龍泉は以前の記事にも書きましたが、
早期教育的な仕事に２度ほどかかわりました。
１度目の日本での幼児教室についてはこちら
、
２度目は海外の右脳教育の幼稚園です。
その幼稚園では、日本語と英語の授業もありました。
海外の幼稚園では、私は日本語を教えていました。
この幼稚園もやはり、生徒は家庭環境に恵まれた、
裕福な家庭のお子さんが多いように見受けられました。
この右脳教育の創始者の方の本も読んだことがあります。
参考になる部分はもちろんあります。
すばらしい教育もあると思います。
しかし疑問をもつ部分もありました。
個人的には、食育系にもかなり疑問があります。
右脳教育を実践する実際の教室はどうなんでしょうか。
そのすばらしいであろう教育法は、
全国の教室にしっかり行き渡っているのでしょうか。
日本の教室はどのような教育を実際にしているのかは
わかりませんが、子供たちをみると、
やはりかなりのムラがあることがわかりました。
また知り合いの５カ国語を話すお嬢さんの
親御さんから聞いたのは、
この教育法の韓国にある教室に通わせたそうですが、
娘さんにはあまり合わなくて、途中でやめたという話です。
私の場合は、最初にフラッシュカードを渡されて、
毎回２０枚～３０枚ほどやるようにと言われました。
あとは教室にあるプリントをやらせるようにと。
そしてあとは工夫してやってくださいというものでした。
たしかにそのプリントはよくできていたと思います。
生徒の中には、もちろんとても素直で、
授業中もよくわかっていて、
質問にも上手に答えられる子供もいました。
でも一方で、授業中友達にかみついたり、叩いたりして
けんかする子供、席を離れて歩き回り、
友達にちょっかいをだす子供もいました。
年に１度の発表会の際には、
日本語で発表する子が選ばれて、
現地の言葉でどなたかが書いた原稿を、
私が翻訳し、それを子供に暗記させるというものでした。
子供は緊張のあまり、情緒不安定になり、
キレて途中でやめてしまったり、
（フラッシュカードのやりすぎもあるかもしれませんが）
発表美間近には「おなかがいたい。」と言っていました。
立派な教育をされているはずの子供が、
このようになるものでしょうか。
この教育法を受けている子供はキレやすい、
とのうわさも聞いたことがあります。
その教育法が本物なら、スピーチも自分で考え、
みんなの前で落ち着いて発表できたんではないでしょうか。
また授業中はすべて日本語でといわれたのですが、
日本語がよくわからない子供に、
すべて日本語は無理があります。
わからなくて、授業中遊び始めたり、
ふざけたりする子供たちをみて、
これでいいのかと疑問をもちました。
年少クラスはまだよいほうですが、
年長クラスになるとかなりのものです。
子供たちの中には、現地の先生の前では、
いい子にしているのに、日本語の授業になると、
本性を現して騒ぎ始める子、態度の変わる子。
現地の先生ですと、
親御さんに報告されることをわかっていたのでしょう。
もちろん言おうと思えば私も言えますが、
授業を日本語ですべてしていたので、
中国語がわかるとは思っていなかったのかもしれません。
今思えば、この教育って、「人格も育てるんじゃなかったの？」
と言いたくなります。
そんな経験から、私は幼児教室に通わせる前に、
自分でできることはなるべく家庭でしてみようと思ったのです。
自分の子供をよりよく育てたいと思って、
有名な幼児教室に通わせて安心だとは思えませんでした。
そのためにいくつかの教育法について調べ、
それらを娘の教育にも活かしています。
学習的なことでいえば、
今まで仕事で関わった幼児教育でやっていたことの大部分は、
やり方を覚え、道具さえ揃えば、
家庭でやれることがほとんどではないかと思いました。
ただとても根気のいる作業であることは確かです。
自分でやるんですから、うまくいかないこともあります。
でも我が子のことですから、責任があります。
やっていてあわないと思えば自分で変更すればよいのです。
長くて表示ができなくなってしまいましたので、
つづきは次の記事で。
長い文章を最後まで読んでくれてありがとうございます。
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