[機動戦士ガンダムUC RE:0096] 第12話 個人の戦争 | ガンダム語りたい ガンダム視聴記録

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バナージ、ロニさん、リディ、個人の戦争がトリントンに集結する

 

 

≪あらすじ≫---------------------------------

トリントン基地で怒りに燃えるロニの駆るシャンブロ

それを止めようとするバナージがジンネマンに止められる

殴り合いの後、ユニコーンでガランシェールから離脱する

 

怒りに捕らわれたロニだが、止めに来たバナージの説得に一時停止する

が、ヨンム・カークスの死が再びロニを戦いに駆り立てる

ラーカイラムから現れたリディと共に攻撃を仕掛けるが、最後の最後で攻撃を止めるバナージ

リディはユニコーンからビームマグナムを奪いシャンブロを破壊する

最後に正気を取り戻していたロニはメガ粒子に焼かれていった・・・

 

ショックでうな垂れるバナージ

そこに上空から黒いユニコーンが飛来する

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第12話 前半

 

のっけからジオン残党軍が攻め立てる

 

ドム・トローペン、ドワッジ、デザート・ザクが防衛隊を蹴散らす

 

 

デザートザク好き

 

色が渋いね

 

お子様の時には分からなかった魅力を感じる

 

そして一押しのザクⅠスナイパータイプ

 

 

セイバーフィッシュや陸戦兵器を空中から狙撃していく

 

 

トリントンで行われている「虐殺」に驚き、バナージはジンネマンに詰め寄る

 

ユニコーンを降ろし、ラプラスプログラムの封印が解ければ戦う必要はないと

 

だがジンネマンはそのユニコーン降下の為の作戦だと言い切る

 

落下中のモビルスーツは無防備なので一理あるのだが・・・

 

話にならないとバナージは出ていこうとするがジンネマンが銃を突き付ける

 

「いくな、縛りあげて連れてきた覚えはない」

「こんなはずじゃなかったと思うのはお前の想像力不足だ」

「敵地を制圧すると言うのはこういう事だ」

 

銃と現実を突き付ける

 

だがバナージは引き下がらない

 

「関係ない場所を撃って、逃げる人を踏み潰して、こんなの戦争ですらない」

「ただの怨念返しですよ!」

「キャプテンはあの時、インダストリアル7で俺を撃たなかった」

「こんなの平気じゃないはずです、やめさせてください!」

「これが戦争だなんて言うなら何で俺を砂漠に連れ出したんです、何でマリーダさんを助けたんです!」

「あの人があなたをマスターと呼ぶのは強化人間だからじゃない、俺がそうだったようにキャプテンに心を救われたから」

 

台詞長いよバナージ

 

一気にまくしたてる

 

完全に痛いところを突かれたジンネマン、激昂しバナージを吹き飛ばす

 

ジンネマンにしてみてもジオン残党軍に連絡を取った時点で怨念返しは想定内であったのだろう

 

叩きつけられた箇所が凹んでますよ・・・

 

気にかけてやったのはラプラスの箱の鍵だからと言うジンネマン

 

目の前で起こっている事こそ戦争なんだと

 

殺す奴、殺される奴がいるのが戦争なんだと

 

ジンネマン自身の経験に基づく言い方であろう

 

主義や何やら等どこ吹く風だ

 

だがバナージは臆せず反論する

 

「そんなのジオンの街を焼いた連邦軍と同じ理屈じゃないですか!」

 

もう一撃痛いところを突くバナージ

 

 

激闘続くトリントン基地

 

ここでバイアラン・カスタム登場

 

 

 

Ζガンダムの時代に開発されたティターンズのモビルスーツを改修したもの

 

見た目からもかなり改修されている事がわかる

 

大気圏内での長時間単独飛行が売り

 

空中に舞ったバイアランカスタムがジオン残党軍を次々に撃破していく

 

うーん、かっこいい!

 

まさかバイアランかっこいい!と言う日が来るとは夢にも思いませんでした

 

だってΖではジェリドが乗ってましたし、ね

 

 

その活躍っぷりに目を奪われたジンネマン

 

隙をついてバナージが腕を掴む

 

「哀しいから、哀しくなくすために人は生きているんだってあんたはそう言った!」

 

バナージの頭突きがジンネマンの鼻を強打する

 

「あんただってわかっているんだ!」

「こんなことしたって何も報われないんだって!」

 

言いながらジンネマンを殴る殴る

 

「何もしらない小僧がぁぁ」

「俺は俺たちはこの時をずっと待っていたんだ、今すぐ降りて行って手伝いたいぐらいだよ!」

「だからって自分が地獄を見たからって他人にそれを押し付けて良いってことは」

 

押さえつけられたバナージ、ジンネマンの急所を蹴りつける

 

それは反則だよ、痛いよ・・・

 

倒れ込んだジンネマンの顔を踏みつけ・・・KO

 

「わからない、俺にはわかりませんよ、でもわからないからって、哀しい事が多すぎるからって感じる心を止めてしまってはダメなんだ」

「俺は人の哀しさを、哀しいと感じる心があるんだって事を忘れたくない!」

「それを受け止められる人間になりたいんです!」

「キャプテンと同じように!」

 

完璧に負けですジンネマン

 

ジンネマンがマリーダに与えたモノを、バナージも短い間であるが与えられた

 

だからこそバナージは心を開き懐いたのだろう

 

そんな彼だから「大人の都合」で心を殺し作戦を実行するジンネマンに違和感を感じたのだろう

 

そして怒りを覚えた

 

大人の都合がどうやって成り立っていったかなんてジンネマンは痛いほどわかっている

 

だが、それに対し心を殺す事に慣れてしまったのだろうと思う

 

ジンネマンにはジンネマンが歩んできた人生があり、怨念返しだって、本気な部分もあるだろう

 

だが今回はバナージのひた向きさ、若さに負けた

 

自分が与えたモノで自分が打ち負かされたジンネマン、グウの音も出ない

 

 

バナージはユニコーンで出撃しようとする

 

「いいんですか、今降ろしたら狙い撃ちされますよ!?」

 

「かまわん、小僧の好きにさせろ、ですねキャプテン」

 

「・・・・・・・・・ふんっ」

 

はい、許可が下りました

 

「キャプテン、ガランシェールの皆さん、お世話になりました」

「バナージ・リンクス、ユニコーンガンダム、行きます!」

 

ガランシェールから離脱

 

ユニコーンと共に降下するバナージ

 

今、自分が思うままに心を吐露する

 

「俺は箱の鍵じゃない人間だ、そしてお前はその力を増幅するマシンなんだ」

「お前はそのために作られた、人の心を、哀しさを感じる心を知る人間のために」

「だから怒りに飲まれるな」

 

成長したなバナージ( ´(ェ)`)

 

バナージの感じ方が全世界の支持を受けるとは思わない、でも彼は自分で考える術を身に付けたと思う

 

ユニコーンと共に心ある人間として次のステージに上がる事が出来たのであろう、まだ先には数多くの試練があろうとも(。>0<。)

 

頑張れバナージ

 

そして眼下には怒りに捕らわれ心を殺し戦う少女がいる

 

シャンブロに乗るロニ・ガーベイ

 

ユニコーンはシャンブロの行き先にビームマグナムを放ち、その爆風で足を止め、ユニコーンで行く手を遮る

 

「この封印が解かれる、貴方たちは引け!」

 

「箱の鍵が何故邪魔をする!」

 

 

第12話 後半

 

戦況からザクⅠに乗るヨンム・カークスから退くように言われるもロニさんは拒絶

 

復讐に燃えるロニさん、暴走し始める

 

命令を聞けない兵士の行く末は・・・

 

「何故こんな事をするんです!」

 

「このために生きてきたからだ!」

 

トリントンに接近するジェスタ、デルタプラス

 

そのデルタプラスに乗るリディが会話をキャッチする

 

尚も制止するもロニさんにはバナージの声は届かない

 

「やめるんだ!こんな事を続けていたら心が壊れてしまう!」

 

「黙れ!父も母もジオンの残党狩りで死んだ!」

「投降を許されず殺されたんだ、嬲り殺しだ!」

「父の意思を継いで私はここにいる!」

 

もはや箱など関係ない「怨念返し」の権化となり、ユニコーンをアームで鷲掴み

 

ぶんぶん振り回されるがデルタプラスに助けられる

 

シャンプロを止めたいバナージだがリディは「破壊するしかない」と言う

 

「力づくでは何も解決しません!彼女は捕らわれているだけなんです!本心じゃない、止めてみせます!」

 

「そうさ、捕らわれているんだよ、決して解けない血の呪縛にな」と冷めた声のリディ

 

血の呪縛と、サイコミュによって増幅された怒り捕らわれているロニさん

 

そこにまたもユニコーンが行く手を遮る

 

「これは本当に君がしたい事なのか!?本当の君はそれでいいのか!」

 

「私には、もうこうするしか・・」

 

バナージの決死の言葉に初めて反応を見せたロニさん

 

もう心が壊れかけているのだろうか

 

「もう、他に生きる道がない!」

「見つけるんだ、憎しみや怒りが生きる意味なんて哀しすぎる」

「理不尽に怒るのが人間だ、人は神じゃない!」

「それでも止めなきゃダメなんだ!」

 

インダストリアル7から出て、得てきたものを与えられたモノをぶつける

 

そしてコックピットを開け、身を乗り出すバナージ

 

身をもってロニさんを受け止めようとしているのか

 

その行為にシャンブロが行動を停止する

 

「お父さん、お母さん、私には・・」

 

 

強い意思はあるが、流石に性能差を長時間埋めるだけの効果はなく、ジオン残党軍は次々に撃破されていく

 

ヨンム・カークスの乗るザクⅠもカーゴをやられ、地上に落下させられる

 

ラーカイラムから発進した3機のジェスタは強力

 

元々ユニコーンガンダムの護衛機として開発されているので基本性能が高い

 

 

しかも搭乗しているのはトライスターと呼ばれるエースパイロット3人だ

 

旧世代モビルスーツが敵う道理はない

 

追い詰められたザクⅠ、跳躍し自爆を試みようとすが失敗

 

「ロニ!お前は!俺たちのようにはなるな!」

 

ヨンム・カークスは最後の言葉を叫び、ジェスタから無数のビームを受け爆発するのであった

 

 

シャンブロの活動を停止させていたロニはヨンムの死を感知する

 

ロニはニュータイプの素養があり、シャンブロにはサイコミュが搭載されているのだ

 

それ故、バナージの言葉が通じたという面もあるのだろうと予測する

 

だが逆に親愛のある人の死も過敏にキャッチできてしまう

 

最後の家族を奪われたロニ、再度怒りに湧きたつ

 

「私の居場所はここだけだ!」

 

哀しいなぁ・・

 

再起動するシャンブロ

 

ロニの怒りにシンクロするように機体が揺れる

 

「抗えないのさ、現実には」と様子を見ていたリディ、攻撃を再開する

 

コックピットでうなだれるバナージ

 

「俺は彼女を止めたい、止めなきゃならないんだ!ガンダム!」

 

バナージは得てきたものをひたすらに実行しようとする

 

「俺に力を貸せ!」

 

意思が漲り、とうとうユニコーンはデストロイモードに変身する

 

今回は怒りによってではない、バナージの成長した心によっての変身だ

 

その為なのか機体からオーラのようなモノを発しているユニコーン

 

サイコフレームから発せられるサイコフィールドだろう

 

シャンブロからも発せられるオーラがそれとぶつかる

 

シャンブロにも袖付きから提供されたサイコフレームが内蔵されている

 

オーラはやはりサイコフィールドだろう

 

νガンダムがアクシズを押し返した時に発せられたフィールドがここに再現された

 

サイコフレームに強い意志が集まり、暴走しているのだ

 

怒りに身を任せ、ビームを乱射させるロニ

 

だがロニは眼前にバナージの姿を見た、それはサイコミュを通して流れてきたバナージのイメージなのか

 

「この淀んだ黒い感覚、こんなものに染まっていく事に意味なんかない」

 

だがそのイメージは、別の黒いイメージによって拒絶させられてしまう

 

「子供が親の願いに飲まれてしまうのは、世の定めなんだよ・・・」

「バナージ、私は間違っていない!」

 

今度はバナージの前にロニのイメージが現れる

 

「それは願いなんかじゃない!呪いだ!」

 

精一杯の声を上げるバナージ

 

「同じだ!託された事を成す、それを親に血肉を与えられた、血の役目なんだよ!」

「お前のその力も親の与えたモノだろう!」

 

バナージにカーディアス・ビストを見たのだろうか

 

シャンブロの頭部にあるメガ粒子砲の砲門を開ける

 

「これは私の戦争なんだ!」

 

声と共にメガ粒子砲を発射するシャンブロ

 

バナージの無意識の防衛本能を拾ったのか、オートで回避するユニコーンは飛来したデルタプラスの背に乗る

 

「あの反射板の反応速度を超える必要がある、ビームマグナムは!?」

「残弾1です」

「一発勝負だな!」

 

勝負を決めたいリディ、バナージに決意を促す

 

リフレクタービット搭載のシャンブロに通常のビーム兵器は通用しにくい

 

リフレクタービットというのはサイコガンダムMk-Ⅱにも搭載されていた兵器で、メガ粒子を反射する事ができる

 

それを複数周りに浮かせ、ビームを当てる事で軌道を変える事ができる

 

「やるんだ!」

「街を守るにはそれしかない!」

 

刻々と終わりは近づく

 

いくらロニを救いたいと言え、状況がそれを許さない

 

完全にシステムに飲み込まれたロニ

 

「ジークジオン、ジークジオン・・」と繰り返している

 

ユニコーンはビームガトリングを放つも効果なし

 

「ロニさん、戻ってくれ!」

 

最後の最後まで叫ぶバナージ

 

デルタプラスを旋回させ最後の攻撃に入る

 

「ジークジオン!」

 

マシーンと化したロニの元にヨンム・カークスの意思がサイコミュを通して流れ込んでくる

 

「俺たちの戦争は終わったよ・・・」

 

その言葉にハッとするも、黒いオーラがロニの身を包む・・

 

シャンブロもまた最後の攻撃を仕掛けようと頭部の砲門を開ける

 

未だためらうバナージにリディが声を上げる

 

「可能性に殺されるぞ!」

「そんなもの捨てちまえ!」

 

発射ボタンを押す、その刹那

 

『バナージ、哀しいね』

 

正気を取り戻していたロニさんの意思が伝わる

 

シャンブロから放たれたメガ粒子はシャンブロのリフレクタービットによって阻まれる

 

そう彼女は自分を取り戻したのだ

 

だが・・

 

やはり撃てないバナージを見限り、ユニコーンからビームマグナムを奪ったリディ、シャンブロにマグナムを発射する

 

コックピットを貫き、蒸発していくロニ

 

戦いは終わった

 

 

リディはバナージに投降命令を下す

 

しかし上空にアラート信号が発せられる

 

天空から黒いモビルスーツが飛来する

 

その姿はユニコーンに似ていた

 

 

≪あらすじ≫

 

ロニさん(涙

 

状況を見たらバナージの行動は甘いのだろう、街は被害が広がっているのだ

 

早く救助すべきであろう

 

リディの行動は理に適っている

 

だがギリギリまで可能性を信じていたバナージの行動を攻めるのは難しい

 

最後の最後で自分を取り戻したのがバナージの言葉なのか、ヨンム・カークスの言葉なのか・・

 

バナージはロニにとっての、バナージのとってのジンネマンになることはできなかった

 

いくらニュータイプ能力で心を通わすことが出来ても、血や今まで育まれてきたモノを跳ね除ける事はできない

 

アムロとシャアとララァや、カミーユとハマーンの交感を見てもそうなのだろう

 

哀しいですな

 

 

希望なのはバナージとジンネマンであろう

 

ぶつかり合い、ユニコーンで出ようとするバナージ

 

フラストから離脱許可をジンネマンに取った時、彼は沈黙していた

 

その時のバナージの不安気な顔

 

「・・ふん」と反応を示した時にパッと明るい表情を見せたバナージにちょっと感動した

 

お前ら親子だな、もう

 

悲劇であったこの回で唯一見えた可能性だろう

 

 

さて最後に現れた黒いユニコーン

 

その正体は来週明かされる!