ときどきメッセージでいただくのですが、とても前向きな人との印象もってくださる方もるようですが、実際の私はそれほど強い人間ではありません。
アレルギーの子供を育てていると、ときどきプレッシャーで辛くなることもありました。
今でこそ、ひどく悩むことはなくなりましたが、以前は夜何度も一人で泣きました。
各方面から読者登録いただいていますが、
ここからは、今現在、アレルギーの子供をもつ同じ立場のママさんのみお読みください。
それ以外の方には今日のブログ記事はあまりお役に立てないと思います。
************************************************************************
アレルギーっこのママは神経質だとかいう人もいるでしょう。
お母さんが気にしすぎるからアトピーがよくならないんだ・・・。
気にしなければ自然と治っていくよ。
こんな言葉で傷つけられることもあります。
無責任な発言をする人も中にはいるでしょう。(無責任だけど悪気はないのはわかっています。批判するつもりはありません。)
これは、アトピーのことわかっていない医者や保健師さんの常套句。(自分の親にもいわれたかな・・・。)
何が原因だかつきとめられない、どうやって治していいかわからないから、あとはお母さんの気の持ち用だという。
日頃、アトピーと一生懸命向き合っているママにこの言葉はちっとも慰めにもならない。
もしこんな言葉を聞いた人がいたら・・・。
あなただけではありませんよと言ってあげたい。
それでも気持ちだけは受け取っておきます。
その人も攻めるつもりでいっているわけじゃない、悪気があるわけじゃない、
自分には原因はわかんないけど慰めておこうって人情でしょう。
そうしたら、そうですねっていって、「いつも笑顔でニコニコ気にしない???それだけでホントに治るんだったら、アトピーなんて簡単に治っているよ。」というのは心の中だけにしておきます。
私だって間違うことはあるんだから、そんなふうに誤解したまま人に言ってしまうのも無理ないでしょう。
ストレスでがんじがらめになるほど子供の症状に気を遣うことはない。
ただ我が子の症状を敏感に感じ取ることができるのは母親。
外出先で予期せぬ蕁麻疹がでても、怒りは店には向けることも今までありませんでした。周囲に理解が得られなくても、その都度説明していくしかありません。もちろん普通に、あんまり添加物入れると出やすいんですよっていったことはありますが・・・。)
アレルギーがでたとき人のせいにすることを覚えてほしくないというのもあります。
アレルギー体質を治すのは、自己管理していけばそれほど気にすることじゃないよってこと、これからも子供にもより理解を深めてほしい。
危ないとおもったら食べない、なんて生命力というか、カンも身につけて欲しいからあえて「食べたい。」と言った物は食べさせてみることもあります。(蕁麻疹が出たときの緊急処置も医者にも行かず、薬も使わず家でやってます。)
自分を信じ、子供の力を信じ前を向いて子供の成長を見守る。
医者じゃないからたまには失敗もする。(医者でも、治せない人は大勢いる。出産後、最初に頼りにするような保健師でさえあやふやな知識しかもちあわせていない。これは、まぎれもない事実)
そんなプレッシャーは耐えられない。って思ったこともありました。
アトピーは一つの個性。肌が荒れていたって、死ぬわけじゃない。
今から食事に気をつけて、適度な運動を心がけ、大人になるころにはすっかり健康になっている。
そんなビジョンがある。
私には健康的な将来の我が子の姿がある。
英才教育もいいけど、そんなことの前に健康な体を自分でも作っていって欲しい。
独り立ちして自分で働くようになったとき、健康でなかったら経済的にいくら余裕があっても、生活を楽しめるだけの体がなければ意味がない。
勉強ができていい学校に入るのもいいでしょう。
でもそれは私の場合、健康な体があって、その次でしかありません。
予防の薬を飲んで、将来どんな影響ができるかわからない薬を塗って、症状を抑えて、ストレスためながら大人になっていくよりも、まず健康な体をもってほしい。
卒業して本当に自分の力で生きていくようになったとき、病気で困るような大人に育つのは親としてとても悲しい。
だから、今はたまに湿疹がでたっていい。子供だったらけがしてかさぶたつくることだってあるでしょう。
日頃、気をつけていることががうまくいってれば、蕁麻疹や湿疹がでたとしても、だんだんひどくなる前に、かき壊す前にひいていくようになります。
初めての子育て、ベテランじゃあるまいし、少しの失敗ちょっとイライラしたりそんなのもたまにはあり。
子供も失敗しながら成長する、ママも失敗しながら成長する。
いつも笑顔でニコニコ?
子供にはイライラしない?
それほど私は、精神的に強くありません。
きれい事じゃ、今時24時間ずっとママなんてやってられません。子供と離れて息抜きする時間が毎日何時間もあるわけじゃないし・・・。
子供の世話を十分できていない後ろめたさでもあれば、笑ってなんでも許せるかもしれません。子供と真剣にむきあってればそりゃあ人間ですからイライラすることだってあります。ましてやアレルギーっこですから、症状のない子より、気をつけなければならないこともたくさんあります。
子供を叱ったり、注意したりせずに過ごして、将来子供が他の人に叱られたり注意されたりしたとき、まともに返せるようになるの?
世の中、そんなに気を砕いてくれる人ばかりいたら苦労はしません。そんなに親切な人ばっかりだったら、ニートはこの世に存在しないでしょう。
海外にいけばもっとシビア。
こんな世の中ですから、理不尽な目にあうこともあるでしょう。
人間ですから落ち込んだりすることもある。
ママがたまには落ち込んだっていいじゃないですか。
人間たまには落ち込んだっていいんだよ、あなたも落ち込む日があったっていいんだよって、身をもってそんな姿をみせてあげるのは、悪いことばかりじゃないでしょう。
ニコニコしたり、たまには元気がなかったり、それでもトータルで笑ってる日が多ければ、それでいいじゃないですか。
あなたのことは大好きだけど、その行為がママ許せないって、怒った顔でいったってイイじゃないですか。ごまかして笑ってたって子供は見抜くでしょう。
怒りの感情はマイナスばかりか・・・。血の通った人間は喜怒哀楽があっていいじゃないですか。
いつも怒っていたら自分がストレスの固まりになるけれど、時には感情的になることがあってしかり。
男性が子育てしてるならまだしも、女ですから、バイオリズムがあります。
今あるそのままのママの姿が、子供にそれほど害になるでしょうか?一生懸命子育てしている母親の姿を子供はちゃんと見ています。
母親が気持ちをごまかして、何かを押さえ続けていれば、子供は必ず気がつきます。子供は母親が子供に対する以上にカンがいいものです。
先日こんな光景が・・・。
母親が迎えにきたときは陽気に振る舞っていても、幼稚園で不安そうな顔をして、まるでさまよい歩いているような表情の子供を参観日にみかけました。。その子の不安そうな表情がわたしは忘れられません。いつもニコニコしているお母さんのそんな姿を見習っているのでしょう。でも自分の不安な気持ち、素直な気持ちをいちばんわかってほしいはずのお母さんに伝えられない、そんな子供をみて、ちょっと悲しくなりました。
子供の湿疹が気になることがたまにはあっても、将来の健康な我が子を思い描いて、私は子育てしていきたい。
ちょっと前実際に症状が悪かったこともありました。
心持ちがそれほど変わっているわけでもないのに、今はよくなってきたのがなによりの証拠。
ママが気にしないだけで治るなんて、*注1 「疑似科学的発言」に根拠はありません。
アトピーはハンディー?ほんとうにそう?
これまでの子育てを通して学んだことは、将来の私の大きな糧、我が子にも体のことをしる大きな糧になる。
食事のこと、健康のこと、ちゃんとわきまえるバランスのよい大人になってくれればそれでイイ。
そんなきっかけを作ってくれた、我が子にありがとう。
子育てがつらくなった時、それは我が子のことばかり考えていたとき。
自分はいったいどこにいってしまったのか??
そんなときは、自分の好きなこと一つだけやってみる。
ママだからって、子供のことをいつも考えて子育てしなきゃいけないわけじゃない。
自分のことも大事します。辛くなったら思い出す、「自分のこと大切にします。」
我が子も大事、だけど自分も大事。
子供が一番? そんなのうそ。自分が大事で子供も大事、家族が大事。これがホント。
アトピーがひどくてツライのは子供?それとも自分?
子育てで一生懸命になってしまって、ちょっとがんばりすぎた 自分に、
「よくやっている、ここまでやったんだからもう十分。ちょっとゆっくり休んで、自分のことしよう。」
子供のもつ力を信じよう。
いったん休憩して、
今私や家族、子供のもっている財産(子供や自分・家族のもっている智恵や能力)に感謝して、
またぼちぼち取り組めばいいじゃないですか。
注1
*疑似科学 wikiにリンクしてます。 疑似科学とは言い切れないが、疑似科学扱いされているものの中にアトピービジネスなんかも入っています。
アトピーについて様々な発言をする方から聞いた情報は、個人の一意見として受け取って、自分でクリティカルシンキング
を身につけて、情報に惑わされない、ブレない自分をもっていたい。
待望の和佐大輔氏の新企画
THIS IS IT!詳細はこちら
和佐さんっとは?→テトラポットに札束を 。