるんです、オードリー・バーン、皆がミネバ・ザビと呼んでいる女の子です!」

 

・・・良い会話だった

 

バナージにとっては初心に返るいい出会いであった

 

惚れた女にはどこまでも・・・ってか (`(エ)´)ノ キー!

 

盗聴を気にして多くは聞けなかったであろうが、これまで歴代のガンダムパイロットを見てきたブライトさんの言葉には果てしない経験故の重みを感じる

 

アムロ、カミーユ、ジュドー、発端の理由は様々であるが戦う決意をしたのはあくまで自分だ

 

ブライトさんはバナージにもそういったものを感じたのだろう

 

 

そのブライトさん、ルオ商会と密かに連絡を付ける

 

モニターには懐かしいベルトーチカ・チルドレンが映る

 

話をまとめると箱の隠蔽に走った軍がネェルアーガマを消したいと思っている

 

ネェルアーガマには新設された精鋭部隊を極秘で送り込む手筈だという

 

それを聞いたブライトさん、何故かガランシェールに連絡を取りたいとベルトーチカに持ち掛けるのであった

 

さてルオ商会というのは香港に拠点を持つ大企業で様々な組織に顔が利く

 

かつてΖガンダムの時代にエゥーゴとカラバを支援した組織

 

エゥーゴで実戦指揮をしていたブライトさんならコネがあってもおかしくはないのだろう

 

ΖΖでは地上に降りていた時期もあり、関係者と顔を合わせていた可能性もある

 

 

カイ・シデン

 

これまた懐かしい顔が現れた

 

ガランシェールとの交渉にうってつけのヤツと言っていたのはカイ・シデン

 

1年戦争時代にホワイトベースで戦っていたブライトさんとは戦友と言っていいのだろう

 

今はジャーナリストとして活躍していて、Ζガンダム時代もエゥーゴを影ながら支援していた、まあ、あくまでジャーナリストとしてだが

 

そんな業界に顔が利く彼に交渉が一任された模様だ

 

ガランシェールとカイの会話で各組織同士の結びつきが改めて見えてくる

 

アナハイムと連邦政府の結びつき

 

ネオジオンにしたってガランシェールのようなミネバ派を内包している

 

この交渉でガランシェールが単独で動こうとしているのがその証拠であろう

 

 

バナージの決意

 

ラーカイラムからマーサとミネバ様が乗るガルダへ、ユニコーンとバナージの搬送が開始される

 

バナージはリディを見掛け、オードリーの安否を確認したいがリディは無視

 

追いかけようとするバナージをブライトさんが止める

 

ガルダへの搬入の隙をついてガランシェールがミネバ様を奪還しに来ることを告げ、彼らと共に行くことを勧めるブライトさん

 

ミネバ様奪還後は宇宙に上がり、ネェルアーガマが拾う作戦だ

 

バナージとブライトさんの独房での会話はその為か

 

いや、ガランシェールとバナージの特殊な関係性を感じたからこそ、作戦の立案に繋がったのだろう

 

「かつてガンダムに乗った者達と同じく、君もガンダムに選ばれたと思いたい」

「いつもそれは結果的に必然だった、良くも悪くも、だがな」

「あとは君次第だ!状況に潰されるな!」

 

気持ちよく送り出すブライトさん

 

「絶望を退ける勇気を持て、君がガンダムのパイロット、ニュータイプであるなら・・・」

 

なんという燃える展開であろうか

 

ブライトの言葉に決意を固めるバナージ、オードリーを救う事ができるのか

 

 

≪まとめ≫

 

完全にブライトさん回であった

 

カイやベルトーチカという懐かしい面々も出てきたり、ファンには嬉しい構成であった

 

やっぱブライトさんが前面に出ると締まるね、貫禄が違う

 

ダグザ、ジンネマンに続き、短い間であったがバナージにとって道しるべになった大人であった

 

最後、ブライトに見送られたバナージはミネバ様のために戦う戦士の顔になったよ・・・(*・ω・)(*-ω-)ウンウン

 

 

次回は2機のユニコーンが激突する

 

バナージはマリーダとどう対峙するのか

 

うーん、楽しみだ!