コメントとメールでの励まし。ありがとうございました。

昨夜、やっと通電しました。

まだバタバタとしているので、「まずは」このブログ記事にてお返事とさせてください。

申し訳ないです、ほんと。ひとつひとつ、頂いた言葉を何度も読み返しながら、買い出しに行ったり、娘の病院の付き添いなどのエネルギーにしていました。言葉=言霊って実感。

 

実はこの地震の前に(一か月程前になるけれど)、警察が介入するレベルの出来事があって、ブログ更新どころではありませんでした。問題は未解決のまま、家族の心が荒みながら時が漠然と過ぎていました。心身共に行き詰った苦しさの中、地震に遭遇しました。ぎこちなかった家族は、暗闇の中で結束していきました。加速をつけながら……

地震が落ち着いた頃、またその問題と家族で向き合わなければならないけれど、今は無事だったこと、電気が来たことを素直に喜びたいです。

 

メッセージは昨夜遅くに拝読させていただきました。尻で余震を感じながらも、勇気をたくさんいただきました。皆さん、数日前の台風で大変だったはずで、その方たちに「台風の被害はありませんでしたか?」とメッセージを送ろうとしていた矢先、それどころではなくなりました。

義務感とかではなく、お一人お一人にお返事したいので、時間はかかると思いますが、忘れた頃に返事が来たら「しょーがねぇなぁ」と笑ってください。笑い泣き

 

 

 

道路を挟んで、我が家のすぐ目の前の住宅街やマンションには被災の昼には電気が回復していて、テレビの音など聴こえて来たけれど、我が家の古いマンションの一体はそれよりさらに一日遅れての電気復旧でした。

誰だからいいとは言えないけれど、私の住むマンションは高齢者が多くて通電が遅れれば遅れる程、蝋燭を使う住人が出て来るのではと、ハラハラしていました。

 

去年の今頃、ポケモンにハマっていてかなりの容量のモバイルバッテリーを家族併せて5つ所持していて、それを寝る際に必ず充電しながら寝る習慣が、大いに役立ちました。このモバイルバッテリーが通電まで頑張ってくれました。(でも、通信状態が悪くて、思うようにネットから情報を得ることができなかったなぁ)

 

辺りが暗くなると気分が滅入りました。だって、本当に真っ暗で何も見えない訳で、様々な場面で買った光源を探してかき集めた物を手にしてトイレに行ったり、玄関先に取り付けたりと。最大で震度4クラスの余震もまだ続いてるし、家の人数と限られた光源の配置には、頭を痛めました。

 

我が家は水道とガスが生きていたので、助かりました。日頃、亭主から「ここは相撲部屋か!?」と言われる程、米だけは買いだめていたので(それも無洗米)、飯は食べ放題。通販で格安でペットボトルのお茶を60本買いだめもしてあって、取りあえず飲食に困ることはありませんでした。

 

驚いたのが被災当日はペットボトル類のゴミの日だったのですが、停電で信号も満足に作動してない訳だし、今日は収集に来ないだろうとゴミを出さずにいたら、しっかりとゴミ収集をしてくれたこと。「え、こんな状況でも来る訳??ポーン」日本人すげーと思いました。

流石に翌日の燃えるゴミは、ガソリンの調達が難しいとの理由で来なかったけれど、今日土曜に振替で収集しに来てくれました。通電したけど、冷蔵庫や冷凍庫の食材はかなり廃棄しなければならなかったので、この燃えるゴミ収集は本当に助かりました。

でも、問題は次から次へと舞い降りる。

ゴミ収集の際に使う有料のゴミ袋だけ、我が家は買い置きがなかったのです。今日、娘が体調を崩して病院へ行き、その帰りにコンビニやスーパー何軒も回ったけれど、ゴミ袋は売り切れ状態。ゴミが出せない……ゲッソリせめて、こんな時は特例で透明な袋でも可にして欲しいと思った。

 

あさイチで娘に付き添って病院に行き、いったん娘を自宅に戻してから、私はチャリで買い出しの旅に出ました。

 

大きなスーパーは開店前から数百人もの行列が。一度に10人前後入店制限もしていて、最後尾の人に聞いたら「2時間待ってますよ」と言われて……私がここで2時間待っても、ゴミ袋を確保できる保証もないし、この時点で大きな店には見切りをつけました。で、ポケモンで走り回った体験がここでいかされることとなりました。住宅街や目立たない場所のコンビニを回ると2件目でゴミ袋をゲット!!(北海道民の味方、セイコーマートデレデレ)ここでは、生きのいいバナナも買えました。

更にチャリを走らせながら私はJRの駅に向かってました。駅は電気の復旧が早くて、その駅の中にあるパン屋さんなら、品物があるかもと思って行くと、規模を縮小しながらも、焼き立てパンを振舞ってた。ここで家族分焼きたてパンを手にして、家に向かいました。

 

で、玄関先でマンションの最高齢のじいさんと出くわした。訊けば、ばあさんがどうしてもパンが食べたいと騒いで治まらないので、買いに回ったが買えなかったと。(このじいさんは元警察署長さんだが、奥さんには弱い。絶対に逆らえない)何だかじいさんの後ろ姿があまりにも可哀そうに思えて、思わず買ったばかりのパンをじいさんに手渡してしまいました。

「いいの?せっかく買って来たんでしょう?」

との言葉に「ウチはご飯もあるし、大丈夫!」と。帰宅して、事情を話すと亭主も娘も毒母までも「いいことしたじゃん」と言ってくれました。その後、ばあさんが「先程はありがとうございました」と、そうめんを持って来てくれました。

 

 

【現時点での物質的被害】

★ブルーレイレコーダー

★ひかりテレビチューナー付きハードディスク

共に、通電と同時に逝きました。

呪いのビデオシリーズ1話から75話まで消えました。

★ポンデリングのどんぶり