酷い雨が続き被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。
心配させてしまう内容を書いたまま放置プレイ状態。
申し訳ございません。
自分としてはあの後、それなりに検査結果が出て病に対する方向性も出るかと思っていたのですが……
結果、今も出ていません。
色々とあり検査自体、途中で強制終了となり次回検査は麻酔科医師立ち合いの元、全身麻酔を使い行うと言われたものの、認知症の母を何泊かさせなければならず、結局検査出来ないまま今に至ってます。
詳細は次にでも。(次って何時だよっ)
再検査予約が出来ない事情のひとつに、コロナワクチン接種があります。
札幌では私の母の様な高齢者は接種率も高く順調なのですが、既に予約が開始しているはずの50代から下世代の予約が全く取れません。
ネットも電話も受け付け開始と同時に繋がらず、やっと繋がったと思えば「上限に達しました」と。
私と娘は優先接種の権利があって、それを使っても本当に偶然見つけた行った事も無い病院での予約でした。
私の年齢では今も札幌ではワクチン予約が出来ないワクチン難民が大多数です。
そんな中で数日後からは40代の予約が開始とか。
接種予約が出来たら速やかに母の通う施設へ一回目・二回目接種後数日、母を宿泊させて貰うお願いをしなければなりません。
副反応で高熱が出る中、母の下の世話や飯の支度、最近、見えるようになったと言う幽霊の対応など出来るはずもなく。
再検査よりも、コロナ予防接種後の宿泊を優先したら、再検査で更に宿泊のお願いなんぞ出来るはずもない訳で。
施設も我が家同様、コロナの副反応で高齢者対応が出来ず宿泊希望をされるお宅も多く、コロナを優先したら自分の再検査を引っ込めるしかないのです。
頑張って頑張って娘と予約出来たのが最速で9月20日。
ところが社会第一線で働く亭主の予約が取れない。全く取れない。
本来なら我が家で一番先に接種しなきゃならん人だけど、病院も集団接種会場も全てアウト。
自宅では私はPCや電話を使い、昔のアーチストのチケット予約並みに頑張るが、そもそも繋がりさえしない。
繋がるのは「予約が上限に達しました」の画面になった時。
家庭内に何だか殺伐とした空気が流れ始めてました。
そんなある日。
我が家の家庭菜園のやっと実ったブルーベリーが、100年ぶりの雨の無い猛暑で困ったスズメたちが来て喰い尽くしていきました。
ブルーベリーは昨年、木を増やして今年は驚くくらいに実が付いて喜んでましたが、灼熱の中、飢えと渇きで死ぬスズメが可哀想になり、我が家のブルーベリーは全て鳥たちに開放し、私は我が家で生類憐みの令を発令。
畑に水撒きして、少しでも鳥たちが飲めるようにと水溜まりもそっと作ったりもしました。
そして、近隣に迷惑が掛からぬ程度に米も。
以前、住んでいた地区にスズメ米があることを思い出し、電話をしたら「扱ってますよ」と言われ買って来ました。
お店の方の手書き。愛を感じずにはいられません。
で、自分の菜園の目立たない所に撒きました。
喜んで食べてた。
数羽だったのが、仲間も連れて来るように。
くちばしがまだ黄色い赤子。
いきなり人間が来て仲間は逃げたが、赤子は恐怖で固まり動けない。
で、「スズメ食堂」を開始して二日後のこと。
何と、あり得ないタイミングで亭主のコロナ予防接種の予約が取れた!
それも私より後に動いて全く予約不能だったのに、9月3日。
日曜で医療関係もこの日は動きは無いだろうと誰もが思っていたようで。
私が何かにせっつかれるかの様に某病院サイトを見たら、私でさえ取れなかった9月3日に僅かな枠が。
慌ててクリックして亭主の予約完了!
数分後、改めてそこのサイトを見たらもう上限に達したと受付画面はありませんでした。
たまたま運良く、それも私がしつこいくらいにアクセスした結果のはずなんだが、亭主は「スズメが恩返しでワクチン接種を!」と言い出した。
「スズメの恩返しなら明け方、アンタの枕元にミミズやら虫が置いてあるんじゃね?」と言っても、亭主は妻ではなく昨日今日飯をおごったスズメに深く恩義を感じている。(注・あくまでこれは個人の感想であり、全ての方に当てはまる訳ではございません)
「スズメが大きなつづらと小さなつづらを持ってきたら、小さい方を選ばないとなぁ」と亭主。
「今はカタログギフトじゃね?アナタのくれたお米はこのランクなので、こちらのコースから選んでくださいねって下のコースとかw」私が突っ込む。
翌日、仕事を終え帰宅した亭主が嬉しそうに言った。
「今日、自動販売機で缶コーヒー買ったら、当たりが出てもう一本貰えたよ。これもスズメの恩返しだね。」
もう、夫を気遣い頑張った妻の存在はスズメの羽ばたきで、何処かに飛ばされ消えたらしい。
会社では今も同年代の方々が予約できず困っているそうで、亭主は真剣に「スズメにお米を…」とアドバイスしようとしていたので、それは全力で止めた。